七並べの極意、それは相手のカードを止めることである。究極的には牽制ゲームなのだ。
みんなも騙されたと思って以下に従ってみよう。それなりに勝てるようになるはずだ。
ルールの確認
・1と13は繋がらないものとする
・ジョーカーはなし
・パスは3回までで、4回でゲームオーバー
・当然ながら、相手のカードを止めるために、あえて出せるカードを出さないでパスすることを認める
・4人プレイを仮定
①相手に出してもらわない限り出せないカードがあり、かつその手前のカードを自分が持っている場合は、それを優先して出しておく
例:8,10とあったら、8は優先して出しておく。
9を誰かに出してもらわない限り、自分の10を出すことができないため。
※但し、8,13などは中終盤まで出さない方がよいという説もある。
個人的には13のような端のカードは終盤ネックになるため、むしろ優先して出した方がいいと思うのだが、
9~12を持っている他者を一時的に楽にしてしまうデメリットもあり、この4枚が結構大きいらしい。
従って、他種カードで8,9などがある場合はあえてその8を先に出して相手の対応をみて、
それから態度を決めるという高等(?)戦術も考えられる。
特に既にギブアップしそうな人がいて、その人をギブアップさせることで期待順位が上がりそうな場合は明らかに有力。
このあたりの是非が何処(具体的に何枚)で分かれるかは微妙なところで、今後の研究課題。
②連続するカードを優先して出す
例:8,9,10とあったら8,9までは出してOK。
その先のカードを自分が持っているわけだから、相手はパスするか他のカードを出すしかない。
③①、②は原則として①を優先する
例:スペード8,10、クラブ8,9とあったら、
スペード8を出し、スペード9を誰かが出すことに期待。
一見、クラブ8だが、これは後からでもできるので劣る。
※但し、既にパス3回で見るからにギブアップしそうなプレイヤーがいて、
かつその人をギブアップさせることで期待順位が向上しそうな時は、あえてクラブ8を出すケースもある。
ギブアップしそうな人が偶然スペード9を持っている可能性もあるので、
その時はきっちりと止めて1枚も出させないようにする。
そのたった1枚で逆転してしまうことも稀にあるので、辛く挑むこと。
より厳密には、周りのパス回数や自分のパス回数と相談して決めていくことになる。
④相手が一方的に有利になりそうな孤立したカードは出さず、パス3回まで焦らす
例:8を持っているが9~13はない
この8はギリギリ(パス3回)まで温存。
そうすることで9~13を持っている人を止められるため。
※但し、2や12は多人数(4人以上)なら出してもよいかもしれない。
1や13を持っている人を有利にしてしまうが、それ以外の人は必ず他の何かを出すかパスすることになるので、1枚程度なら妥協する。
終盤でパス1回の差が響くこともあるので、プレイ人数が多くなればなる程、安易に出した方がかえって良かったりする。
パスと絞りのどちらが勝るかはパス回数や絞る枚数などによって変わると考えられる。研究課題ですな。
⑤④の発想でパス3回になってしまい、どうしても妥協するしかない場合は、相手があまり出せない狭い方を優先して出す
例:スペード12、クラブ11を持っていて、既にパス3回の場合、スペード12から出す。
これならスペード13を1人に出されるだけで済み、その1人以外は何かを出すかパスするしかない。
クラブ11だと、最悪の場合、12,13と2人に出される可能性もある。
できる限り、相手の手を止めることが大切である。
⑥もし相手が①~⑤に従っているとすると、相手は出したカードの先を持っている可能性が高い
例:スペードの8を出した人は、スペードの9~13を持っている可能性が高い。
④より他者が一方的に有利になるような孤立カードを出すとは考えにくいから。
①のように8,10と持っていたり②のように8,9と持っていたりするだろう。
とすると、もしそのケースで自分がスペードの9とハートの9を持っていて、
パス3回でどちらかを出すしかなく、かつその人を止めた方がよさそうな場合は、ハート9から出しておく。
実は序盤で誰がどこのカードを出したかはできれば全て覚えておくべきで、これによって様々な駆け引きが生じる。
自分の都合だけで勝てるゲームではないので、相手が何故そのカードを出したのか、その意図を読み抜くよう心掛ける。
※これはかなり高度な読みだが、熟練者は普通に読んでいると考えられる。
「難し過ぎる」という人はとりあえず①~⑤だけ考えよう。
筆者も⑥はたまにサボってます。疲れるのよ。
以上を踏襲すればそれなりに勝てるようになると考えられる。
後は麻雀と同じで配牌次第。