赤目無冠のぶろぐ

アニメ要約・批評、仮想通貨(ビットコイン、モナコイン)、将棋・麻雀、音楽(作曲、DTM、ベース)、思想など

帰ってきたニートの一日の作者。詳しくははじめにへ。

『IS 〈インフィニット・ストラトス〉』第11巻のまとめ

弓弦イズルによる『IS 〈インフィニット・ストラトス〉』第11巻
オーバーラップ文庫、2017年5月25日初版発行)のまとめ(要約・感想・レビュー・考察)

※かなり省略した。正確に把握したい場合は買った方がよい。

※今までの内容はhttp://akamemukan.hatenablog.com/archive/category/ISを参照

※「亡国機業」は「ファントム・タスク」と読む


※最初のカラーページにおける漢字の読み:「刳り貫く」→くりぬく


プロローグ「少女の覚醒(めざめ)と聖剣の煌(きらめき)」

・少女、エクスカリバー(なにもない空間(ばしょ)、デイジー、剣)

・亡国機業の制御下にあった高度エネルギー収束砲『エクスカリバー』が暴走し、軌道を離れはじめる。
 それをレインとサファイア(10巻参照)が確かめようとして、消息を絶つ。


第零話「師走も早くに訪れて(カミングスーン・クリスマス)」

・明日で12月。生徒会室で一夏・本音・楯無・簪がクリスマスの前祝いをする。

・12月、日曜日。4人で買出しへ。服~ハンバーガー~ヒーローショー『アイアンガイ』。


第一話「円卓の騎士(ナイト・オブ・ラウンズ)」

・12月4日。一夏が同居中の猫のシャイニィ(10巻参照)を追いかけ、入浴中のセシリアに鉢合わせしてしまう。
 その後、皆に非難されるが、セシリアに横浜のテーマパーク「De(ディー)ランド」に誘われる。
 (セシリアの誕生日は12月24日 / 29頁の「三年生の楯無」は「二年生」の誤り)

・週末。デート中の一夏とセシリアをいつものメンツが尾行し、妨害する。
 流れはドボン太くん~ドッグパーク~フランスパンの昼食~お化け屋敷~観覧車。
 (ホラー系が苦手な楯無、財布を持ち歩かない鈴)

・謎のレーザー攻撃。
 ブルー・ティアーズ三号機『ダイヴ・トゥ・ブルー』を纏うチェルシー(セシリアのメイド。4巻参照。)。


第二話「虹を越えて(オーバー・ザ・レインボウ)」

・後日。いつものメンツ・千冬・山田先生が飛行機でイギリスへ。
  かつて楯無にロシア代表の座を奪われたログナー・カリーニチェが彼らを襲い、楯無と痴話喧嘩する。
  (専用ISは『ロシアの深い霧』零号機(プロトタイプ))
 一夏たちはその間にドイツへ(千冬を抱える一夏)。

・千冬の判断で二手に分かれることに(楯無は独自のルート)。
 ドイツルートは山田先生・箒・セシリア・鈴、フランスルートは千冬・一夏・シャルロット・ラウラ・簪。

・模擬戦。黒ウサギ隊のクラリッサvs山田先生。結果は引き分け。
 (クラリッサの専用ISは『黒い枝(シュヴァルツェア・ツヴァイク)』)
 山田先生のISがボロボロになってしまったため、代わりに黒ウサギ隊の『EOS(イオス)』四天王が護衛する。
 (部下4人の名はネーナ・ファルケ・マチルダ・イヨ / 『EOS(イオス)』は8巻1話参照)


・二手に分かれてイギリスを目指す。列車でフランスルートへ(マルセイユ・サン・シャルル駅)。
 シャルロットが会いたくもない父との再会を想像し、憂鬱になる。一夏がそんな彼女を支える。
 夜、誰と相部屋になるかでもめる。結局、一夏とシャルロットが一緒に(三段ベッドの上か下か)。

・フランスのパリで一夏たちがデュノア社の社長(シャルロットの父)、アルベール・デュノアに会う。
 アルベールがシャルロットに第三世代ISへの乗り換えを命じるが、拒まれたため、模擬戦を行う。

・シャルロットの『リヴァイヴ』 vs ショコラデ・ショコラータの第三世代機『コスモス』。
  途中でオータムが『コスモス』を乗っ取っていることが明らかに。
  さらにクロエ・クロニクル(8巻参照)によるハッキングも明らかに。これには簪が対抗。
  (因みにコスモスはアルベールがシャルロットの母に贈った思い出の花)

・アルベールはデュノア・グループ内でのシャルロットの暗殺を防ぐために、彼女を安全なIS学園に預け、
 あえて冷たい態度をとっていた(つまりツンデレ・パパに過ぎなかった)。
 それを知った一夏が怒り、アルベールを殴る。アルベールが一夏を殴り返す。

・『コスモス』と『リヴァイヴ』が共鳴現象(レゾナンス・エフェクト)により融合し、
 世界初のデュアル・コア搭載機『輪廻の花冠(リィン=カーネイション)』になる。
 すなわち、苦悩していたシャルロットが両親の愛情を受け止め、オータムに勝つ。

・クロエがラウラと対峙し、ラウラを完成品の『月の落とし子(ローレライ)』と評し、
  自身をラウラになれなかったもう一人のラウラと評す(8巻4話参照)。
  さらに一夏を完全なるイレギュラーと見なし、主(束)のため、この世から消えてもらうことを望む。
 その後、一夏とラウラがワールド・パージに気づき、退く。

・正妻のロゼンダ・デュノアがアルベールの手当てをしながら子供を産めない自身の体や愛人(2巻3話参照)
 について話し、シャルロットをちゃんと愛するよう促す。
 シャルロットが一夏の手当てをする(千冬はオータムの尋問中)。

・執事のジェイムズが皆を見送る(一夏にシャルロットを悲しませないよう忠告する)


第三話「金色を纏いし栄光の剣(エクスカリバー)」

・イギリスへ。ドイツルートと合流(新聞に載るシャルロット)。
 国際指名手配中で、今や亡国機業の一員である束も登場。
 千冬が亡国機業と共同で作戦にあたることを明かし、作戦名を聖剣奪壊(ソード・ブレイカー)とする。

・ISの整備。篝火(かがりび)ヒカルノ(倉持技研の所長。8巻参照。)も登場。
 束が一夏とセシリアにイギリス観光を勧める。それを箒と鈴が咎めようとするが、千冬に止められる。
 (親しい人間以外の者を認識しない束が珍しく、セシリアに話しかける)

・一夏とセシリアが亡国機業のトレードマークである黒のマントコートを着ているチェルシーを追う
 (ロンドン / 簪のアニメの「運命は浮気者」→ガルパン? / トレンチコート)

・ヒカルノが特殊外装パッケージ『O.V.E.R.S.(オーヴァース)』について説明する。
  いわく、『Output. Variable. Energy. Reverse. System.(可変型出力増大昇華装置)』のこと。
 それを束がまるで『紅椿(あかつばき)』のコピー品のようだと評し、
  ヒカルノの「量産型紅椿製造計画」を見破る(量産計画は8巻3話115頁を参照)。
 千冬いわく、中心は箒・鈴・ラウラ、一夏・セシリアは別の役割あり、バックアップは山田先生と簪、
  地上班は楯無と新ISで未だ不安定なシャルロット、目標は宇宙(そら)。

・セシリアとチェルシーの剣による決闘(主従対決)。
 途中でセシリアが戦いやすいよう、ハイヒールとドレスを脱ぎ捨て、下着姿に。結果は引き分け。

チェルシー・ブランケットいわく、『エクスカリバー』は建前ではイギリスとアメリカが極秘に開発していた衛星だが、
 本当は生体融合型のISで、戸籍から抹消された自身の妹であるエクシア・カリバーンが搭載されている。
 『エクスカリバー』を共同作戦で破壊するのは、暴走し、イギリスの宮殿を狙っているから。
 自分はブルー・ティアーズ三号機を奪い、亡国機業へと落ちた裏切り者だが、妹も祖国もあきらめられない。

・セシリア、ブルー・ティアーズ三号機『ダイヴ・トゥ・ブルー』を纏うチェルシー
 今や『黒騎士』となったブルー・ティアーズ二号機(5巻4話211頁参照)『サイレント・ゼフィルス』を纏うマドカが
 地上から超長距離狙撃を行うために、BT粒子加速器(絶対対空砲)『アフタヌーン・ブルー』を準備する

・一夏・箒・鈴・ラウラが囮になるために『O.V.E.R.S.(オーヴァース)』で宇宙へ。
 箒の『O.V.E.R.S.』がはじける。一夏が『エクスカリバー』の熱線を受け止め、死ぬ(?)。


第四話「その蒼穹を撃ち抜いて(ブルー・ティアーズ)」

・千冬が束に詰め寄る。束が「生贄が必要」と言い、千冬がIS『暮桜』で推参することを望み、消える。

・セシリアが誕生日(12月24日)の一夏との約束を思い出し、落ち込む。他の者も落ち込む。
 しかし『エクスカリバー』が動き出したため、皆で気丈に戦う。

・一夏が真っ白な空間で誰かに「目覚めて」と言われ、
 『白式』の第三形態『ホワイト・テイル』を纏い、復活する(『蕾(つぼみ)』、GX00)

・おかげでセシリアが安堵し、『アフタヌーン・ブルー』で『エクスカリバー』を撃ち抜く

・一夏が『エクスカリバー』内に突入し、フォルテとダリル(レイン)(プロローグ参照)を助ける。
 そしてISプログラムを初期化(フォーマット)する真のワンオフ・アビリティ『夕凪燈夜』で
 病巣プログラムを破壊し、エクシア・カリバーンを助ける。

・共同作戦が終わったため、マドカがチェルシーとセシリアのISを強奪しようとする。
 それを駆けつけた楯無が止める。結局、マドカはスコールの命令で退く。
 (55頁は『ダイ“ヴ”・トゥ・ブルー』だが、ここでは『ダイ“ブ”』。統一感がない。)

・12月24日(クリスマス・イブ)。セシリアの誕生日。16歳に。
 ドレス選び~一夏による一本のロウソクが刺さったショートケーキ~抱擁~それを見てショックを受ける箒。


エピローグ「しろいしっぽの、おとぎばなし(テイルズ・オブ・ホワイトテイル)」

・束がオペラグラスで箒を眺め、「(一夏を)しっかり殺したはずなんだけどなぁ」と言う(傍にクロエ)。
 『エクスカリバー』の暴走、亡国機業との共同作戦、紅椿の覚醒(!?)――すべては束の思惑通り。

チェルシーがセシリアに妹のエクシア・ブランケットを紹介し、セシリアの両親の真相(1巻2話参照)を明かす。
  いわく、セシリアの両親は将来のセシリアの力とするために、心臓病のエクシアを助け、
  極秘裏に入手したISコアを用いて、国際法で禁止されている生体融合措置をした。
  しかし亡国機業からのISコアの利用は国を裏切る行為でもあったため、命を落としてしまった。

・一夏が千冬になぜ生きているか問われ、真っ白なISを纏う者に助けられたことを明かす


あとがき「取材旅行にいかないと」

・取材旅行なし。『世界の車窓から』で架空旅行はした。 / Wikiを読むのが趣味 / 遅筆になった / 
 WikiのISは間違いだらけ→いずれ設定資料集を書く→やっぱやめとこう /
 今回はなんと両親が原稿をチェックした

・様々な自分語り(ちゃんとWikiに書いておいてよね!)
 →本当に更新された。https://ja.wikipedia.org/wiki/弓弦イズルを参照。

・次回12巻は「セブンス・プリンセス/紅椿繚乱」