『新約 とある魔術の禁書目録』19巻~22巻リバースのまとめ
鎌池和馬による『新約 とある魔術の禁書目録(インデックス)』19巻~22巻リバースのまとめ
(要約・感想・レビュー・考察)
・参照:このブログのカテゴリーのとある(https://akamemukan.hatenablog.com/archive/category/とある)
https://w.atwiki.jp/index-index/
・警備員はアンチスキル、素養格付はパラメータリスト、一方通行はアクセラレータ、
書庫はバンク、原典はオリジン、自動書記はヨハネのペン、
打ち止めはラストオーダー、番外個体はミサカワースト、妹達はシスターズ、
必要悪の教会はネセサリウス、幻想殺しはイマジンブレイカー、処刑はロンドン、
騎士団長はナイトリーダー、神威混淆はディバインミクスチャ、A.A.A.はアンチアートアタッチメント、
聖痕はスティグマ、時代はアイオーン、薔薇十字はローゼンクロイツ、
近衛侍女はメイドオブオナーと読む
・クリパはクリファパズル545の略称。長いので省略した。
-----
【新約19巻】…12月11日→新約18巻 / 第七学区 / 少女アレイスターとリリス、エイワスvsコロンゾン、
浜面vsA.O.フランキスカ(府蘭)、ミナとインデックス / プロセッサスーツ=『書庫』
2017年10月初版発行 / 裏表紙はリリスが持っていた赤と黄色のトランペットのオモチャ
序章 Angel Aiwass
・「数ある可能性の、その一つ」、少女化した銀髪のアレイスターが上条を誘惑し、殴られる。
(Al2O3→酸化アルミニウム、伏線 / お尻叩きをねだる歴史的スケベオヤジ、あれいすたん)
『窓のないビル』から金髪の大悪魔コロンゾン(肉体はローラ)が現れたので、
少女アレイスターがクロウリーを五人ほど消費することで、その悪魔をビルごと宇宙へ飛ばす。
・コロンゾンがビルの外に出ようとするが、黒猫の魔女・ミナ=メイザースに止められる。
さらに聖守護天使エイワスが自ら現れ、芸術家のミナに魔道書「黒猫祭祀秘録」を書かせることで、
彼女をビルの外でも自由に生きられる身にし、地上にぶん投げる。
いわく、「しあわせになるための努力を常に怠るな」、「あの泣き虫にも神託を頼む」。
・宇宙でのエイワスvsコロンゾン(それぞれ93、333の数価 / エイワス地球外知的生命体説)
第一章~行間 一 Lilith
・クリスマスシーズンの交差点で浜面がアネリ入りの特殊スーツを着た状態で目覚める。
自身と同じ格好の男が総合証券取引所に押し入ったというニュースが飛行船の大画面で伝えられ、
周りの人に距離をとられる。さらに警備員が来たため、逃走。
彼は大熱波で壊れた施設を直すバイト(→新約18巻第一章2)をして日当を貰った後の記憶がない。
彼の交渉材料、『素養格付』は大熱波(マイクロ波)で壊れた。
・回るベッドがあるラブホで少女アレイスターがコロンゾンのリトマス紙(護符)を作るために、
上条に自身の白いブラのホックを外させようとし(性魔術)、塩や花粉症の薬を買いに行かせる。
・アネリを有す特殊スーツを着ている浜面が中国拳法のすごいので一トン超の武装車両を吹き飛ばす。
その後、スーツのせいで携帯を使えないため、公衆電話で滝壺に連絡し、助けを求める。
(ゲームにハマる半蔵と、郭(くるわ) / 滝壺の番号:タコヤキわんにゃん)
・一方通行が浜面を襲う。セリフは「ベクトル操作式、A.O.フランキスカ、プロセッサスーツ、『親』」。
浜面が一方通行に裏路地までぶっ飛ばされるが、プロセッサスーツのおかげで難なく着地し、
廃車のトランク内にいた、Lilith(リリス)というタグを手首に付けている赤ん坊を保護。
・地上に降りたミナが浜面と赤ん坊を見かけるが、一方通行が立ち塞がる。
しかし彼の計算でも追い着かないミナの拳が彼の頬骨を捉える。
・滝壺がミニスカサンタの格好で約束通り夜7時に南駅前のカメさん像の前に行くが、
赤子を抱くスーツ男・浜面を不審者と誤認し、自分達しか知らないことを話すよう要求。
(浜面が語る滝壺の秘密:寝る時はブラなし、風呂上がりは全裸で腹筋、金曜日は白ぱんつなど)
麦野と絹旗も彼を不審者と誤認。偏差値38の浜面でも説得困難と悟り、一時撤退。
(アネリ:麦野と絹旗はケダモノ、滝壺はテンネン / リリス「ばーば、ぺたんこ、おっとり」)
・銀行のATMで浜面がリリスのベビー用品をネット通販で注文するが、そのせいで足がつき、警備員に捕まる
・ゲームセンターのパンチングマシンのスコアを更新するミナと、一方通行(先の二人の戦いは引き分け)
・警備員中央詰め所の取調室で浜面がスーツを脱げず、困る。
取り調べ中に何者かが侵入したので、リリスを救うために無断で取調室の外へ。
そこで一方通行ではなく、自身と同じスーツを着ている手配犯、A.O.フランキスカに遭遇。
(かつ丼 / 停電 / プロセッサスーツの警戒色は危険度に応じて青→黄→赤)
・宇宙。コロンゾン「A.O.フランキスカ」、エイワス「本当に意味はあるのかね?」。
第二章~行間 二 Scarlet→緋色→赤い宝石
・階段踊り場で浜面がA.O.フランキスカと少女ミメティックプレデターを『すごいの』で退ける。
そして警備員の黄泉川を助け、託児所のリリスを保護。そこで再び手配犯達と対峙するが、
壁をぶち抜いて来た一方通行が手配犯達に向かったため、その間にトラックに乗って逃走。
(mimetic→擬態の、身長130cm未満、質量32kg、不定形のデロデロ、クラゲやイソギンチャク
浜面は低身長の巨乳派 / リリス:赤と黄色のトランペットのオモチャ)
・外でアレイスターが例のリトマス紙(護符)でコロンゾンの影響がないことを確認し、
上条に自身の過去を明かす。いわく、鎌倉の大仏を初めて見た時の衝撃が忘れられなかったので、
1947年12月1日に英国で死んだことにした時に日本での再起を決意した。カエル顔の医者の都合もあった。
そして古本屋で自身の本を探す。いわく、第三者の関与あり、ネックは土御門元春、本丸は『書庫』。
その後、サウナで上条をタオル一丁で誘惑し、再び殴られそうに。(桃色の風が世界を救う)
・8時台。暖かい植物園で浜面がリリスのベビーベッドを作る。
夜9時。浜面が公衆電話で滝壺に連絡し、ベビー用品の買い出しを頼む。
受け渡しの場所は木の葉通りの南側、コインパーキング「カーホルダー」脇の公衆電話。
(サンタ衣装は絹旗が買ったもの / 滝壺はぱんちー一枚首からタオルで腹筋中)
・ネット喫茶。上条の膝の上でアレイスターがパソコンにフラッシュメモリを挿入し、
プロセッサスーツやミメティックプレデターの関与を見破る。(官能小説 / 次点は美琴)
いわく、1909年にコロンゾンを召喚し、乗っ取られたが、弟子のヴィクター=ニューバーグが退けた。
実はもっと前にメイザースも召喚していた。(→新約18巻の行間一と終章)
魔術と科学の区分は『原形制御(アーキタイプコントローラ)』で勝手に線引きしたものに過ぎない。
ミメティックプレデターはネス湖の実験をわざと失敗させることでできた恐竜のような怪物。
・滝壺がようやく浜面のことを信じる。彼女の疑問はA.O.フランキスカと一方通行の目的。
植物園で浜面が滝壺と共に騒乱の中心と思しきリリスを保護(リリスのタグは特殊素材?)。
・アレイスターがK2登山の件ではしゃぐ。ネット喫茶から追い出され、上条とカプセルホテルへ。
いわく、保険はネット喫茶で得たコンピュータウィルス入りのフラッシュメモリで、本丸は浜面。
・空腹のミナがコンビニで金属ボックスをあさる。店長(→新約14巻第二章12)が廃棄食品を提供。
ミナはイレギュラーな木原加群先生のことを知っている。(コンセントを口で咥えるミナ)
・浜面が発熱したリリスを捕まる覚悟で病院に運ぼうとするが、
手配犯達が来たため、滝壺を逃がし、麦野と絹旗への連絡を頼む。
そして敵にデコイの産着を貫かせる。その間にリリスは無人自転車(陸上宅配ドローン)で病院へ。
・浜面が攻勢に転じ、A.O.フランキスカを倒すが、ミメティックプレデターが数千の少女に擬態。
しかし一方通行がそれらを倒し、何も知らない浜面を気絶させる。一方通行の目的はリリス以外。
・エイワスの話。アネリは写本、ミナは原典。『拡散』を示すコロンゾンの手駒は他にもいる。
第三章~行間 三
・プロセッサスーツが破損。目覚めた浜面が病院へ。
一方通行とミナも情報を共有し、病院へ。
かの存在(A.O.フランキスカ)がアレイスターと上条に気づき、隠れる(Al2O3→伏線)。
・患者を処理しきれなくなっている病院で浜面が麦野・絹旗・滝壺・リリスと合流。
話によると、『書庫』へのアクセスが復旧していないため、医療系コンピュータが動かない。
・浜面がアドレス競合でオンラインアクセスできないことから、
人の形をしたプロセッサスーツこそが『書庫』であると気づく。一方通行もそれに気づく。
浜面のスーツは囮だったが、同型機なのでスレーブ化が条件だった。
先代の『書庫』は総合証券取引所、一方通行の『親』発言は『親機』。
・浜面がリリスを麦野達に預け、やって来たA.O.フランキスカとボウガンなどで戦うが、劣勢に。
しかしリリスがベビーカーと貴婦人の木像(乳母)を操ることでA.O.フランキスカを吹き飛ばす。
(彼女の正式名はニュイ=マ=アサヌール=ヘカテ=サッポー=イザベル=リリス)
さらにアレイスターがA.O.フランキスカに霊的蹴たぐりを叩き込む。
・エイワスは1904年にアレイスターの妻ローズに降り、彼女が既に宿していたリリスに手を加えた。
生命力→魔力が可能なら、逆の魔力→生命力も可能(上里勢力の幽霊少女、御霊冥亞)。
エイワスは産み落とされる前にリリスの構造を読み込み、別の位相へと退避していた。
死を回避できるかは問題ではなく、死の先を継ぎ足せばよい。(金属の胎→廃車のトランク、第一章5)
第四章~行間 四 Human→『人間』アレイスター
・深夜。雨の中、病院で娘リリスが自分よりも女の子らしい父アレイスターを見て激怒。
ガラガラで引っ叩き、貴婦人の木像でドロップキック。(父と娘の感動の再会が台無し)
・A.O.フランキスカの中身は土御門元春ではなく、ローラ直属の府蘭(ふらん)。
彼女は浜面を見ていた(→新約18巻第一章2)。そして操られながらも名前にヒントを残していた。
彼女のフード内(頭頂部から後頭部)には顔を模した三つの赤い宝石がある。
アレイスターいわく、それらはAl2O3(→A.O.)にCr、ピジョン・ブラッド(最高品質のルビー)。
ミメティックプレデターの元ネタは上里勢力とネス湖の実験(→第二章6、ネッシー)。
・上条と浜面 vs 四つ足のA.O.フランキスカとミメティックプレデター
・操られている自動書記モードのインデックスが一方通行の所から記憶喪失の上条の所へ。
ミナが『原典』を見せることでインデックスを止め、アレイスターにエイワスからの神託を報告。
・覚醒したアレイスターが霊的蹴たぐりで標的にビッグバン爆弾を連想させ、
威力を10倍にする『衝撃の杖(ブラスティングロッド)』でミメティックプレデターを瞬殺。
さらに標的に医療用のガンマナイフを連想させ、府蘭を助け、彼女以外を殺すオペを始める。
・コロンゾンがエイワスを負かし、学園都市を丸ごと消す。
だがそこは上里の『理想送り(ワールドリジェクター)』による別の地球。
『魔神』の娘々やネフテュスに遊ばれることに。(エイワス「浦島太郎の孤独でも味わうが良い」)
終章 Devil Coronzon
・普通の赤子に戻ったリリスを抱えるアレイスターが吐血し、
コロンゾンを完全に倒すために上条とイギリスを目指す(イギリス連邦加盟国は53か国)
・滝壺が浜面のスーツを股の穴にクリップを差し込むことで外す。中からパンツ一丁の彼が出てくる。
・一方通行が元凶であるアレイスターに銃を向ける(上条がそれを止める)。
パンツ一丁の浜面も即席レイピアを構え、大熱波で失った『素養格付』に代わる保険を要求。
アレイスターがそれを承諾。いわく、子供のルールは終わりで、以降は自己責任。
一方通行が今は何をしても意味がないと判断し、「『恐怖』を思い出させてやる」と言う。
・コロンゾンが『魔神』の娘々やネフテュスと共に戻って来るが、
アレイスターが例のコンピュータウィルス入りのフラッシュメモリ(→第二章8)を
親機になった浜面の『書庫』に挿し込み、学園都市のネットワークをダウンさせる(医療は別)
・標的はイギリスにあるコロンゾンのアキレス腱(あとがきによると、エイワスは善人ではない)
-----
【新約20巻】…12月12日?深夜 / イギリスのロンドン / クリファパズル545、オルソラ
クロウリーズ・ハザード→血の供犠、『神威混淆』のイシス=デメーテル
2018年6月初版発行 / 裏表紙はイシス=デメーテル(純金とダイヤでできた一輪の薔薇)
序章
・深夜にアレイスターがコロンゾンを西旗で学園都市に暫定封印し、二人目の娘・ローラの奪還を企む
・学園都市が停電。学生達が外へ。(警備員の黄泉川、打ち止め・芳川・番外個体・妹達)
・エジプトの砂漠で土御門元春が隠れ家のキャンピングカーを用意し、妹のために去る。
アレイスターがミナにリリスを預け(三毛猫スフィンクス / 腸チフスに注意)、
府蘭・上条・インデックス・オティヌス・一方通行・浜面・滝壺とイギリスへ。
・上条達がクルーザーでフランスのカレーからドーバー海峡へ。途中でイギリスを攻める
10億以上のifたるアレイスターの群れ、クロウリーズ・ハザードに巻き込まれる。
第一章~行間 一 Aleister Crowley
・劣勢のイギリス。自決用の断頭金貨を握る女性騎士(『騎士派』のホレグレス=ミレーツ)。
ウェストミンスター寺院。『必要悪の教会』の三人。
義眼『シヴァ=イミテーション』をはめるニクス=エヴァーブラインド、
複数のスーツケース、『棺』を操るミズ・カタコンベ、
リードを持つメガネの若奥様、リードの先のあるぷすちゃん(赤錆色の回転刃)。
・上条と一方通行が変態ことクロウリーズ・ハザードに捕まった女性騎士を救う
(アニェーゼ部隊のルチアとアンジェレネ / 幻想殺しは無効 / 携帯の使用は禁忌)
・はぐれた浜面と滝壺が盗んだ四駆で逃げる。『魔神』のネフテュスと娘々もついて来る。
・ロンドンの三重四色の最結界を突破するために、アレイスターが上条を気球から処刑塔に落とす
(総本山のカンタベリー大聖堂は迂回 / 魔術なしなのでトマス=ベケットの血の奇跡は無効
イングランド―ロンディニウム大要塞、ミステリーサークル)
・打ち止め、芳川、番外個体が船で東京湾からオーロラの美しいアラスカへ(妹達)
第二章~行間 二
・『騎士派』のホレグレス=ミレーツの命。結界を閉じよ、『清教派』とアニェーゼ部隊や天草式は不要、
騎士団長への報告も不要、ローラのランベス宮でアレを捜索中(伏線)、自分は『王室派』と懇意など。
・上条が女性騎士に捕まり、処刑塔の独房へ。オルソラに会い、ステイルにベルトで拘束される。
(ジュエルハウスならぬホワイトタワー / 看守・ビーフィーター / ズボン、管理人)
・人望のないアレイスターいわく、目的地はウェストミンスター寺院。傍に一方通行。
・ステイルの上条への拷問と尋問:紙人形に煙草の火を押しつけることで体が焼ける幻覚を見せる
・バルーンで空を飛ぶインデックスと府蘭(いずれもローラの手駒だった / 頭のずきずき)
・タカを操るオティヌスが窓の鉄格子から上条を助ける。上条が腹いせに幻想殺しであちこち壊す。
・浜面達がシスター・アガター達を四駆に乗せ、後方のクロウリーズ・ハザードから逃げるが、
前方に三重四色の最結界が立ちはだかる。
しかし上条が幻想殺しで処刑塔のコアを破壊したおかげで、結界がなくなる。
・アレイスターが神裂と騎士団長を圧倒(傍に一方通行)。
エジプト神話のノーザンアフリカ=ロンドンにもブラッドサイン(血の供犠)で対抗。
・処刑塔も大騒ぎに。自ら独房に入っていた第二王女キャーリサと傭兵(アックア?)も登場。
キャーリサに「内圧を考えろ」と言われたオルソラが女子寮に退き、料理をし始める。
第三章~行間 三 Northern Africa
・石が降るロンドン。ラー=ゼウスがオベリスクでクロウリーズ・ハザードを瞬殺。
オティヌスいわく、西欧人が想像したエジプト神話(上条、浜面達の四駆、ラクダやサソリ)。
・オルソラが車で大英博物館に行き、夜食(ジャガイモ料理)をアニェーゼ達に差し入れる。
そして皆の足を引っ張っていないか気にする。アニェーゼが死を覚悟する。
・浜面達も四駆でゾウを避け、大英博物館へ(オシリス=ハデスやテフヌト=アルテミス)
・アレイスターが血の供犠でデフラグ(最適化)されていく。
ラー=ゼウスなどを容易に壊し、槍で神裂の脇腹を貫く。(傍に一方通行)
神裂の背中からコロンゾンの意趣返しである人造悪魔、クリファパズル545が出てくる。
(少女、半透明、英字新聞、断頭金貨→ビールの栓、人をおかしくさせる存在、生命ではなく器物、
クリフォト(邪悪の樹、生命の樹の逆)、ニューバーグ(→弟子、新約19巻第二章6))
・アガターも浜面の四駆から大英博物館へ。アニェーゼいわく、状況は絶望的。
『騎士派』のホレグレス=ミレーツの要請で、運び屋達が有力な霊装を回収中。
これを地脈や龍脈に接続するのは「正しい使い方」ではない。
(250人の決死隊『リスト』 / ローラがランベス宮に保管していた見取り図→第二章1)
・女性騎士から逃げる上条とオティヌスをスクーターに乗ったレッサーとバードウェイが吹っ飛ばす。
二人はミレーツの依頼で『神威混淆』を運んでいた。インデックスと府蘭も空から降下。
・アレイスターがクリパを右手で消す(憧れの幻想殺し / 傍に一方通行)
・ミレーツが誰かと話す。彼はこの混乱に乗じて『清教派』を潰し、『王室派』の信頼を得ることで、
『騎士派』一極の体制を構築し、アニェーゼ達を使い捨てるつもり。
・オリアナが『神威混淆』、イシス=デメーテル(純金・ダイヤ製の一輪の薔薇)を大英博物館に運ぶ。
いわく、人が体を捧げる(信仰を棄てる)必要がある(これが第三章6の「正しい使い方」)。
・状況を把握した上条が『神威混淆』の一つ、ワチェット=レトを幻想殺しで破壊し、大英博物館へ
・自身の弱さに苛まれていたオルソラが『神威混淆』、イシス=デメーテルを掴んでしまう
・学園都市の外。麦野と絹旗が日本のオルソラ教会へ。
第四章~行間 四
・大英博物館の閃光に驚く浜面達(滝壺の信号)。オルソラがどこかに立ち去る。
・上条達とアレイスターが合流(レッサーとバードウェイは脱退)。
テムズ川の橋で上条達vs変わり果てた半裸のオルソラに(放心状態の女性騎士を救助)。
食虫植物のハエトリソウやモウセンゴケ、ブドウとオリーブ、言動に乖離あり→催眠術ではない。
(クロウリーズ・ハザードが殺される度に、アレイスターは血の供犠でデフラグ、効率化されていく)
・ネルソン記念柱で一方通行が太ったホレグレス=ミレーツを逆さ吊りにし、時計塔に突き刺す
・地下鉄のウォータールー駅でオルソラが上条達を圧倒。アレイスターも負傷。いわく、物理ではない。
(バードウェイいわく、相手は地下鉄全域に食虫植物の根や蔓を撒き散らした)
・食虫植物がアニェーゼを襲うが、止まる。怪物と見なさなければ、怖くない。(浜面達、アガター)
・『神威混淆』の正体は無理解、不寛容。いわば魔術変圧器。
上条(とオティヌス)が怖がらずにオルソラを説得することで、お互いの齟齬をなくす。
いわく、アレイスターは悪くない。血の供犠さえ行えれば誰かを殺す必要はない。
最も我ままで強いのは非暴力を貫くオルソラ。
・イシス=デメーテルが上条ではなくアレイスターを狙うが、オルソラがそれをレンガで壊す
・インドネシア、バリ島。水着姿の食蜂と美琴。美琴の父が携帯で美琴に連絡。
内容は、世界は緊張状態、特にロンドンは駄目、裸の金髪美女にモテる男(上条)がいる。
(常盤台中学 / 初春と佐天は家族が来たため別離 / ブリキ人形→クロウリーズ?)
終章
・上条が裸のオルソラに学ランを着せ、守ることを約束
・アレイスターでも殺し切れなかったクリパを一方通行が捕まえ、彼女と契約。
彼はアレイスターを信用していない。理解できない魔術を使いたくない。
・アレイスター達がウェストミンスター寺院へ。目的はメイザースの遺体。
契約者であるメイザースの肉体を介して命令すれば、コロンゾンを完全に止められる。
しかし棺の中の骨はメイザースのものではない…!?
・メイザースが現れる。いわく、リリスが救われた今、アレイスターには復讐者としての力がない。
さらに魔術結社『黄金』(ウェストコットなど)が現れる。
(ブライスロードの戦いの再来 / 「霧と魔術と黄金の都、ロンドンへ」)
しかし一方通行と上条がアレイスター側に。『黄金(まじゅつ)』vs学園都市(かがく)に。
-----
【新約21巻】…12月12日?深夜~朝 / イギリスのスコットランドのエディンバラ城
『黄金』メイザース、フォーチュン / 聖書→聖痕、タロットカード、魔道書『原典』
2018年10月初版発行
裏表紙はタロットカード(大(だい)アルカナの21→世界→ラテン語でOrbis Terrarum)
序章~第一章~行間 一
・エジプトのキャンピングカー内にいるミナとリリスをカエル顔の医者が訪ね(→新約20巻終章)、
アレイスターの師匠であるアラン=ベネット、仏門の僧侶スワミ=マイトラナンダと名乗る
(三毛猫 / 犬の木原脳幹 / リリスの肉の器 / 阿片中毒→セイロンのヨガ→健康)
・12月深夜のウェストミンスター寺院。『黄金』のメイザース達がアレイスター達を圧倒。
一方通行の反射も無効(上条の幻想殺しだけは逸らす)。クロウリーズ・ハザードも瞬殺。
アレイスターが戦いをスマホで録画し、一方通行の能力で上条・オティヌスと撤退。
・天草式の建宮や五和をウィリアム=ウィン=ウェストコット(検視官、半不死性)と
アニー=エリザベス=フレデリカ=ホーニマン(女、片眼鏡、家庭教師風)が圧倒し、去る。
彼らの役割は『子供部屋のボーギー』、妖精の警告。
(白と黒の棍、ヤッキンとボアズ / お金の問題ゆえにアニーとメイザースは不仲)
・アレイスター達がピカデリーサーカスのネイキッドショッピングセンターに籠城。
先のスマホ動画を編集し、日曜大工の品を物色。いわく、魔術は不要。『科学』兵器で十分。
(毒ガス兵器、ナパーム弾 / 英国情報機関MI5の諜報員→想像にお任せする)
・一方通行がクリパを呼び出し、整合性を確認(アレイスターの言動にブラフはない)
・少女・ダイアン=フォーチュンが何が出るか分からない強運の黒い箱を使用(お姉様)
↓
・アレイスターが極超音速衝撃波圧縮打撃砲(スーパーソニックストライカー、S.S.S.)で
フォーチュンを退ける(鋼管内に燃焼ガスを通すことで音の塊を作る)。
そして首を狙うタロット使いのアーサー=エドワード=ウェイトに幻影を見せ、燃やす。
残るは仮面舞踏会の右腕、ジョン=ウィリアム=ブロディ=イネス(黒衣の裁判官、十字)。
・ハイドパークのサーペンタイン湖の島で仮面舞踏会の君が水星の霊、惑星霊タフサーサーラスを使用。
女の配下はチャールズ=ロシャー、フレデリック=リー=ガードナー、そしてアラン=ベネット。
↓
・アレイスター達が伏せる。下手に触れなかったので助かる。その後、イシス=ウラニア聖堂の別館へ。
(知ったかぶりをする、吸収の悪い上条→油性ペンでデコにバカ / 一方通行は男か女か)
(ナンバー03:『シュプレンゲル書簡』の偽造の際、ドイツに二つの聖堂があったため)
・一方通行がクリパに浜面の調査を命令
(彼は彼女に敵の勇み足を誘うよう命じた。ゆえに仮面舞踏会の君の攻撃は外れた。)
・インデックスと府蘭が大英博物館へ。アニェーゼ達と話し、奥の修繕室へ(裸のオルソラ)。
・一度凝り始めると止まらなくなるメイザース、何でも美徳として受け止めたがるミナ、
思っていることがそのまま顔に出るアニー(→第一章3)
第二章~行間 二 Grimoire→魔道書(フランス語?)
・浜面達が『魔神』の娘々とネフテュスの助言通り四駆で西へ進み、フォーチュンを保護。
傍にいた旅掛(美琴の父)が、現れたアニーとウェストコットの囮になることで、浜面達を庇う。
A.A.A.を纏う水着姿の美琴と食蜂が旅掛を助け、クリパに衝突。
・カエル顔の医者が他人を使い潰さない方法でリリスを安定させる新しい肉の器を作り始める。
彼はアレイスターの書き置きに従っているだけで、アラン=ベネットが何者なのかも知らない。
魔術を嫌う木原脳幹いわく、あるいは本当にアランなのでは。(片目を失った雲川芹亜→新約7巻)
・アレイスターvsメイザース。メイザースが『蠅の王(ベルゼビュート)』でアレイスターを翻弄。
アレイスターが学園都市の衛星兵器+一方通行の反射で対抗。
(ネッタ=フォルナリオとイスラエル=リガルディ / スマートフォン / 成果物)
・情緒不安定なフォーチュン、彼女を労わる浜面と、介抱しつつも圧倒する『魔神』の娘々とネフテュス
(『魔神』は超人で、『黄金』は人のまま魔神の力を使う者達 / 残酷な処刑、ネギ)
・忠臣のエドワード=べリッジ(→第一章2, 4, 15)がメイザースを庇う。タロットカードが舞う。
つまり『黄金』の正体はタロットカード、魔道書の『原典』(ミナのような存在)。
人ではない紛い物だが地脈や龍脈から魔力を作れる。
アレイスターいわく、魔道書の『原典』は壊せない(上条の幻想殺しだけは例外)。
フォーチュンが『黄金』に加入したのは1919年なので不自然。結局、私は一人。
・『あの』メイザースがクリパの干渉に気づき、撤退。
クリパがコロンゾンの制御から離れている『あの』メイザースに反撃される。
・大英博物館の修繕室。インデックス(と府蘭)が見たいものは本のクセ。
情報不足なので、オルソラがスコットランドに行くことに。(夜食)
・アレイスター達がホレグレス=ミレーツの件を思い出し、スコットランドへ
・アニーとウェストコットが浜面達(『魔神』の二人)を狙うが、フォーチュンが庇う(滝壺の信号)
・『王室派』が馬車でスコットランドのエディンバラ城へ。
墓地にある隠匿の結界を壊されてしまうので、コロンゾンの防衛装置であるメイザース達も動く。
第三章~行間 三
1.学園都市に封印されていたコロンゾンが出てくる。A.A.A.の中身を参考にし、翼を纏う。
(停電していた学園都市も復旧 / ベリッジは消失)
3.修繕室でインデックスと府蘭がカードセットを創った痕跡を発見。重要人物はローラ。
7.フォーチュンが浜面の携帯(アネリ、ミナの民間普及用ダウングレード版)を見て驚く。
彼女は結社内の縄張り争いの際、お姉様(師匠)のミナに背中を獣の爪で引っかかれた。
↓
10.浜面達も事情を知り、スコットランドに行くためにガソリンスタンドへ(リッター1.3ポンド、180円)。
そこでスクーターの給油で揉めるレッサーとバードウェイに会う(貧乳、『黄金』の末裔)。
フォーチュンが急に威張り出す。レッサー達が意外と幼い彼女を見てショックを受ける。
↓
12.浜面がガムを膨らませながらアネリの通訳でフォーチュンと話し、携帯を買うよう促す
2, 13.オルソラと神裂がヘリコプターでスコットランドへ。
地脈や龍脈に府蘭の棕櫚(しゅろ)の杖を突き刺し、魔術側の通信網を仮組みする。
6.アレイスターはマイクロジェットエンジンでスコットランドへ。一方通行は逆方向へ。
↓
8, 9.上条とオティヌスが女性騎士を見かけ、キャーリサの馬・アレックスでスコットランドへ。
途中で路上に振り落とされたニクス(→新約20巻第一章1)を発見。(処女)
寒くて揉めていた水着姿の美琴と食蜂が馬上の女性騎士と上条を見かけたので、
レインコートを着て、バイク型のA.A.A.で彼を追いかける。
↓
4, 5, 11.マンチェスター。『王室派』の馬車vsメイザース達。時速180km。
『必要悪の教会』のアンジュ=カタコンベ、キュティア=バージンロード(→新約20巻第一章1)、
第一王女リメエアのカーテナ=ロスト vs ブロディ=イネス。途中で上条vsメイザースに。
(女王エリザード、第三王女ヴィリアン / 第二王女キャーリサは処刑塔)
↓
14.上条が女性騎士の御す馬から馬車の上へ。いわく、「一人で戦っている訳じゃない」。
ブロディ=イネスとロバート=ウィリアム=フェルキンがその言葉に動揺。接触し、離脱。
↓
16, 17.女性騎士が魔術なしのボウガンを構え、馬のアレックスがガードナーを蹴り飛ばす。
上条が馬車から落ちそうになるが、バイク型のA.A.A.に乗る美琴と食蜂が彼を救い(棚ボタ)、
液状被覆超電磁砲(リキッドプルーフレールガン)を放つ。
(→新約18巻第三章、被覆(ひふく)→proof、被膜(ひまく)ではない)
↓
18, 19.アレイスターが高度1000mから赤の光となり、メイザースへ(聖母ベイバロン)。
『蠅の王(ベルゼビュート)』で逸らされるが、A.A.A.の赤の光がメイザースへ。
↓
20.手負いのアレイスターがローズ=ケリーと結婚式を挙げたスコットランドの教会へ。
オルソラに手当てしてもらい、諭される(電気を消す)。メイザース戦のために聖書を入手。
(新約20巻でのオルソラの過ちがあるため、彼女の言葉が失敗続きのアレイスターの心に響く)
15.一方通行がトラックでゆっくりスコットランドへ。クリパに無期限警戒を命じ、
充電しながら寝る。いわく、「最低でも二段構えで行く」「時間差攻撃」。
・メイザースいわく、アンナ=シュプレンゲルは『黄金』にとってアキレス腱。
女詐欺師、マダム・ホロスにはベルゼビュートもテュホン=セトも通用しなかった。
第四章 メサイア→Messiah→救世主
・教会の傍でのアレイスターvsメイザース。最初は聖書。アレイスターが純化(白き翼に頭上の輪)。
途中から拳で殴り(語り)合う。結局、アレイスターが聖痕という傷で勝つ。
いわく、魔術とは人を大切に想う気持ちに形を与えし技術なり。
・純白の閃光に。空間を莫大なエネルギーで満たすことで、地脈や龍脈から魔道書への力を阻害。
ミナ「あな、た」、吐血するアレイスター「来いよオカルト」、崩れて行く『黄金』の魔術師達。
終章
・早朝。アレイスター、上条・オティヌス、美琴・食蜂がエディンバラ城へ(『王室派』の馬車も)。
翼を纏うコロンゾンが空から落ちて来るが、アレイスターが墓地にある本物のメイザースの遺体を
中継器にして、コロンゾンにローラから離れるよう命じる。あっさり終わるが…
ローラがナイフでアレイスターを刺す!?(リリス「いいえ、まだでしてよ」)
・大英博物館の修繕室で、インデックス(と府蘭)が1904年に生まれたリリスよりも
1909年のローラが大人びているのはおかしいことに気づき、「なら、これは誰?」と言う。
その声が第三章でオルソラが大地に刺した府蘭の通信術式、棕櫚の杖を介して上条に伝わる。
・コロンゾンがメイザースの棺を燃やす。いわく、自分だけが独力で実体を獲得した大悪魔。
(ローラの肉体を乗っ取ったという発言はアレイスターを愚弄するための嘘)
上条が美琴にアレイスターの手当てを頼み、コロンゾンに立ち向かう。
・トラック内でクリパが消えそうになるが、一方通行に巧みなベクトル操作で
コロンゾンとの契約を切られ(生かされ)、泣く。一方通行が反撃を企む。
彼いわく、空間を莫大なエネルギーで満たせば大地から魔道書への力を阻害できる。
『邪悪の樹(クリフォト)』による器物である点では彼女も壊せない魔道書『原典』に近い。
・浜面の動機は崩れ去ったフォーチュンを取り戻すこと
※メイザース、ウェストコット、アニー、アラン=ベネット、イシス=ウラニア聖堂、
アンナ=シュプレンゲル書簡などの人名や地名は新約18巻第三章を参照
-----
【新約22巻】…12月12日?朝~昼 / イギリスのスコットランドのエディンバラ城
浜面、コロンゾン、フォーチュン、マダム・ホロス→アンナ=シュプレンゲル
オナーズオブスコットランドとスクーン石、モ・アサイアの儀、クイーンブリタニア号
2019年3月初版発行 / 裏表紙は『国家の剣』
※そでの文「目の前で消えた滝壺を救うため」はフォーチュンの間違いでは?
序章~第一章~行間 一 archenemy→大敵、abyss→深淵
・エディンバラ城で上条がコロンゾンのMagick:FLAMING_SWORDで粉々に破壊される。
今のコロンゾンはイシス、オシリス、ホルス時代の先にいる、『魔神』オティヌスと同じ超常。
邪悪の樹(クリフォト)ではなく、生命の樹(セフィロト)に隠されたダアトと同じ深淵に潜む大悪魔。
(右手に蘇生のヌイト、左手に復讐のハディト、ラ=ホール=クイトの円)
・朝。浜面と滝壺が関係者と接触するために、芝刈り機で牧草地にミステリーサークルを描く。
模様はフォーチュンの78枚のタロットカードから適当に選んだ大アルカナの10番『運命』。
(四駆、アネリ、ガム / 射撃演習場 / ホイールオブフォーチュン)
神裂が手刀で二人を気絶させる。気付け薬を使った浜面は意識あり。
(『魔神』の娘々とネフテュスの神託:100%負けるので勝ち負けにこだわらない)
・アレイスターが「『計画(プラン)』は破綻」「(以降は力を)自分のために使え」と言う。
美琴のA.A.A.を操り、肉塊になった上条の右手をチェーンソーで切断(右手は食蜂の胸元へ)。
聖痕を持つ自身の一滴の血で彼を治す(幻想殺しがないので効く)。
しかし右手の出血が止まらない(上条は意識なし)。アレイスターも気絶。
(ロンギヌス、所詮は『神の子』、オシリス時代の力)
食蜂が絶叫。パニックになった美琴が彼の傷口を焼き切る。
・一方通行とクリパ vs コロンゾンに。一方通行の胸の中で何かが破裂。
(金髪の束、アエティール・アバター / プロベイショナー→probationer→見習い生)
モ・アサイア(の儀)はメイザースがスコットランド貴族だ、と名乗る時に使った根拠。
メイザースはゲール語で「死後の人」、ハイランダーの末裔グランストラエ伯爵の証。
本丸はエディンバラ城の三つの宝(国家の剣、即位の冠、統治の笏(しゃく))とスクーン石。
この四つを使えばカーテナによる統治が揺らいでいるイギリスを乗っ取れる。
(ジェームズ四世、不死の王 / エドワード一世)
・神裂が女性騎士と馬のアレックスを発見(オルソラ / 聖(セント)マーガレット礼拝堂)。
コロンゾンが城の地下迷宮で宝や石を入手。しかし浜面が『国家の剣』を盗み、
手負いのエリザードに見せる。出口でコロンゾンに捕まるが、フォーチュン救助のために捨て駒に。
剣で滝壺を気絶させ、コロンゾンに気に入られる。
・アンナ=シュプレンゲルは名前だけの存在だが、『黄金』の重要人物。魔術側全体。
1.ウェストコットの『シュプレンゲル書簡』偽造(架空のアンナ=キングスフォード)
2.メイザースが接触した、シュプレンゲルと名乗る女詐欺師、マダム・ホロス(→新約21巻行間三)
(フェルキンが接触した、シュプレンゲルの姪と名乗る『教授』の養女)
第二章~行間 二
・エジプトのキャンピングカーでカエル顔の医者がリリスの肉の器を作る。
そこへコロンゾンが襲来。ミナいわく「ここだけでは、ない」。
(三毛猫、脳幹 / 燃える剣、フレイミングソード→序章 / エノク / 地雷)
・テントで上条が目覚める。右手がなくても彼の志は不変。(傍に滝壺・アレイスター・女性騎士)
オティヌスいわく、コロンゾンは自然分解の権化なので、不自然に残り続けるものを許せない。
目的は完全勝利や世界征服ではなく、徹底した破壊。
(オナーズオブスコットランド→三つの宝 / 神裂 / 上条に「初めまして」と言う食蜂)
・市街の一方通行いわく、コロンゾンが自分達を殺さずに去ったのは、もっと興味をそそるものが
見つかったから(傍にクリパ / 胸の違和感 / コーヒーと野菜のスムージー)
・コロンゾンと浜面の会話:先のオティヌスの話とほぼ同じ自然分解の思想
(船 / 緑色のスーツケース:230kgのスクーン石 / フォーチュン:レコードの溝、傷
エリザベス一世に近づいたジョン=ディー、エノク魔術)
・満員電車(列車)の屋根の上。コロンゾンの捨て駒になった浜面vs一方通行。
浜面が『国家の剣』で足場を崩すが、苦戦。
『魔神』ネフテュスが彼を蹴落とす。(グラスゴー行 / レッサーのはにーとらっぷ)
・一方通行vs『魔神』ネフテュスに。ネフテュスが伝播の涙でクリパの魔術を
ブースト(増幅)。一方通行が吐血し、列車から落ちるが、クリパに「泣くな」と言い、
難なく起きる。ネフテュスのおかげで胸の中の違和感(詰まり)が消える。
・コロンゾンが浜面を助け、海への移動と『魔神』の利用を企むが、『魔神』娘々に遭遇
・目覚めたアレイスターが「その右手を押さえ付けろ」と叫ぶ。上条の右腕から何かが噴出。
(竜ですらない / 美琴が見たものとも違う / 赤黒い泡、三角面の集合、人工的)
食蜂がアレイスターの指示通り感覚誤認(カテゴリ061)で上条を騙す。
アレイスターいわく、一時しのぎ、早過ぎる、現状ではガワの上条は粉々になる。
・懺悔室でアンナ=シュプレンゲルと名乗る女が滝壺に浜面を助けたいか問う
(騎士団長 / 彼女はイシス=ウラニア、ナンバー03の創設を許可したドイツ第一聖堂の支配者)
・『黄金』は薔薇十字(ローゼンクロイツ、RC)を下地にした組織。
薔薇十字の掟は「所属する者はRC以外に自らを示すサインは残さない」。
しかしあの女はシュプレンゲルという名を持ち出す。つまり掟を破る側の魔術師。
第三章~行間 三 decomposer→分解する者→コロンゾン
・線路脇でのコロンゾンvs『魔神』娘々。火の中の火、純粋属性 vs 再現された火花、サソリの尾。
その間に浜面が『国家の剣』と軽いスーツケースを抱えてダンフリースへ。
・インデックス(と府蘭)がエディンバラ城へ急ぐが(逃げる滝壺達→ヘリ撃墜→バルーン)、
美琴と食蜂にちやほやされる上条を見て、彼の頭に噛みつく(傍にオティヌス)。
・シュプレンゲルと名乗る女が水晶球で滝壺の能力を引き出し、ヘリを撃墜。目指すは海。
いわく、『神威混淆』はイシス、聖書の力はオシリス、今はホルスの時代。
・エリザードとリメエア、女性騎士の話:鍵は内海、消息不明の豪華客船・クイーンブリタニア号
・キャンピングカーでコロンゾンから逃げるミナ。傍にリリス、カエル顔の医者、三毛猫。
コロンゾンが世界中で魔術を使う(クリフォト的諸力の誘発、内からの囁き、魔が差す)。
・娘々戦を切り上げたコロンゾンが浜面とダンフリースにあるクイーンブリタニア号を
容易に乗っ取る(金髪の束、アエティール・アバター、人払い / 200mの船)。
厨房でハギス(羊→四つ足、火、サラマンダー)を浜面に食わせ、葡萄酒を飲む。
ベージュの修道服を脱ぎ、白い下着姿のまま生贄の代用、光のケーキを娘々戦でできた傷口に塗る。
ヘリポート(10角形、神殿)でモ・アサイアの儀を始める。例の三つの宝と、石を使う。
(衛星でも捉えられない、ブーメランを弾く場)
レコードの溝、傷を残す(フォーチュンを救う)ために、浜面が危険を承知で魔術の使用に同意。
(タロットの力の流れ:大地→魔道書『原典』→自己修復×、生命力→霊装→傷はそのまま○)
アレイスターは科学の層だけを残し、全位相を破壊することで人を救おうとしたが、
コロンゾンは逆に中心という『底』を抜いてすべて破壊するつもり。(ヨガマット / 舌打ち)
・一方通行とクリパの話:コロンゾンを完全に殺す方法はこの世界にはない
(教会の鐘楼 / 巡航ミサイル『アナコンダ』は無効 / パパ、ママ / 二時間後、正午)
・インデックス談:コロンゾンの目的、自然分解は共倒れの誘発で、ババ抜きでペアを作るようなもの
アレイスター談:コロンゾンの対となる存在は原罪なきリリスのみ(リリスを使うしかない)
(女性騎士、騎士団長、神裂、上条・オティヌス、美琴・食蜂、エリザード・リメエア・ヴィリアン)
・リリスがキャンピングカーを浮かばせ、エジプトからイギリスへ(ミナ / 「私の出番」)。
アレイスターがリリスの利用を拒み、泣き叫ぶが、上条達が協力。
・アレイスター、操られる脳幹と美琴のA.A.A.、インデックス vs コロンゾン
(カエル顔の医者 / ベイバロンの赤 / 『法の書』の誤読 / 弟子のニューバーグ)
・上条の右腕を密かに冷凍保存していた食蜂がコロンゾンに狙われるが、上条に救われる。
上条が食蜂から右腕を受け取り、難なく結合。彼いわく、髪の毛の方には幻想殺しが効く。
(円筒、アイスティー→第二章11)
・シュプレンゲルと名乗る女が滝壺に例の船への潜入を提案(神殿の逆用、矮小化)
第四章
・戦の準備(エリザード・リメエア・ヴィリアン、美琴・治療中の食蜂、上条・オティヌス)。
午前11時。海を凍らせ氷に。リメエアが大量の樹氷でコロンゾンの4種40万発に対応。
さらに一方通行がクリパで竜巻を起こす。
(魔術で意識朦朧の浜面 / 女性騎士、馬のアレックス / インデックスと府蘭のバルーン)
・その隙にアレイスター・ミナ・リリスが船内へ。A.A.A.を御す美琴と上条は操舵室へ。
(神殿の逆用、アレイスターによる悪魔の矮小化→妖精化に近い)
・一方通行達も船内へ。浜面に会うが、『魔神』ネフテュスが乱入。
インデックスが何かを察知。アレイスターが『魔神』娘々に遭遇。
・シュプレンゲルと名乗る女に操られている滝壺が水晶球の閃光で浜面を襲うが、
タロットカードが黒い箱になり、水晶球を丸呑みにする。
浜面が滝壺を抱く。フォーチュンが復活し、ガムを取る。(アネリ / ガム)
・オペラハウスでの一方通行vs『魔神』ネフテュス。スプリンクラーvs水の刃。
クリパが再び涙でブーストされそうになるが、
ミサカネットワーク『総体』(→新約6, 9, 10巻)に励まされ、『槍』を放つ。
・アレイスターvs娘々。娘々が手負いでも全力のアレイスターに手を貸す。
神殿でのアレイスター・ミナ・リリス vs コロンゾン。赤子のリリスさえ標的。
・浜面に船内無線で説得されても、コロンゾンがMagick:FLAMING_SWORDを使う。
リリスが奇跡で対処し、アレイスターが三つの赤いルビー(→新約19巻)で矮小化を試みるが、
逆襲される。実体のあるコロンゾンは無傷。だがコロンゾンの体内から…!?
(リメエア、ヴィリアン、手負いのホレグレス=ミレーツ、神裂、カエル顔の医者、脳幹)
・一方通行がクリパの本物の涙でネフテュスに勝ち(魔術使用で血まみれ)、
クリパによる生命の樹でも邪悪の樹でもない第三の樹、人造の樹(クロノオト)で
黒でも白でもない、エイワスに匹敵する、青ざめたプラチナの翼を纏う
(ミサカネットワーク『総体』 / 全体論能力と似て非なる)
・一方通行達の攻撃でコロンゾンが実体をなくし、上条に近づかれるが、それでも儀を行う。
それを浜面の希望通り、フォーチュンが『黄金』の力で阻止。(傍にリリス / 滝壺、アネリ)
・上条がコロンゾンにアレイスターの制御下にない美琴のA.A.A.で右腕を切られるが、
右肩から『何か(群れ)』が飛び出す。船が真っ二つに裂ける。(「秘匿された召喚文」)
終章
・正午。ミナとリリスがエリザードに宝や石を返す。浜面と滝壺は外へ(フォーチュン、アネリ)。
・ヘリポートでシュプレンゲルと名乗る女が瀕死のアレイスターに会うが、エイワスに殺される。
話によると、シュプレンゲルは女詐欺師、マダム・ホロスが名乗っていた偽名。
コロンゾンの件のように、エイワスももっと前にシュプレンゲルに召喚されていた。
そしてマダム・ホロスを殺すよう命じられていた。
(ヨハン / メイザースに会い、『黄金』の重要資料を持ち逃げした女→行間一)
エイワスが粘ついた塊をマダム・ホロスの頭に突っ込む。マダム・ホロスの肉体が少女化。
現れた少女・シュプレンゲルがエイワスを手駒にする。
(100年 / フロイライン / シークレットチーフと巫女の関係 / 隠身、リガルディ)
・アレイスターが一方通行に統括理事長の全権(スマートフォン→新約21巻第二章5)
を預け、午後1時5分に死ぬ(神裂、エリザード「霧と魔術と平和の国、イギリスへ」、国葬)
・アレイスターがコロンゾンの肉体を乗っ取り、髪を切る。いわく、一番の難問は上条。
上条が人のいない場所へ。制御できない右腕からアレが飛び出す?
「神浄の討魔」と言うシュプレンゲル。
-----
【新約22巻 リバース】…12月12日?夕暮れ~ / イギリスのロンドン、ウィンザー城
上条、食蜂、アンナ=シュプレンゲル / 神浄の討魔、竜(ドラゴン)、薔薇十字
2019年7月初版発行 / 裏表紙は(シュプレンゲルの)薔薇と血
序章~第一章~行間 一
・夕暮れ。ロンドンのテムズ川沿岸、処刑塔。エイワスがシュプレンゲルに今までのことを話す。
シュプレンゲルいわく、焦がれているのは上条ではなく、神浄の討魔の方。
(フロイライン / 拷問器具、鉄の処女、ニュルンベルグ)
・試着室で近衛侍女達が採寸し、機織り機でドレスを高速で仕立てる。
対象者は巨乳の食蜂と、貧乳の美琴とインデックス(三人とも紙の下着一枚)。
機材はアラクネ八式、ワルキュリア・スワン三式、ハベトロット二式。
(防災ホイッスル→新約11巻 / 三毛猫スフィンクスはオス / 黒子 / ショーツ)
食蜂は黄色のカクテルドレス(ブラなし、バニー、スリットスカート、腰に医療用コルセット)に、
美琴はスカート短めの青いランジェリードレス(頭にヴェール、背中は露出)に、
インデックスは白地に赤紫のプリンセスドレス(絵本のお姫様、お団子ヘア)に着替える。
三人がタキシードにアスコットタイの上条に会う。
彼はいつになく積極的で、食蜂のことを覚えている(伏線)。
(A.A.A.は食蜂のイスに / 赤面して電撃を放つ美琴 / 携帯の充電)
・ウィンザー城。聖ジョージ礼拝堂ならぬステートアパートメント。迎賓区画ならぬ居住区画。
リメエアはパーティ不参加。アレイスターを国賊扱いし、上条を高く評価。
上条はアレイスターを高く評価。(薔薇と竜)
・上条・インデックス・美琴・食蜂の午後の紅茶(三毛猫も)。
眠そうなインデックスの面倒を見る上条と、それを見る食蜂。(アッサムvsダージリン)
ダンスホールでの祝勝パーティ。エリザード、騎士団長、ヴィリアンも登場。
和食の太巻、まずい豆のスープ、近衛侍女達にモテるオスの三毛猫など。
・食蜂が上条の記憶喪失を恐れ、美琴に怖いものはあるか聞く(悪夢、プロトタイプ)
・上条が女のスカートに隠れた三毛猫を薔薇の造花でおびき出そうとするが、
三毛猫に手を引っ掻かれ、その女(女性騎士)にハイヒールで顔を蹴られる。
鼻血を確認するために化粧室に向かうが、酔っ払った半裸のオルソラに会い、
お姫様抱っこすることに。さらに神裂に誤解される(聖人ビンタ)。
・衛兵詰め所で改心したホレグレス=ミレーツが異音を聞き、アニェーゼと56回目の見回りに。
そこで異様な足跡を発見。(アンジェレネ / 防御の短剣、パリーイングダガー)
二階の通路で上条が誰かに遭遇。いわく、時間がかかった。もっと早く来ると思っていた(伏線)。
割れた窓。スカイブルーにレモンイエロー、巨大な竜の鉤爪。
・キャンピングカー。ミナがカエル顔の医者はアラン=ベネットではないと知り、不機嫌に。
そしてウェストコットを『雲』にたとえ、シュプレンゲルの存在を示唆。傍に肉体を得たリリス。
(ヨハン=ヴァレンティン=アンドレーエ「全部私の創作でした」→新約22巻終章)
煙草を吸うために車の外に出た脳幹がアレイスターの生存を悟る。
第二章~行間 二
・和洋折衷なドレスの神裂や丈の短いドレスの五和が上条に事情を聴き、警戒。
エリザードが奉仕作業(処刑塔の囚人を戦に駆り出す特別措置)の許可を出す。
つまりキャーリサやウィリアム=オルウェル(→新約20巻第二章行間二)を駆り出す。
(インデックスと三毛猫 / 電池切れの携帯 / 鍵は地底と財宝の番人、竜)
・医務室でインデックスが応急セットを入手し、酔っ払ったオルソラに会う(三毛猫)。
上条が携帯で半裸のオルソラを撮り損ねたと言っていると美琴と食蜂に誤解され、
A.A.A.ではね飛ばされる(バランスボール型のA.A.A. / 一事不再理)。
ステイルと建宮が侵入者の痕跡を調べる。
・二階のバルコニー。学園都市に帰りたいインデックスと、彼女の肩に手を乗せる上条。
そこに竜が突っ込む。鉤爪が幻想殺しに触れた途端に竜の外殻が壊れ、中から上条が出てくる。
(「また会ったな」(伏線) / 美琴の超電磁砲(レールガン)は無効)
・回想(→新約22巻終章):上条の右腕からショッキングピンクの口の端とエメラルドの目尻を有す
上条?が現れ、携帯を拾う(伏線回収、彼が第一章からここまでの上条)。
右手の幻想殺しを奪われた元の上条はスカイブルーにレモンイエローの腕を得て、竜に。
(蒼ざめたプラチナの輝きを放つ三角柱→「風きr」(風斬)ではない)
・上条?が食蜂とインデックスの件を詳しく話す(彼は記憶を喪失していない)。
そして元の上条をワイン瓶で殴り、食蜂にどちらが本物の上条か問う。
食蜂が泣きながら美琴に謝り、能力を暴走させる(自身のことを覚えている上条?に与する)。
美琴が食蜂に支配されて皆が固まる前に、A.A.A.で元の上条をはね飛ばす。
・処刑塔でシュプレンゲルが強毒性のサンジェルマン(→新約12, 15巻)を食べ、
縄跳びをしながらウィンザー城の箱庭を眺める。傍にエイワス。(以下は二人の会話の内容)
アレイスターは魔術師エリファス=レヴィの記憶と技術を引き継いだ、と言った。
魔術的記憶で前世を読んだらしい。つまり彼のMagickも結局は薔薇に至る。
上条は右手切断後のアレイスターの回復魔術で不安定(タロットの〇番、愚者)。
「古い自分を裁いて、新しい自分を得る」「神浄の討魔は現れた」。
(科学の原点はイドラで有名な薔薇十字の一員、フランシス=ベーコン→科学も元は薔薇
ジョン=ディー→エノク魔術、新約22巻第二章)
第三章~行間 三
・二階の窓から庭園に投げ捨てられた元の上条がニンジンのようなマンドラゴラ地雷を倒し、
猛禽を操るオティヌスに再会。竜の姿でテムズ川を渡り、追っ手から逃げ切る。
・右手で食蜂の能力を打ち消せる上条?いわく、不幸なので、操れた人は二割だけ。
(操られそうになった時に自分の意識を落とす自動切断(オートヒューズ)があるため)
食蜂は上条との夏の思い出があるので、上条?のことを否定できない。
・猛禽の手紙のおかげで元の上条とオティヌスがリメエアに会い、酒場へ。
パンツ一丁の浜面・滝壺・フォーチュン、一方通行・クリパも集合。
元の上条が幻想殺しの消失を示そうとして、誤ってクリパの胸に触れてしまい、
一方通行に吹っ飛ばされる。そのまま当たったため、一方通行に動揺されるが、
クリスマスツリーに引っかかって、助かる(幻想殺しがないので不幸体質ではない)。
フォーチュンいわく、どちらの上条もいわばタロットの彷徨う〇番、愚者なので、
向こうにあるのが完全に正確な幻想殺しとは限らない。
(タロットの愚者:ウェイト、ジェブラン、レヴィ→行間二、ウェストコット)
元の上条が皆に説得され、今の自分を優先する。
(浜面は一方通行が統括理事長であることを知っている)
・別室で上条?が右手で貴重な品を壊すことで、正気に戻ったエリザードを脅す。
要求は元の上条の殺害。そのためにカーテナ=セカンドで全魔術師を手駒にすること。
苦悩する食蜂(固まっているインデックス、人間以外なので動ける三毛猫、A.A.A.)。
・化粧室で上条?が皮膚の亀裂(傷の履歴)を見る。鍵は善悪の二元論を横断する竜と、薔薇。
「正義のキズを修復しろ」「さあ、観測者の主観を丸ごと入れ替えよう」(→リバース)。
第四章
・エリザード命令で戦闘に。浜面(アネリ)とフォーチュンが滝壺の銃による陽動とスタンガンで
アニェーゼ、ルチア、アンジェレネを倒す(出血なし)。
滝壺とリメエアが重機関銃の射線上にいる、カーテナを振るうエリザードを発見。
一方通行・クリパ・ミレーツ vs ニクス・カタコンベ・キュティア(→新約21巻第三章)。
・元の上条(竜)とオティヌス vs ステイルと神裂。召喚したフォーチュンに神裂戦を任せ、
合成肥料(硫化アンモニウム系)でステイルを退ける。(マンドラゴラ地雷)
・美琴のA.A.A.が上条?を襲う(接続次第、彼を攻撃するよう美琴に設定されていた)。
食蜂が彼に助けを求められ、インデックスを能力で操ってしまう。そして防災ホイッスルを吹く。
A.A.A.を纏う美琴vs自動書記モードのインデックスに(科学vs魔術)。
・食蜂が流血して気絶。駆けつけた元の上条(竜)とオティヌスがインデックスの応急セット
(→第二章2)で彼女を治す。(オティヌスのパナケア(薬)仮説は不正解?)
・フォーチュンvs神裂。フォーチュンが『聖人』は能力者に近いという嘘、『雲』で勝つ。
・エリザードが浜面(アネリ)を狙うが、一方通行が近衛侍女を投げつけ、
統括理事長としての心構えを語る。そして青ざめたプラチナの翼を纏う。
一方通行とクリパ vs エリザード。府蘭が無線電波を繋いだおかげで一方通行が勝ち、
ヴィリアンに戦後処理を託す。(スマートフォン:電子ビーム、オジギソウ、肉食の植物)
・上条vs上条?。途中で生身vs竜に(外観が入れ替わる)。(落ちるシャンデリア)
上条?「俺は望まれてここにいる」、両者「テメェが許せない」。
右手を食わせ、左手のナイフで相手の胸を刺すことで、幻想殺しを取り戻す(一体化)。
(携帯 / 「だからアレは、お前を選んで……外から飛来し」)
※幻想殺し:人間が能力を見ているのか、能力が人間を見ているのか(→リバース)
神浄の討魔:優しく癒やす(浄化する)力、冷たく切り取る(討ち滅ぼす)力
・A.A.A.が自動書記モードのインデックスに突撃(意識のない美琴の肩が一瞬だけ震える)。
上条が右手で彼女の奥の何かを壊し、振り返らずに最後の悪意(白い羽根)をはねのける。
終章
・学園都市の芳川・打ち止め・番外個体と一方通行(アラスカのオーロラ→新約20巻行間一)。
第二三学区国際空港の制服姿の食蜂(医療用コルセットあり、腹の傷は完治)と派閥、美琴と黒子。
麦野と絹旗、浜面と滝壺。学生寮に向かう上条・インデックス・三毛猫。
・太平洋のタヒチで土御門元春が三羽の鳩を見て、それがアレイスターからの伝言であると悟る。
そして学園都市復旧のネットニュースのコメント欄をある作法に従って解読。
(三羽の鳩→コロンゾン召喚→新約18巻行間一 / 傍に舞夏)
内容は、学園都市の統括理事長は私ではない、私は科学の外にいる、学園都市に帰れ、
Ungrundを超えた者が現れたので外はむしろ危険(Abyssではない)、
ホルス時代でも予測できなかった何かが変わった、
あの女が雲や詐欺師ではない場合、十字と薔薇、男と女の象徴が世界を埋めていく。
・空港の英国王室専用ゲート。イギリスで交渉材料として残ったフォーチュンが
最大主教(アークビショップ)に就く。エリザードがヴィリアンを彼女の監視役に任命。
(上条達は王室専用機を利用したらしい / バルーン、府蘭 / アネリ)
・一方通行が統括理事会の会議場へ。「ロッカーに預け物がある」と言いながら、
コードリスト入りのスマートフォンを取り出し、統括理事長の席に座る。
(貝積継敏→SS2巻、新約7巻 / クリパも一緒)
・シュプレンゲルとエイワスの話。リリスの生存と、神浄の討魔の負けは予想外だが、
だからこそ、この世界にはまだ隙がある。象徴は薔薇と赤い雫(血)。
鍵は『薔薇十字』。両者「「これで終わりと思うなよ」」。
『新約』編、終幕。科学(上条当麻)と魔術(インデックス)の物語に、新たな扉が開かれる。
新シリーズ、2020年始動。「これで終わりだと思うなよ」。