2013年冬アニメの批評
2013年冬アニメを分類して簡単に批評したい。
「多過ぎてどれから見ればいいのか分からない」という人はこれを読もう(筆者の主観が入っているが)。
決してベタ褒めすることなく、シニカルに評価しているので、良い面も悪い面も分かるはずだ。
~大手(?)アニメ~
・たまこまーけっと…京アニオリジナル。食事でいうなら「おかゆ」のような感じで「可もなく不可もなし」だった。
実際、売り上げも4000枚程度と地味。可愛さと動きだけで、凡作でしたね。
・みなみけ ただいま…漫画原作。言わずと知れた日常美少女アニメの重鎮だが、もう4期なので、少し飽きてきた。
とはいえ、日常ものとしては傑作。詳しくは当ブログのこちらを参照。
・僕は友達が少ないNEXT…ラノベ原作。2期。「普通に友達がたくさんいる奴だろ」と思ったので、見ていない。
また、その内容もありきたりになってきた気がする。
・ちはやふる2…少女漫画原作。2期。かるたを題材とした作品。見ていないので批評できない。
~5分アニメ~
・まんがーる!…漫画原作。出版社はアーススター。漫画編集の過酷さをギャグで表現している。
前半はまぁまぁだったが後半は失速した。それとOPの「girl meets DEADLINE」が印象的だった(因みに作詞は畑亜貴)。
・ヤマノススメ…漫画原作。同じくアーススター。美少女2人(雪村あおいとひなた)が山に登ろうとする話。
こちらはゆるふわな感じで、毒がなく、普通にいい話だった。5分しかないのが惜しいぐらいだった。
下手をすると、2013年冬期で一番好きなアニメだったかもしれない。本作は5分アニメの可能性を示唆してくれた。
※なお、上記の「まんがーる!」と「ヤマノススメ」に関しては当ブログのこちらを参照。
・あいまいみー…漫画原作。漫画部の女の子の悲しい青春を描いたもの。途中で切った。自分には合わなかった。
・戦勇。…漫画原作。OPだけ無駄にカッコいい誰得か分からないアニメ。これも途中で切った。自分には合わなかった。
~美少女もの~
・ラブライブ!…電撃などによる合同プロジェクト(その意味できわめて商業的)。
廃校の危機をアイドル活動で救う話にしたいようだ。AKB48やアイドルマスターに近い金の匂いがするアニメ。
予想通り、商業的には上手くいっており、売り上げは2万枚を突破。2013年冬期の覇権アニメになりそうである。
要するにアイドルものにして可愛い女の子を出せば、オタクは何でも買うということが本作で示された。
・ビビッドレッドオペレーション…オリジナル。監督はストライクウィッチーズなどで有名な高村さん。
簡単に言うと、股間とミリタリーと仲間との絆を描いている。
前評判は良かったが、中身はいまいちだった。詳しくは当ブログのこちらを参照。
・D.C.Ⅲ…ゲーム原作。曲芸商法で有名なハーレムエロゲーの重鎮。
結局、本作だけでは過去の物語が分からないので、現時点では何とも言えない。(あるなら)2期に期待したい。
原作を買わないと理解しにくいという意味では極めて商業的な作品といえよう。
2ちゃんねるでは不評で「童貞のおっさんしか見ないオワコン作品」と叩かれていた(苦笑)。
まぁいずれにせよキャラクターとそのお色気ありきの作品だと思った方がよい。詳しくは当ブログのこちらを参照。
・俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる…ラノベ原作。略称は俺修羅など。
彼女v.s.幼馴染という設定で、我々萌え豚でさえ「たまには違う書き方できないの」と思うアニメ。
結局、途中で切った。ワンパターンの展開で薄い内容だと思った。所詮は「ライト」ノベルである。
・閃乱カグラ…ゲーム原作。現代に生きる忍者5人が美少女だったらって話。これもワンパターンなので途中で切った。
~中二向け~
・THE UNLIMITED 兵部京介…「絶対可憐チルドレン」のスピンオフ。なんか超能力設定とかでドンパチしてた。
「絶対可憐チルドレン」を知らないとあまり楽しめない。また中二向けなので合わない人は面白くないと思う。
~腐女子向け~
・AMNESIA…ゲーム原作。ビジュアル系イケメンがたくさん出てくるアニメ。
続きが気になるという意味では、男が見てもなかなかのアニメだった。
最後の5枚のカードは自分で世界(男)を選べという意味だろうか。考察欲をかきたてる構成だった。
これも余力があったら当ブログでまとめるかもしれない。
・キューティクル探偵因幡…漫画原作。探偵ギャグアニメ。女性向けの笑いだと思う。結局、1話しか見なかった。
~ダークホース?~
・琴浦さん…漫画原作。人の心が読める女の子を描いた作品。
シリアスとギャグのバランスが良かったが、6話ぐらいで飽きてしまった。
つかみは良かったが、途中で失速した気がする。ダークホースという程のアニメではなかった。
・まおゆう魔王勇者…ファンタジー小説原作。2ちゃんねるに書かれた即興小説を書籍化したものらしい。
個人的には、作者の「俺が描く理想の世界」を押しつけられているようで苦痛だった。結局、途中で切ってしまった。