赤目無冠のぶろぐ

アニメ要約・批評、仮想通貨(ビットコイン、モナコイン)、将棋・麻雀、音楽(作曲、DTM、ベース)、思想など

帰ってきたニートの一日の作者。詳しくははじめにへ。

コメントが欲しいだけなら、ブログの記事は不完全な方がよい

ブログのコメント(やブックマーク)を見ていて分かったことがあるので、助言しておく。
基本、コメントが欲しいだけなら、ブログの記事(やその題名)は不完全な方がよい。
ツッコミを入れてもらえるからである。

たとえば最近、特定秘密保護法案とやらが通った。
これについてなら、たとえば「秘密を保護するのは国益上当然であり、反対者は頭がおかしい」というような文を中途半端に書く。
すると、これまた中途半端なブ左翼が「そんなことはない」「思慮深さの欠片もない」と猛烈に批判し始める。
これでコメントが必ず増える(苦笑)。
さらに言えば、クリック型のアフィリエイトなら金も増える
(因みに当ブログはアフィリエイトは一切ないしそういう意図もないのでご安心を)。

ポイントは中途半端で不完全であること。
なまじ完璧すぎるとスキがないので批判者も「あ、こいつ知ってるから強い」と思ってあからさまな論争を避ける。
あこぎではあるが、どんなコメントでもいいから欲しいと思った場合は、わざとスキを作った方がよい。

それにしてもあこぎな方が伸びてしまうというのはいかがなものか。
そういえば、まとめ系のサイトもあえて誤解を招くようなタイトルにすることが多い。
あれもクリックしてもらうことを狙っているのだろう。

結局、ブログでやっていることも、低俗な週刊誌やスポーツ紙の記事と同じである。
その意味で、ネットユーザーも実はそれほど賢くない。
たまにネットユーザーはネットを知っている分、情報に強く、リテラシーが高いと聞くが、それは昔の話である。
最近は上記で述べたことぐらいで流されてしまうわけだから、最終的にはネットを使わない人間と同じ民度になっていくと思う。
要するに環境や媒体がネット以外からネットに移っただけであり、人間そのものは何も変わっていない。

かつて虐げられていたマイノリティは、従来のメディアよりも優れたユートピアを作ろうと思い、インターネットという空間を画策した。
だが誰でもネットをやるようになりつつある今日の傾向を見る限り、
このバーチャルな空間でさえ単なる現実の延長になっていくおそれがある。

初心者に優しくなり、金目当ての業者にバレてしまった最近のネットサービスは死にかけている。
どこかで何らかのブレイクスルーがもう1回必要になってくると思う。