TVアニメ『true tears』の公式ガイドブック『true tears memories』とドラマCDのまとめ
まず、TVアニメ『true tears』の公式ガイドブック『true tears memories』
(学習研究社、2008年9月、112ページ)の内容を簡単にまとめる。
・イラスト
・ストーリーガイド
・美術設定
・眞一郎の絵本…『雷轟丸とじべたの物語』と「君の涙を僕は拭いたいと思う」というセリフがある絵本
・キャラクターガイド
・特典DVD…①こちらチューリップ放送局~番外編~(声優の高垣・名塚・井口)、②PC用壁紙CG
・寄稿(アニメ評論家の氷川竜介)
・インタビュー
監督・西村純二
・P.A.WORKSの人に招かれたことがきっかけで、富山県の城端(じょうはな)を舞台にした。
・ベタな話にした。
・1話の眞一郎がティッシュボックスで鶏を作るシーンは、当初は彼がオナニーをするシーンだった。
プロデューサー(P.A.WORKS 社長)・堀川憲司
脚本/シリーズ構成・岡田麿里
・「俺たちの好きなことができる」と西村監督に言われて参加した。
原作の題名が『true tears』だったので、「真実の涙」をテーマにした。
・眞一郎と比呂美は「恋愛」という名前が付けられる関係だが、
眞一郎と乃絵は恋愛以外で心惹かれ合う特別な関係。
西村監督いわく「乃絵と眞一郎は哲学的な関係なのである」(笑)。
キャラクター原案・上田夢人
キャラクターデザイン・関口可奈味
・1話の朝食の時に、比呂美の制服が一瞬透けて見えるシーンがあるが、これは西村監督の意図
美術監督・竹田悠介、背景・篠原理子
・設定資料集
99ページに身長設定がある(キャラクターガイドにもある)。
具体的には、乃絵156cm、比呂美164cm、愛子150cm、眞一郎171cm、三代吉176cm、
眞一郎の父177cm、眞一郎の母166cm、酒蔵の少年160cm、朋与167cm、純180cm。
・登場人物相関図
・『true tears』の語り口(アニメ評論家の藤津亮太)
・制作スタッフの覚書や書簡など
※制作途中(2007年)に書かれたものなので、本編とは内容が異なっている。具体的には以下の点で本編と異なる。
・愛子が三代吉への『贖罪』として、彼に体を許してしまう
・眞一郎は最終的に乃絵とくっつく。その際、乃絵が『真実の涙』を流す。
・乃絵の父親は、乃絵のせいで起こってしまった事故で他界した
・純は、事故の際に「乃絵のせいだぞ」と乃絵を責めてしまったせいで、シスコンになった
・眞一郎の父(宗弘)・比呂美の父(篤)・母(涼子)は幼馴染で三角関係だった。
眞一郎の父(宗弘)は、結局、眞一郎の母(しをり)と見合い結婚するが、結婚後も比呂美家との付き合いを続けた。
その為、眞一郎の母(しをり)は比呂美の母(涼子)に対して劣等感を抱くようになった。
・CD&DVD情報
・アブラムシの唄
・キャスト&スタッフ
[総評]…充実した内容。ファンなら買い。
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続いて、TVアニメ『true tears』ドラマCDをまとめる。
01:比呂美の場合…女はみんな繋がっているという話
02:雪解けの時…三代吉と愛子の関係
03:いつか飛ぶ空…乃絵に友達ができるまで
[総評]…ほぼ予想通りの展開なので、お金が足りないファンは、買わない方がよい。