赤目無冠のぶろぐ

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帰ってきたニートの一日の作者。詳しくははじめにへ。

なぜオカルト予想なのに素人が競馬で勝ち続けられるのか?

なぜオカルト予想なのに素人が競馬で勝ち続けられるのか?

今日はそれについて説明しておきたいと思います。

たとえば、前走着順というものがあります。
これは条件にもよるのですが、あてにならないことが多い予想ファクターです。
前走10着でも今回は1位かもしれないし、逆に前走1着でも今回は惨敗するかもしれない。
その意味で、たった1回の前走着順のみで色々話すのはオカルトに近い予想と言えます。
(少なくとも、着順だけではなく、その内容を吟味すべきでしょう)

ですが、考え方によってはこれだけで立派な予想ファクターにすることもできます。
というのも、多くの競馬ファンは前走着順がよいだけで強いと判断してしまう傾向があるからです。
逆に前走着順が悪いだけで弱いと判断してしまう傾向もある。
そうなると、たとえ勝率が一定だとしても、前走着順が悪い馬の方が得なのです。

たとえば、前走1位の馬の勝率が10%、前走10位の馬の勝率が10%だとします。
この場合、前走着順が変わっても勝率はまったく変わりません。
統計学で「有意な差がない」と一蹴されてしまうような状態ですよね。
つまり確率だけをみると、前走着順による判断は意味がなく、オカルト予想になってしまいます。

しかし実際のオッズがそれぞれ5倍、15倍だったとするとどうでしょうか。
前者は10回に1回、5倍が来るだけなので勝てません。過剰人気です。
しかし後者は10回に1回、15倍が来るから勝てることになります。過小評価されている穴馬です。

お気づきでしょうか。
つまり、馬の能力を血眼になって吟味することが競馬予想のすべてではないのです。
むしろ、オッズを構成しているファンの考え方を吟味することが大事なのです。

どれだけ高い精度で予想することができても、それ以上にオッズが下がっていたら勝てません。
逆に予想能力が低くても、オッズが十分に高ければ、素人でも勝てる可能性があるのです。

この構造に気づき、期待値でものを考えられることが、あらゆるギャンブルのすべてです。
別にそれほど上手くなくてもいいのです。無知でいいのです。

はっきり言って、馬の名前なんか知らなくてもよい。
大事なことは期待値で立ち回るという基本ができていること。
実はそれだけなのです。

馬券裁判で有名になった卍(まんじ)さんもそれに近い考え方ができています。
元東大生の馬券マネジメントの「馬券で勝ちたければ馬を見ずに人を見よ」という言葉もそれを示しています。

たまにnetkeibaなどで大負けして騎手の悪口ばかり書き込んでいる人を見かけるのですが、
そういう人はここで語った基本ができていません。
私よりもはるかに馬や騎手について詳しく、十分な知識があるのに勝てない。
それは馬だけを見ていてオッズを作っている人を見ていないからです。
実は大多数は買い方が悪いだけなのです。