もはや人間にできることはわざと間違えることだけ
計算、将棋ソフト、株の投資、ネットの検索エンジン・・・
・・・さまざまなジャンルにおいて、コンピュータ(ソフト)が人間を超えつつある。
機械化が進み、はっきり言って人間の存在意義がなくなりつつある。
もう一人や二人、死んでもほとんど影響がない。
遺族にとってはたった一人の死であっても悲劇だが、社会全体の生産性という観点ではノイズでしかない。
コンピュータに頼ればかなりのことが解決してしまう時代だ。特に決まりきったタスクの処理に関しては本当に強い。
このような状況の中、我々には何ができるのか? 人間は既に社会的に死んでいるのか?
・・・これについてだが、おそらく、もはや人間にできることは、わざと間違えることだけだと思う。
何故ならもう正攻法では機械の100%に近い精度に勝てないからである。
我々にできるのは、機械にできないような一見アホにも見えるアバンギャルドな動きをあえてすることだけである。
失敗は成功の母と思い、ランダムに失敗してみた方がよい。
これからの時代の人間は、基本的なことは全てコンピュータ(機械)に任せ、
常識的に考えていてはできないようなことを考案するしかない。
それ以外の部分では「必要のない人間」と言われてしまう。
ルーティンワークに該当するものは、コンピュータの方が安定しているので、
そのような部分をいくら人間がマネしても、永遠に勝てない。
わざと相手の読みを外すことでバグを誘発する。
あこぎではあるが、人間がコンピュータに対抗するとしたらそれしかないのでは?