赤目無冠のぶろぐ

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帰ってきたニートの一日の作者。詳しくははじめにへ。

ギャンブルは追い上げかコロガシか

ギャンブルをやる場合は追い上げた方がいいのか、それともコロガシた方がいいのか。

数学的にはどちらも同じだろう。どのような賭け方をしても、長期的な期待値が変わるわけではないのだから。
最終的には控除率の分だけ負けるようにできているだろう。

しかし、経験上は(強いて言えば)コロガシの方がマシだと思うようになった。
麻雀でもそうだが、理不尽は連続することが多いからである。

ルーレットで赤か黒か試してみても分かる。10連続も赤、ということが普通にある。
次こそ黒だろうと思っても、いつまでも赤が続いたりする。
これは当然である。前の目に依存して次が決まっているわけではないのだから(独立事象なのだから)。
そもそも前に基づいて「そろそろ黒だろう」という発想が既におかしい。
群集心理としては、そろそろ黒だと思う人が多くなるので、客同士で賭ける場合は、
むしろ11回目もあえて赤だと考えた方が勝てると思う。
独立事象である以上、何回連続してもまったく不思議ではないのだから。
まぁどちらにしても間違いで、本来は完全に毎回フィフティフィフティとしか言えないのだが。

そういうわけでギャンブルというものは勝ったときにプッシュしていくものであり、
負けたときに賭け金を増やしていく追い上げは控除率を考えるとあまりよくないだろう。

もちろん、本当に強い人は均等賭けで十分勝てる。
しかしさらなる一獲千金を素早く狙いたい者には、勝ったときに賭け金を増やすやり方を勧めたい。
このやり方なら外れても、大損はしない。元はたいした金額ではないのだから。

しかし追い上げは精神的に辛い。もし来なかったらどうしようという不安感が常に残る。
そんな辛い思いをするぐらいなら、負けてもずっと同じベットにして、勝ったときに一気に上を狙えばいい。
最近はそう考えるようになった。

もともと理不尽なクソゲーなのだから気楽に考えた方がかえって当たる。
闇雲に追うものではなく、流れに身を任せて自然に波に乗ること。

最後に将棋棋士の羽生善治の名言を紹介しておこう。
流れは人為的に支配できるものではない。対局中にはいろいろなことを考えるが、思ったとおりにはならない。思いがけない展開になってしまう。流れをつくるよりも、サーフィンのように流れにのっていく。波はつくれないが、乗れるかどうかだ。