赤目無冠のぶろぐ

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帰ってきたニートの一日の作者。詳しくははじめにへ。

競艇でド本命の1-4を買っている人は負け組説

最近、競艇の過去のデータを調べていて、面白いことが分かった。
それは1号艇と4号艇(1-4)が1番人気の場合、その回収率が異常に悪いということである。
みんなが思っているほど1-4と綺麗に決まっていない。要するに1-4の本命は売れ過ぎている。

しかし、これはよく考えてみれば当然のことかもしれない。
というのも、競艇は「インが逃げるかカドが捲る(差す)か」という競技だからだ。
イン(1)とカド(4)は展開上、どちらかといえばケンカするコースであり、仲良く勝つのは難しい。

イン(1)が安心して逃げられる条件は、1自身が強く、2,3が壁になり、カド(4)が遅れることで、
逆にカド(4)が勝つ条件は、4自身が強く、壁の2,3がへこんで、イン(1)が沈むことである。

ということは、イン(1)とカド(4)はいわばトレード・オフの関係にあり、
1が勝つと4が沈み、4が勝つと1が沈むような関係になっている。
だとすると、1-4と綺麗に決まるのは、あることはあるが、意外と難しい。

実際、私は1-4の本命が飛ぶレースを何回も見てきた。

特に印象的だったのは、昔の芦屋の朝のレースである。
その時は1と4が勝率が高いA1選手で、他がB1選手という1-4になりそうな典型的レースだった。
スタート展示も問題なく、展示タイムも1と4がよく、今節成績も1と4がよかった。
これだけ聞くと1-4から買えば間違いがないレースだと多くの人が思うだろう。

しかし本番は酷いものだった。
無理に捲ろうとした4が1とケンカして互いに転覆してしまったのである(苦笑)。
結局、それによって4の後ろの5が生き残り、523となった。配当は万舟どころではなく10万舟だった。

そのレースを見て以来、「1と4の本命は意外に危ないのでは?」と疑うようになった。
他のレースを見ても展開上、1と4は競り合うことが多かった。
片方は当たるのに、もう片方は外れる。そんなことが何度もあった。
下手をするとわざと片方を外してヒモ穴を狙った方がマシなことさえあった。
こうして「1-4の本命は損なので買わない」という漠然としたセオリーが自分の中で構築されていった。

そして後に過去のデータを分析できるツールがネット上にたくさんあることを知り、それらを使って本格的に調べるようになった。
結果、漠然としたセオリーは確信に変わった。やはり1-4の本命は全体的に回収率が悪い。

データを見る限り、1が逃げる時にくっついて来やすいのはむしろ2と3である。
逆に4が勝つ時は5がくっついて来る傾向がある。
スロー3艇、ダッシュ3艇が多いのだから、考えてみれば当然の傾向かもしれない。
従って、1と4が売れすぎているレースはそれ以外を買った方が回収率がよい。
具体的には2連単の1-2, 1-3がかなりよい。条件によってはそれだけでプラスになることもある。

本当はこんなことを暴露してしまうとオッズが動いてしまうから個人的には困るのだが、
大負けして困っている人もいるようなので、特別に公開することにした。
それにここは個人ブログなので、見ている人は少ないだろう。

競艇はまだまだ勝てるパターンがある。言わないだけで勝っている人も少しはいると思う。
本件のように、オッズにスキができる時があるので、あきらめないで欲しい。