D.C.(ダ・カーポ)アニメ1期の簡単なまとめ
全26話。放送期間は2003年7月~12月。
登場人物
(ゲームのD.C.P.C.のユーザーマニュアルより)
・朝倉純一…3年1組。他人の夢を見られる。手から和菓子を出せる。
・朝倉音夢…12月28日。3年1組。義理の妹。料理は不得意。
・芳乃さくら…9月4日。3年3組。いとこ。6年ぶりに来日。IQ180。
・白河ことり…6月20日。3年3組。
・水越萌…10月9日。1年2組。鍋。
・水越眞子…2月14日。3年1組。フルート。
・天枷美春…3月16日。2年1組。「わんこ」。
・月城アリス…3月27日。2年2組。人形はマリオネット。
・胡ノ宮環…1月21日。3年1組。巫女。
・彩珠ななこ…7月18日。3年3組。
・紫和泉子…11月18日。3年1組。クマ。
・その他…「風見学園の七不思議」というキーワード
・杉並、工藤叶
・白河暦…ことりの姉。生物科。
ストーリー
・1話。最初は他人の夢を見ることができる主人公のモノローグから。夢の中でさくらたんが登場。
鈴の音がして夢落ちして、音夢たん登場。3年になって最初の授業だとか。
その後、朝の日課といって熱を測る(病弱設定)。血が繋がっていない兄妹設定。
・桜は年中咲いている。その2人を見つめる少女と猫。木琴女(水越萌)。
風見学園着。「音夢先輩」と美春(パンツの色はライムグリーン)。杉並も登場。学園アイドル白河ことりたんも。
そして、全知全能のロリさくらたんが転校。6年ぶり。
・食堂。音夢の嫉妬(+貧乳設定)。さくらたんと追いかけっこし、屋上へ。そこで水越姉妹の鍋(秋田のだまっこ汁)。
放課後(クマの紫和泉子も一瞬登場w)。
純一とさくらはいとこ。純一との約束を果たすためにアメリカから帰る。約束3つ目は言えないこと。
・家。両親は海外赴任設定。家計簿をつけ小遣いを減らすことに(音夢は料理が下手なので自炊が厳しい)。
部屋にさくら(桜の木から)。誤解を招く仕草で和菓子をねだり、キス。そこへ音夢が来て修羅場に。
「これが全ての始まり。終わりのないダカーポのような」
・2話。再び夢落ちから。悪霊退散。さくらたん(パンツの色は白)。
ブルーな音夢たんを気づかう眞子。 裏音夢にさくら。
「唇には初めて」で修羅場に(うにマヨおにぎりを渡す)。(紫、一瞬登場)
・塩魚汁鍋(しょっつる)。 猫を助けようとする美春を無視(原作だと分岐点)。
そば暗庵のうな重(音夢が好きな肝吸つき)を用意するも喧嘩は続く。後、仲直りして肩を揉む。悪霊退散→千客万来
・3話。美春が猫を助けようとして木から落ちた。
そこへ父が開発したロボットの美春たんが「こんばんは」→煙が出る→背中のぜんまいを巻くことに。
暦先生、面倒を見ろと指示。昼なのに「おはよう」(データが一つずつずれていた)。きつねうどん250円。
放課後、バナナパフェを奢る(後ろに水越姉妹と紫w)。無理して食べてまた煙が出る。
後、犬と戯れ噴水に入ってまた倒れる。止むを得ずぜんまいを巻くことに。
一方、音夢vsさくらのオセロ(すべて白に)。美春、美春を目指すことに。そして人の温もりに触れる。
・4話。サッカーボールの目覚まし。さくらが来て「お兄ちゃんのエッチ」。純一の焼きそばパンを食べてしまう。
不可抗力で抱き合うのを音夢に見られて修羅場に。
朝。歌う白河ことりたん登場。純一を悪い人ではないと認識。
昼。焼きそばパンを逃すもことりたんから貰う(ことりに心を読まれて)。
ことりたんは他人の心が読めることをよく思っていない模様。 プールのシーン(他人の心が読めて苦しむ)。
放課後、音楽室。倒れることりたんを介抱。 悪意のない純一に惚れる。 音夢と仲直り。
・5話(猫耳メイド回)。再び他人の夢(飼い主から離れ、純一に会いに行く猫が擬人化して鷺澤頼子に)。家事は壊滅的。
耳に触れようとして倒れ、そこに音夢たん。 湯どうふ失敗(水越姉妹の解説つき)~杉並の松野屋の牛丼。
次の日、家事上達。 #dc
・6話は水着回。さくらたんのスク水を見れば終わり。海藻鍋。あとは純一と音夢の関係を追っておけば終わり。 #dc
・7話は水越回。萌先輩のパンツ(ピンク)。鍋の食材の鴨が逃げる話など。
水越家へ(金持ち設定)。弟がいる(智也)。 #dc
・8話はうたまる回。総集編なので飛ばしてもOK。 美少女たちの身長とスリーサイズが分かるぞ♪
(因みにうたまるの3サイズは23・23・23)。 ※ロクゴロウさん印のキャットフードなど #dc
・9話。謎のポエマー(カヲル)/※鍋はしゃぶしゃぶ、音夢たんのパンチラ
・10話。学園祭。白河ことりたんを中心に。 #dc
・11話。頼子が外に出ようとする話。
・12話。水越眞子たんと恋人ごっこ(女の子から避けるため)。※もみじ鍋 #dc
・13話は温泉回(ジャングル王国)。萌先輩がブラでダチョウの卵を運ぶ話。その際ブラが入れかわる。※闇鍋
・14話は美春とショッピング。純一のワイシャツ。指輪。 #dc
・15話は総集編。1.鷺澤頼子(5話、11話)→2.白河ことり(4話、10話)→3.水越眞子(7話、12話)
→4.天枷美春(3話、14話)→5.水越萌(7話、13話) #dc
・16話Aパート。祖母の夢:手から和菓子を出す魔法は祖母より。祖母も「かったるいことは~」と面倒臭がり屋。
さくらは祖母の家に一人で住んでいる。なお、純一とさくらはいとこ同士。
さくら「(ことりが)本当に人の気持ちが読めるとしたら?」と意味深。
※ラストで音夢たんのブルマ
・Bパート。純一はさくら家へ行くことに。
結局、音夢は純一を誘えず美春と映画Quririx(おそらくMATRIXのパクり)へ(杉並が一瞬登場)。
※水越姉妹の激辛四川鍋
・17話Aパート。音夢、映画館で美春の正体を知り、純一との交際を応援される。
一方、純一は夢でさくらと出会った頃を回想。
さくらんぼというあだ名をつけたこと、純一は祖母の娘の子でさくらの母の妹の子であること、
手から和菓子を出せるようになっていたこと、などを回想。 #dc
・Bパート。キスをせがまれる。なぜ6年前のままなのか問う。
彼女いわく、この島の桜が枯れないのは、祖母が植えた桜の木のせい。
あれは皆の望みを叶えてくれる魔法の桜。そのせいで成長が止まっている。
そう言って、魔法を解くキスを改めてせがまれるも、音夢を思い出し思い留まる。
・音夢の回想。両親が交通事故で亡くなって純一家へひきとられることに(=血は繋がっていない)
いつ頃から兄妹以上の関係に。
ラストでさくらvs音夢の形に。
・18話。純一、音夢が家出した際、音夢を守る兄になると決意したことを回想。
音夢、さくらへの嫉妬で和菓子が嫌いなふりをしていたことを明かし、勢いで告白し、キス。
純一と音夢の関係が進展。
・19話。純一と音夢が恋人同士に。それを察知したさくらと杉並、2人が兄妹であることを指摘し牽制
→さくらとのデート中、音夢が倒れる→愛を確認し合いキス→さくら「そんな、どうして」
※頼子さんは外に出る練習中 #dc
・20話。音夢vsさくら。
アメリカに行く前に枯れない桜の木の下でさくらがした3つの約束は、
1必ず再会する、2困ったときは助ける、3もう一度会えたら恋人になる。 #dc
・さくらの主張「音夢は兄も恋人もいてずるい。しかも自分がアメリカに行っている間も一緒だった。」
音夢の主張「さくらも純一が好きな自分があの日、木の影にいたことを知ったうえで約束した。しかも、桜の木の下でした約束は必ず叶う。」 #dc
・純一は自分が悪いと判断。
その後、音夢を選ぼうと決意するが、音夢は口から桜の花びらを吐いて倒れてしまう。 #dc
・21話。さくら、音夢の容体を知り、昔を思い出し、自分のせいだと悟る。
彼女が幼児体型のままなのは、周りを傷つけないよう、無邪気な子供のままでいることを願ったから。
※杉並「初音島幼稚園たね組」?
※すっぽん鍋 #dc
・だいぶ外出できるようになった頼子、桜の木を枯らすことを提案。
さくら、当初はこの島の人達の望みも消えてしまうと反論するも、説得され決意。
※EDが変わる #dc
・22話。音夢、回復。頼子の夢…クラスメイトに。頼子、(最後の)デートに誘い、夜、風見学園へ。
もうじきが桜が枯れ魔法が解けること、純一が好きな引き篭もりがいて、自身はその飼い猫であること、を告げる。
「好きです」と言い残し消える。
※挿入歌「ほんとのきもち」 #dc
・23話。ことりの夢。ことり、他人の心を読む力を失い不安になっていたが、純一の心の声だけは聞こえ安心。
彼の傍にいるようになるが、やがて彼の心も読めなくなり、その能力を告白。
対して純一、人の気持ちが分からないから人生は楽しいのだとフォロー。 #dc
・その後、ことり、白河家の本当の子供ではなかったため、
周りに嫌われないように相手の心が読めることを桜の木に願ったと告げる。
※挿入歌「そよ風のハーモニー」
「結局、私は頼るだけで、何も乗り越えられていなかった」と呟く
「好きです」と告白するも振られる #dc
・24話は美春編。暦先生から美春が倒れたと聞き、天枷研究所へ。
そこにはロボットの美春と本物の美春。
暦によると、ロボ美春は思い出探しを続けていたために負担がかかり余命僅か。
彼女は本物の美春になりたいらしい。
しかし、彼女の中にあるのは本物の美春のデータだけで記憶はない。
それでもロボットの美春、本物の美春の記憶があると信じ、小さい頃の夢を見たと意地を張る。
・さくら、美春の願いを桜が叶えていたのかもしれないと懸念。
・純一、桜の木の下にタイムカプセルを埋める夢を見る。
・卒業式(3月15日に○)、音夢はいない。 #dc
・Bパート。純一と美春、昔(3話)を懐かしむ。
美春、周りの期待に応えたくて、あくまで思い出に拘る。
純一、放っておけなくなり美春とタイムカプセルを掘り起こす。
その後、美春、先輩に会えてよかったと言い、停止。
「純一お兄ちゃんとずっと一緒にいられますように」という言葉を残して。 #dc
・一方、朝倉家。音夢の様子がおかしい。枯れた桜が再び咲いてしまう。 #dc
・25話。音夢とさくらの夢~指輪とさくらの音夢への嫉妬。
音夢、再び桜の花びらを吐き、それを隠す。さくら、それを見て桜の木に願った自分のせいだと言う。抱き合う2人。
桜の件が純一にばれる。
さくら、桜が枯れないことを告げ、音夢を羨む自分の気持ちを吐露。
音夢、記憶がなくなり眞子と杉並のことが分からなくなる。純一のことを「お兄ちゃん」と呼ぶようになる。
さくら、旅に出ようとしていたが、それを聞き愕然とし、走り去る。
・26話。純一が音夢に鈴を渡す話。音夢とさくら、枯れない桜の木の下へ。
さくら、純一への想いを断ち切れないことを嘆く。
対して純一、音夢の記憶がなくなっても自分は音夢との思い出を忘れないし、さくらを嫌いになることもないとフォロー。
さくら、解脱(?)。純一は音夢の所へ。そして桜が綺麗に枯れる。
・「人生はゲームみたいにリセットできないというけれど本当にそうだろうか。
つまずいてもまたダカーポのように最初からやり直せばいい。
俺はそう信じたい。
それは決してゼロからの出発ではないはずだから。」
・さくら、充電し、前から決まっていたアメリカへ旅立つ。純一「待ってるぞ」。
純一、高校の制服を着た音夢が待つ学園へ。音夢「兄さん」。
※以上の内容はtwitterでも確認できる。IDはkoizumitakafumi、ハッシュタグは#dc。
~ストーリーガイド~
15話まではキャラクターの紹介と各キャラクターへの萌えが中心。
総集編の8話・15話はよくまとまってはいるが、話が進んでいるわけではないので、飛ばしてもいい。
また9話もぶっちゃけた話、駄作。水越姉妹に興味がないのであれば、7話・12話・13話あたりも飛ばしていいだろう。
但し、14話は後の話に関わる描写(具体的には指輪)が出てくるので一応見ておいた方がよい。
で、物語が本格的に動き出すのは16話から。
ここから先は主に音夢とさくらの揺れ動く感情を扱っており、さくらの嫉妬・羨望が音夢を苦しめる展開になる。
具体的には、「さくらが純一を求め、音夢と純一の関係を羨む限り、音夢が苦しみ続ける」という構造を
「皆の願いを叶えてしまう枯れない魔法の桜」というフィクショナルな設定を用いることで描写している。
ひと言で言うなら「女の嫉妬」がテーマになっているように思える。
そのほか、26話ラストの純一のセリフは名言。ここでダ・カーポという題名に込められた意味が分かる。
後は、頼子、ことり、美春をそれぞれ22話、23話、24話で駆け足気味に扱っていることを確認すれば十分であろう。