赤目無冠のぶろぐ

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帰ってきたニートの一日の作者。詳しくははじめにへ。

競馬で本命印(◎)の多い馬が売れ過ぎる仕組み

なぜ競馬では本命印(◎)が売れ過ぎるのか?
その仕組みについて例を挙げながら説明する。

例:

有名な予想屋Aが内枠がよいと考え、1番の馬を本命にした。
そして有名な予想屋Bも内枠がよいと考え、1番を本命にした。
さらに有名な予想屋Cも内枠がよいと考え、1番を本命にした。

この場合、新聞などには1番の馬に本命印(◎)が3つも打たれることになる。

すると大衆は「有名な予想屋3人が同じ1番の馬を本命にしているのだから、
1番はかなり高い確率で勝てるはずだ」と判断する。

しかし、よくよく考えてみると、この3人は同じ理由で1番の馬を本命にしているだけである。
別に3人が同じ馬を本命にしたからといって、その馬が好走する確率が3倍になるわけではない。
勝てる理由がいくつもあるのなら、好走率が高まると考えられるが、
偶然、同じ理由で同じ馬を選んでいるだけなので、確率はまったく変わっていない。

にもかかわらず、上記のように本命印(◎)を過信してしまう客がいるので、
オッズは好走する確率以上に下がってしまう。

このような形で本命印(◎)が売れ過ぎてしまう。


対策:

では、どうすればよいのか。
当たり前ではあるが、印を鵜呑みにしないこと(実は自分で考えた方が回収率は上がる)。

また、仮に印に従うにしても、なぜその予想屋は◎という結論に至ったのか、
その過程や理由をよく考えることが大切である。
別に◎の数が多いからといってその馬の勝つ確率が2倍や3倍になるわけではない。
むしろ上の例で示したようなことが多いため、
過剰人気になる割に確率が上がらないことが多い。

最近、気づいたのだが、
実は人気が割れていて、予想屋の◎が1個しかない高配当の馬の方が回収率を上げやすい。
何故なら競馬は展開しだいで何でもありだから。
ゆえに、1つでも勝てる理由がある馬は、うまくいった時に突然、激走するのである。
それでいてオッズが高いのだから期待値は自然に高くなる。

klanというサイトで単勝の回収率が100%を超えている者は、
みんなそういった高配当を最低でも1回は当てている。
つまり人と同じような買い方を真似するよりも、むしろ自分しか考えないような買い方を徹底した方がよいわけだ。


まとめ:

信念(理由)が1つでもあるなら、高いオッズの馬がお得。
回収率の高い人たちは必ずそういう所で稼いでいる。

逆に信念(理由)がいくつ集まろうが、オッズが低いなら損(高いなら有力だが)。
いくらよい条件を重ねても、ある程度までいくと確率は変わらないという当たり前の事実に、気づくべきである。