赤目無冠のぶろぐ

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帰ってきたニートの一日の作者。詳しくははじめにへ。

競馬の複勝は最も負け易い馬券←これが結論でした(笑)

競馬の複勝は最も負け易い馬券だと思う。
最も的中率が高い馬券だが、その分だけオッズも下がっていることが多い。
だから一見すると簡単だが、実は一番勝てない。
馬券で1億円以上も儲けて裁判になっている卍さんもほぼ同じような考え方をしていた覚えがある。

もちろん、厳選に厳選を重ねれば複勝でも勝てるかもしれない。
でも、そんな苦労をわざわざするぐらいなら、
最初からオッズが高いものだけを少しだけ買って、長期的にプラスにすることを考えた方がよい。
1.2倍の複勝を10枚当てるのと、12倍の単勝を1枚当てるのは、長期的には同じ金額だ。
無論、後者の方が連続不的中のリスクが高まるが、その分だけオッズが得になっていることが多い。
おそらく確実に当てたいという心理が働く分だけ、安くて当て易い複勝は過剰に売れてしまうのだろう。
大多数は儲けが収束するまで待てないから、簡単な馬券に逃げてしまう。
↑この言葉の意味が分かったうえで逆張りすることを覚えれば、一気に勝ち組に近付く。

たとえば、2011年の安田記念リアルインパクト
単勝は2930円。しかし複勝は710円。
通常、単勝は平均すると複勝の3倍難しい馬券である。
(あくまでだいたいの話ね。厳密には馬の強さの関係で誤差は生じるから。)
ということは、複勝710円なら、単勝は(順位の分布が平均的なら)710×3=2130円程度になっていると考えられる。
しかし実際は2930円で実に4倍以上もの配当がついている。
だからこの場合、長期的には単勝のみを買った方がよい可能性が高い。

要するに、上記のリアルインパクトの場合、多くのファンは以下のように考える。
「げ、30倍もするのはさすがに狙い過ぎで難しいな…だったら複勝にしておこう」
この心理戦があるので、みんな難しい馬ほど簡単な馬券に逃げる。
結果として難しい馬の複勝は下がり過ぎる。大衆は難しい馬の場合、簡単な馬券に逃げてしまう。

どうしても複勝でいきたい人はむしろ強い馬の複勝馬券を買った方がよい。
何故なら強い馬の場合、
「げ、複勝1.1倍しかついてないじゃん。こんなクソ配当にぶち込んでお金を溶かして茫然とするぐらいなら、
 単勝馬単にいった方がいいよな」
と考える人が多いから。
結果として、単勝馬単3連単が下がり過ぎる。
一方、複勝は1.2倍になったりして、終わってみれば「あれ、意外と複勝でもついてんじゃん」ということになる。
つまり、大衆は強くて簡単な馬の場合、難しい馬券に逃げる。

この群集心理を知っているかどうかだと思う。
卍さんも同じようなデータを提示しているから、あとは各自で研究しよう。