赤目無冠のぶろぐ

アニメ要約・批評、仮想通貨(ビットコイン、モナコイン)、将棋・麻雀、音楽(作曲、DTM、ベース)、思想など

帰ってきたニートの一日の作者。詳しくははじめにへ。

『新約 とある魔術の禁書目録』12~18巻のまとめ

鎌池和馬による『新約 とある魔術の禁書目録(インデックス)』12~18巻のまとめ(要約・感想・レビュー・考察

・新約1~11巻はこのブログのhttp://akamemukan.hatenablog.com/entry/2017/04/11/142519を参照

・「無能力(者)」は「レベル0」、「超能力(者)」は「レベル5」、
 「対魔術式駆動鎧」と「A.A.A.」は「アンチアートアタッチメント」、「警備員」は「アンチスキル」、
 「超電磁砲」は「レールガン」、「幻想殺し」は「イマジンブレイカー」、
 「理想送り」は「ワールドリジェクター」、「一方通行」は「アクセラレータ」、
 「原型制御」は「アーキタイプコントローラ」、「営巣部隊」は「ユースフルスパイダー」と読む
 なお、「原型制御」は新約15巻以降、「原形制御」と表記されている。

・まとめる際、https://www12.atwiki.jp/index-index/トリガーハッピーエンドの記事を参照した

------

【新約12巻】…12月1日 / ダイヤノイド / サンジェルマン
  2015年3月初版発行 / 裏表紙はフレンダから加納神華(かのうしんか)への誕生日プレゼント


序章~第一章~行間 一

・『魔神』である僧正(そうじょう)、ネフテュス、娘々(にゃんにゃん)(新約10巻終章参照)
 がゾンビの理屈で『隠世(かくりよ)』から『現世(うつしよ)』の第一一学区へ。
 そこでアレの動きを懸念(キングアーサーの双子の妹・クイーンアンと剣の対となる盾)。

1,2,6,9.12月1日。小人化したオティヌスが猫のスフィンクスに襲われない待避所を求める。
 上条がオティヌス用のドールハウスを買うためにインデックス、オティヌスと共に
 第一五学区のダイヤノイドへ。(5.土御門・青髪との投扇興

3.美琴とミニスカサンタに扮した食蜂がクリスマスに協力して寮から外出することを約束し合う。
 そして上条の参入を知り、改めて固い握手を交わす。

0,7.少年が不良の助言に従い、友人のフレンダを助けるために、第六位の藍花悦に扮してダイヤノイドへ。
 途中、自分と同じように「藍花悦」と名乗る頭の悪そうな女に鉢合わせし、逃走。

4,8.第二学区で浜面が『アネリ』(元は『ドラゴンライダー』(新約1巻参照))のテストドライバーに。
 その後、ステファニー=ゴージャスパレス(旧約SS2、19巻参照)と共に
 ダイヤノイド中層のテレビ局へ『荷物』をトラックと運搬着(パワーリフター)で運ぶ。
 途中、「藍花悦」と名乗る子に遭遇。

10.水の多いダイヤノイド中層で浜面を待つ麦野・絹旗・滝壺

11,12.インデックスとオティヌスを見失った上条も「藍花悦」と名乗る少年に遭遇し、怖がられる。
 その後、自称「魔神の先にいる者」・サンジェルマン(燕尾服の男)に遭遇。


第二章~行間 二

2.サンジェルマンが『シャンボール』でドロドロした世界を上条に見せ、消える

6.サンジェルマンがダイヤノイド内の人達を閉じ込める。麦野が能力の多用で脱出しようとする。

3,(4),7,16.藍花悦と名乗る少年も屋上でサンジェルマンに遭遇。サンジェルマンが少年に協力。
 荷物の『盾』、アンの空隙、フレンダの遺産など。

8,10.上条がサンジェルマンを魔神と見なし、追跡(インデックスとオティヌスも登場)。
 潜水マスクをつけ、水道管を通り、中層のアクアパレスへ。そして浜面に遭遇。

1,5,9.エレベーターが止まり、浜面がステファニーの手でエレベーターシャフトに突き落とされる。
 そこで滝壺らを助けるために運搬着(パワーリフター)でサンジェルマンと戦おうとする。

11,12.魔神との接触による世界崩壊を避けたい上条 vs 滝壺らを守りたい浜面→浜面、勝利

15.麦野らvsサンジェルマン。爆発が『アイテム』を襲う。

13,(14),17.オティヌスが上条を励ます。いわく、サンジェルマンは嘘つきで魔神ではない。
 ヤツは炭素を操る。ゆえにダイヤだらけのダイヤノイドにいる。


第三章

・サンジェルマンの思想に感染してサンジェルマンになった人達が上条を襲う。
 藍花悦と名乗る少年が上条を助け、サンジェルマンと交渉。

・上条と浜面が合流(ステファニー、麦野らも無事)。
 浜面がフレンダの関与を知り、藍花悦と名乗る少年の救出に協力。

・屋上でサンジェルマンがキングアーサーの剣・エクスカリバーの対となる
 アーサーの双子の妹・クイーンアンの『アンの盾』(序章参照)を藍花悦と名乗る無能力の少年に渡す。
 そして彼にフレンダの『遺産』(フレ/ンダ)を見せ、炊きつけることで上条と戦わせようとする。

・上条と浜面がフレンダの隠れ家だったダイヤノイド上層へ。
 そこで大量の誕生日プレゼントを発見(フレンダには1000人以上も知り合いがいた)。
 そして防犯カメラでサンジェルマンと藍花悦と名乗る少年を見て、敵の真意を悟る。

 敵の狙いは無能力者でも立派な能力者である少年に魔術を使わせ、死なせること。
 そうすることで上条を絶望させること(魔神達へのいやがらせ)。

・サンジェルマンと藍花悦と名乗る少年が最下層へ
 (グラビトン式人工重力制御装置を悪用し、地球を握り拳サイズに圧縮しようとする)

・最下層で上条(と浜面)が藍花悦と名乗る少年にフレンダの誕生日プレゼントを投げつける。
 メッセージつきのプレゼントのおかげで少年が目覚め、上条ら側へ。
 少年の名は加納神華(かのうしんか)。プレゼントの中身は安物の懐中時計。
 (麦野ら、ステファニー、滝壺とオティヌス、下層のインデックスとスフィンクス


行間 三~第四章~終章

・加納らvsサンジェルマン。様々な攻撃を受け、苦戦。
 しかし途中で上条がサンジェルマンの嘘を看破。加納がサンジェルマンを倒す。

・第六位の藍花悦が『ゲームマスター』のデスゲームに巻き込まれた少女に自分の身分を提供。
 直接、提供したのは時給900円で第六位に雇われている内臓潰しの横須賀(旧約SS2参照)。
 (麦野と絹旗 / 浜面と滝壺と2人に嫉妬する『アネリ』 / 上条と加納)

・ゾンビの『鏡合わせの分割』で現世(うつしよ)の公園にいた僧正、ネフテュス、娘々が
 サンジェルマンの撃破を喜ぶが、アレイスターに何らかの術式を埋め込まれる
 (新約10巻終章でアレイスターが乱入したのは魔神達のパラメータを盗むため)
 ↓
 第二三学区でゴールデンレトリバーの木原脳幹がゾンビを対魔術式駆動鎧で倒す
 (363頁によると、木原の始祖たる7名はただの人でしかなかった)

・イギリスでローラがある少年(上条?)の名を思い浮かべながら、先を見据える



【新約13巻】…12月3日 / 僧正 / グレムリン:魔神襲来
  2015年7月初版発行 / 裏表紙は僧正の純金の剣


序章~第一章~行間 一

・12月3日。出席日数の足りない上条が小萌先生の指示で点数稼ぎのために
 防犯オリエンテーションの暴漢役(タイツ・白ブリーフ・コート)に。
 下着泥棒の青髪のせいで3階の窓から逃げることに(土御門、吹寄のサスマタ)。

・食蜂とのトントン相撲に勝って治安役になった美琴が白ブリーフの上条を見て怒り、超電磁砲を撃つ

・人質役の雲川芹亜が上条を助け、空き教室で彼を誘惑。
 上条が1階の下駄箱からラブレターを見つけ、舞い上がる(殺意を抱く美琴と雲川先輩)。

・屋上で上条がラブレターの差出人である魔神(グレムリン)の僧正に遭遇。

・僧正が上条に採点者の立場を与えようとするが断られる。
  僧正いわく、魔神達はリソースの奪い合いをしている。一つしかない世界をどうすべきか話し合っている。
  そして話し合うだけで運命が揺らぎ、世界が変わってしまう。
  しかし上条(神浄の討魔)が採点者になれば、完全な安心を得られる。

  上条いわく、それはオティヌスの『しあわせな世界』のような、自分勝手な恐怖政治に過ぎない。

・上条がアクロバイクに美琴を乗せ、2人乗りで僧正から逃げる


第二章~行間 二

・上条&美琴と僧正の追いかけっこ(うほほーい☆、泥の巨腕)。
 警備員(潮騒)、『六枚羽』、『一〇本脚』、美琴の超電磁砲でも止められない。

・秋川未絵が逆さまになったビルに潰されそうになるが、何とか生存。
 しかし父による大金庫が開いてしまい、宝飾デザイナーである母による6兆円の液体ダイヤを
 大学生の男達が盗みに来たため、それを持って逃走。

・大学生の乾山庄治(けんざん)、岡田歩、干潟彰夫が警備員のPフォンと拳銃で未絵を追う
 (浜面とフレメア / 黄泉川と芳川 / 番外個体(ミサカワースト)と黒夜)

・第五学区のセントラルパークで右方のフィアンマが『妖精化』を使うが僧正に吹き飛ばされる


第三章~行間 三

・上条&美琴(と僧正)が大学生らに突撃し、未絵を救出(半蔵と郭 / 黒子と初春)

・上条&美琴が僧正から逃げ切り、船上へ(僧正は土で索敵しているため、船上だと分からない)

・ネフテュスと娘々が上条にくっつき、彼と美琴に僧正の退治を任せる
 (『宝貝(パオペイ)』 / 僧正の即身仏、純金の剣 / 美琴「だめ」 / クレーンゲーム)


第四章

・第二三学区での上条&美琴vs僧正。僧正に学園都市を壊されるが、美琴の人脈で被害を最小限に。
 (乾山が未絵を襲うが、未絵の父と警備員に倒される)
 さらに高圧ボンベによるマグマで僧正を焼く。

・マグマに包まれても死ななかった僧正が美琴のせいで幻想殺しを使えない上条を見て、「つまらん」と言う。
 上条が美琴をお荷物扱いする僧正を批判し、
 1700年ぶりに接近するアローヘッド彗星の探査機に使うマスドライバーで僧正を宇宙まで飛ばす。

・まだ死んでいなかった僧正がアローヘッド彗星と融合して地球へ。
 上条が右手をかざす。ピシリと亀裂の走るような音が続く。

・木原脳幹が対魔術式駆動鎧のドリルで僧正を倒す(傍に唯一)。
 その際、アレイスターからの意思の力(運命論に命を奪われた娘の名)を伝える。

 アレイスターが「良くやった」と言うが、脳幹に「ネフテュス、娘々がいたはずだが」と言われ、
 「あれは君がやったのではないのか?」と言う。


終章

・上里翔流(かみさとかける)が『理想送り』という右手を使って、
 娘々ら(キメラ、テスカトリポカ、ヌアダ、プロセルピナ)を新たな天地へ追放してしまう

・イギリスでローラが上里の台頭を喜び、アレイスターを馬鹿にする

・ネフテュスが上里から逃げ、宅配便で上条家へ。そこで上条に「オティヌス(も)危ない」と伝える。

・バスルームで美琴が上条の右手の件を思い出し、「あいつが、遠い」と言う



【新約14巻】…12月3日 / 上里とバードウェイ姉妹 / サンプル=ショゴス
  2015年11月初版発行 / 裏表紙は木原脳幹のタバコ


序章~第一章~行間 一

・ネフテュスによる現状の説明(傍に上条・インデックス・オティヌス)。
 いわく、今ある世界を直す幻想殺しと、今ある世界を捨てる理想送りは、正反対のもの。
 上条がオティヌスの理解者になったせいで、魔神らが上条の幻想殺しに失望し、上里に理想送りが宿った。

・木原脳幹に料理を振る舞う唯一と、嫌な予感がするロマンを解する脳幹

・インデックスのせいで冷蔵庫にしょうゆと味噌しか入っていなかったため、
 上条がスーパーでオティヌスと仲良く鍋の食材を買う(北欧のフライドポテト、ニシン、じゃがバター)。
 しかし帰りの夜道で上里に遭遇。


第二章~行間 二

・上条vs上里と思いきや、赤の襲撃者vs黒の襲撃者に。ひとまず休戦し、脱出。

・上条が上里とはぐれるが、気になるので戻る。そこで赤の正体・レイヴィニア=バードウェイに遭遇。
 (オティヌスいわく、赤は暗黒大陸(アフリカ)のもので黒は不明 / 鍋の食材は野良猫のものに)
 一方、上里は黒の正体・パトリシア=バードウェイに遭遇。

・パトリシアは研究員として参加した南極調査活動の最中、『サンプル=ショゴス』に寄生された。
 レイヴィニアは暗黒大陸(アフリカ)由来のカニバリゼーションによって自身の体内で
 食用の臓器(果実)を作り、それを妹に食べさせることで、妹を救うつもり(ゆえに「私の胸に触るな」)。
 しかし姉が死ぬ可能性もある救出方法なので、赤い姉vs黒い妹になっている。

・上里らが小萌先生も住んでいる(←86頁の「月詠」や151頁の「小柄な女教師」より)ボロアパートから
 銭湯(風呂)やラーメン屋へ。
  彼の傍には女の子100人による『上里勢力』がいる。
  京都弁の辿り屋・絵恋(エレン)、不良の獲冴(エルザ)、メガネの暮亞(クレア)など。

・木原脳幹がコンビニの中年店主と過去の加群について話す
 (タバコ / 子供達を守ろうとした小学校の職員 / 雲川鞠亜)

・夜、パトリシアが上里家から飛び出し、悩む。
 追いかけてきた上里に『理想送り』による自殺を勧められるが、拒絶。
 上里が彼女に協力(彼の力は『願望の重複』がないブレない者には発動しない)。


第三章~行間 三

・空腹の上条が隣の土御門の所へ(魚肉ソーセージ / メロドラマで泣く涙もろいネフテュス)。
 しかし上里に遭遇(獲冴(エルザ):憑依 / 暮亞(クレア):植物に近い『原石』)。

・「すまない」と言うアレイスターと、その人間性を買う木原脳幹(終章の伏線)

・夜道で上里が理想送りの問題について語るが、上条に否定され、対立。
  上里いわく、違和感を覚えるようになったのは11月の初め。能力だと分かったのは2,3日前。
  平凡な高校生だったが、魔神のせいで力を得てしまい、望まないハーレム状態になってしまった。
  上条いわく、平凡な人でも女の子に好かれる可能性はある(ハーレム肯定野郎)。


第四章~終章

・上条vs上里。上里はパトリシアと『サンプル=ショゴス』の共存を提案(府蘭(フラン))。
  上条は暮亞の能力(植物に近い『原石』)の使用を提案。

・2人でバードウェイ姉妹の喧嘩を止め、暮亞の能力でパトリシアを救おうとするが、苦戦
 
・ネフテュスが自分の体を犠牲にすることでパトリシアを救う。ネフテュス消滅。

・結局、鍋パーティはショゴスと姫君の毛皮(姉妹鍋)に?

・上条vs上里。上里が勝つが、幻想殺しの奥からアレが飛び出したせいで、負傷。

・木原脳幹が対魔術式駆動鎧で上里を倒そうとするが、反撃され、瀕死に。
  上里いわく、『サンプル=ショゴス』は『未元物質(ダークマター)』によるもので、学園都市の企み。
  上里にショゴス入りのパトリシアを助けさせることで、彼を内側から破壊する狙い。

・木原唯一が瀕死の脳幹をコールドスリープ(冷凍装置)に入れ、泣く。
 そして脳幹を超える『木原』になることを誓う(新たな『対立軸』ができる)。

・窓のないビルでアレイスター(娘を失い、日記に涙の染みを残した『人間』)が
 脳幹の犠牲で安定した『計画(プラン)』を初めて呪い、これでは『魔神』と何も変わらないと嘆く


※行間のネフテュスの話と80~81頁:
  世界最大の魔術結社と謳われた『黄金夜明』 / クロウリーのタロットは『トート式』
  エジプト神話の神の名:イシス、オシリス、ホルスの時代(アイオーン)
  →旧約22巻終章や新約2巻終章を参照



【新約15巻】…12月4日~5日 / 上里と去鳴(サロメ)と木原唯一(美琴の闇落ち)
  2016年4月初版発行 / 裏表紙は去鳴が上里に買ってもらった懐中時計


序章(←13~14巻の復習あり)~第一章~行間 一

・上条が周りの血を見て、「(自身の右手の奥にあるアレは)『前のヤツ』と同じもんなのか」と言う

・12月4日。留年しそうな上条がオティヌスと登校し、女の子の人形を持っていると誤解される。
 新約13巻の僧正に学校を壊されたため、空き教室の多い中高一貫の高校へ(青髪、吹寄、小萌先生)。
 そこで書記のメガネ、生徒会長のビクビクウサギに会う。
 さらに上里が転入生として登場。(新約13巻の秋川未絵も登場)

・上里勢力の絵恋(エレン)、獲冴(エルザ)、暮亞(クレア)が登場。
 府蘭(フラン)が上里の義妹である『絶滅犯』去鳴(サロメ)の学園都市入りを確認。

・全裸に半透明のレインコートと懐中時計のみの去鳴が第二三学区から侵入

・木原唯一が少年院の円周(新約4巻バゲージシティ参照)に会い、脳幹になりきるよう頼む


第二章~行間 二

・学食での上条&上里(かつおぶしご飯)、生徒会長のビクビクウサギ・化生院明日香(異能力者(レベル2))、
 彼女を『お姉ちゃん』と呼ぶ秋川未絵

・浜面と滝壺が銀行へ(裏稼業『アイテム』から足を洗い、定期預金に手を伸ばすつもり)。
 クラゲやクリオネのような去鳴(サロメ)が浜面に近づき、
 『お天気お姉さん』の鎖仁(サニー)と恋因(レイン)から得た情報を話すが、
 「どうでも良い」と言われたため、代わりに「外的御供」と言いながら、銀行ごと大金庫を壊す。

・マラソン中、上条がオティヌスと上里の油断ならない人心掌握術について話す(青髪、吹寄)

・放課後、ゴミ捨て場で上条と生徒会長が金属探知機や焼却炉について話す(伏線)

・上条、上里、クレーンゲームにハマる生徒会長、彼女を操る中学生の未絵、メガネ
 (月面開発フォーラムへ行く約束 / ぬいぐるみ:スケ○イスちゃん、ヒゴ○イキちゃん、月面ニキビ君)

・夜半。美琴vs去鳴に。去鳴が美琴の攻撃を吸収し、上乗せする(ケルト、贄、『連鎖』、3分以内)。
 途中で暮亞vs去鳴に。美琴が涙を流し、上条と同じステージに立つために、新たな力を求める。

・木原唯一が円周に脳幹の対魔術式駆動鎧と自身を調べさせ、気絶させる。
 同時にアレイスターの関与を知る(円周いわく、加群に似た感覚)。
 その後、脳幹を捜しに来た女の子とペットロボットに鉢合わせし、気絶させる(殺さないのがロマン)。
 (『原型制御』→新約11巻参照 / 第一五学区の土佐犬アイドル)


第三章~行間 三

・12月5日。上条が登校中、いつもと様子の違う美琴に会う(インデックスとオティヌスは留守番)。

・上条がゴミ捨て場でバナナ味のゼリー飲料を食す挙動不審の生徒会長(伏線)に会い、上里と話す。
 暴走中の去鳴をおびき出すために、第七学区のランドマークで上条vs上里をやることに。
 (暮亞は助かったが胴体真っ二つ / ドイツのボードゲーム(選挙ゲーム) / 青髪に代返を頼む)

・去鳴が打ち止め(ラストオーダー)の話をすることで、一方通行を挑発。
 腕をもがれるが、ハンドメイドなので、無傷ですむ。

・上里と上里勢力が裏切り、上条を殺そうとする。
 その動画を見た去鳴が駆けつけ、上里勢力を嫌い、上条を連れ去る(一方通行も参戦)。

・去鳴は上条が上里を正気に戻す展開にするために、上条勢力をつついていた。
 懐中時計は上里に買ってもらったもので、兄を尊敬している。

・去鳴と上条が学校の屋上に行き、生徒会長と未絵に遭遇(弁当のタコさんウィンナー)。
 去鳴が上条にクラスの様子を確かめに行くことを勧め、腕になるものを探しに行く。

・第一七学区のグリフォンドライバーで木原唯一が上里を撃破できるショゴスを眺める


第四章~行間 四

・青髪らが上里の指示で夜に焼却炉でエロ本を燃やす計画を立てる。
 上条がクラスの雰囲気がおかしいことに気づき、上里の関与を悟り、去鳴と行動。

・未絵がタコさんウィンナーを譲ったり食後のお茶の話をしない生徒会長に違和感を抱く。
 ゴミ捨て場で金属探知機を使っていた生徒会長が「焼却炉は『危ない』」と言う。

・上条と去鳴が夜の学校を見張る。未絵も来て、生徒会長が偽者であることを告げる。
 上条らが生徒会長本人を焼却炉ごと燃やす計画と判断するが、上里に初耳と言われる。
 (上里は上条を殺す条件を見つけるために上条の仲間に指示を出しただけ)
 生徒会長に扮していた木原唯一が上里の右手と自身の右手を切断し、上里の右手を自分の腕に付ける。

・木原唯一が蜜蟻のファイブオーバーOSモデルケースメンタルアウト、サンジェルマンウィルス、
 サンプル=ショゴス(それぞれ新約11,12,14巻参照)を利用(焼却炉はデコイ)


第五章

・上条&去鳴vs木原唯一。去鳴が30秒で上里勢力の力を吸収し、優位に立つ。
 (木原数多 / 上里勢力は『願望の重複』がない)

・唯一が去鳴に右手を奪われそうになるが、娘々をはじめとする『魔神』を5人も呼び出す。
 新たな力を求めていた美琴も参戦。(病院のパトリシア=バードウェイ)

・美琴が上条と下半身のない去鳴を抱えて逃げるが、唯一に追いつかれ、離れ離れに。
 上条が唯一の攻撃を『魔神』ではなく、サンプル=ショゴス
 サンジェルマンウィルスによる魔術(ザクロの術式)と断定。

・唯一が「復讐のため」と言い、アレイスターの『滞空回線(アンダーライン)』(旧約15巻参照)による
 『横紙破り(ULエクスプローダー)』を使い、上条を襲う

・美琴が対魔術式駆動鎧を強引に乗っ取り、唯一を吹き飛ばす


終章

・美琴が闇落ちし、鼻血を出す(科学側である能力者が魔術に触れたため)

・生きていた木原唯一の前にアレイスターが現れ、上里と美琴を排除すべき脅威と見なす。
 (美琴は元々『ドラゴン』絡みのネットワークを構築するための素材に過ぎない)
 そして夜空を見上げ、「アバズレ」と言う。→地球の裏側でローラが「これで確定」と言う。

・上里が右手のない自身をあくまで慕う上里勢力(絵恋や獲冴)を見て感涙しそうに。
 そして唯一の右手を回収し、彼女に奪われた右手の理想送りを取り戻すことを決意。

・青髪らが正気に戻る



【新約16巻】…12月7~9日 / 上里と木原唯一 / 大熱波とエレメント
  2016年8月初版発行 / 裏表紙は府蘭(フラン)のアンテナ付きのリュック


序章~行間 一

・12月7日。大熱波で摂氏55度になったため、上条ら(吹寄・青髪)が水着姿で屋上へ。
 脚立でビルからビルへ横断し、『綱渡り』で学校に水を運ぼうとする。
 しかしロープが切れ、地上へ。そこで火のエレメント(クラス1のハナカマキリ、3m)に遭遇。
 エレメント(クラス2のヒシガニ、6m)に腹を刺され、気を失う。

・ジョギング中の浜面と犬の散歩中のおじさんが水晶カマキリから逃げる(真夜中に変な爆音?)


第一章(Water_Hunt→水狩)~行間 二

・上条が吹寄のワニ口クリップによる蘇生で目覚め、生徒会長とメガネに会う(上里はいない)。
 秋川未絵の話を聞き、プールの水を得るために、水道局の浄水微生物入りの泥を取りに行くことに。

・屋上でヒミツヘイキを作るインデックスと、オティヌス
 ゴミ捨て場の近くで料理をする青髪やメガネ(ソーラークッカー、カレー)
 温水暖房によるシャワーを浴びる水着エプロンの雲川先輩

・12月8日の深夜2時。上条ら(吹寄・青髪)がインデックスによるハンググライダーで水道局へ。
 浄水微生物入りの泥を入手するが、風のエレメント(クラス2のマネキグモ)と
 水のエレメント(クラス3のコモンオクトパス、12m)に遭遇。(「もう七二時間経っている」?)

・対魔術式駆動鎧(A.A.A.)を纏う美琴がエレメントを倒す。上条が気を失う。

・第一三学区のフレメア、アズミ、フロイライン、白いカブトムシ


第二章~行間 三

・午前6時。美琴が熱中症の上条を助け、暑くても余裕のある常盤台中学へ。
 競泳水着姿の黒子・食蜂・縦ロールが登場。
 上条が保健室で食蜂と話し(上条は食蜂のことを覚えられない→新約11巻参照)、
 別の場所でA.A.A.を整備していた美琴と話す。

・食堂での上条・美琴・食蜂の会話。宇宙から来るエレメントを誘導している『水晶の塔』を壊すことに。
 会話によると、大熱波はマイクロ波。(美琴の鼻血)

・上条が熱中症の黒子をお姫様抱っこする。それを見た美琴が取り乱す。
 (七海(なつみ) / 安堂冷凍食品グループ / 黒子のホワイトスプリングホールディングス)

・上条と美琴がクラス6(100m級)のエレメントを倒し、『水晶の塔』を壊す
 (婚后 / 泡浮 / 水のトカゲ、風のワニ、火のダイオウサソリ、土のコノハカマキリ)

・しかしその間に学校が『あの野郎』に壊される。負傷した食蜂いわく、『水晶の塔』は囮。
 『あの野郎』(=木原唯一)が上条と美琴を襲う。

・木原唯一の『オペレーション・ブラックアウト』


第三章~行間 四

・12月9日の夜中3時。食肉加工場で上条が目覚め、上里と
 上里勢力の絵恋(エレン)、獲冴(エルザ)、暮亞(クレア)、去鳴(サロメ)に会う。
 上里らは熱に弱いエレメントの動きを止めるために、府蘭(フラン)によるマイクロ波を使った。

・上条がウサギアンテナ少女・府蘭(フラン)と話す

・上条・上里・上里勢力が木原唯一がいる第七学区の『窓のないビル』へ。
 上里がクラス6のエレメントを錆止めスプレー、ロープ、瞬間接着剤、強酸などで倒す。
 そして偽装A.A.A.を纏う暮亞を見せることで唯一をおびき出す。
 (ハワイの尺取虫・スタモファグマナミシャク、キノハダカマキリ)


第四章~終章

・木原唯一がエサであるエレメントを捕食し、A.A.A.を纏う

・上里&上里勢力&上条 vs 唯一。上里らが勝つが、唯一がロケットブースターを点火させ、
 自分もろとも上里らを殺そうとする。
 上里が右手の理想送りを取り戻すことでそれを止めるが、願望のブレが生じたため、消失してしまう。

・唯一が右手の理想送りを再び身につけ、上里勢力を味方につけ、上条の殺害を命令。
 上条が上里の救済を決意し、府蘭(フラン)と逃走。



【新約17巻】…12月9~11日 / 府蘭(フラン) / 上里勢力からの逃走と上里の救出
  2016年11月初版発行 / 裏表紙は府蘭のウサギグレイ


序章(←15~16巻の復習あり)~第一章~行間 一

・12月9日。新天地で右手のない上里が『魔神』の娘々らに襲われる。

・午前5時。大熱波が去り、真冬に戻る。上条と府蘭(フラン)がUFOバルーンで上里勢力から逃走。
 地下鉄トンネル内の駅の蕎麦屋で冷蔵庫の中のものを食べる(鴨汁をとるために水着を脱ぐ府蘭)。

・去鳴(サロメ)を椅子にしていじめる木原唯一

・『営巣部隊(ユースフルスパイダー)』が「秩序回復の四八時間」と言い、上条と烏丸(からすま)府蘭を追う

・上条と府蘭が避難所(着ぐるみロックフェスをやる予定だった公園)へ。
 水着一丁だった上条が変装と防寒のためにウサギグレイの着ぐるみ(府蘭のお気に入り)を着る。

 ※62頁によると、12月4日は大熱波とエレメントが街を襲った日。
  しかし新約15巻で上条らが12月4日に水着を着ないで普通に過ごしていたことと矛盾する。

・上条がガスボンベを爆発させ、「エレメントが来た」と言うことで、
 鬱憤の溜まっていた人達に縛られて処刑されそうになっていた【裁判】の『王』を救出。(初春と佐天)
 『王』が『営巣部隊』から預かった通信インフラ『スフィア』の鍵を渡し、去る。
 上条と府蘭がスフィアの情報から上里勢力の接近を知る。

・獲冴(エルザ)と体の大きさを変えられる海賊少女の琉華(ルカ)が上条らを捜しに来る。
 上条と府蘭が昼の12時に第七学区の駅前広場で落ち合おうという
 インデックスとオティヌス(と秋川未絵)向けのメッセージをスフィアに残し、逃走。

・『魔神』の娘々が上里に「立ち去るか、ここで死ぬか」と言う(ネフテュス、プロセルピナ、ヌァダ)


第二章~行間 二

・上条がウサギグレイの着ぐるみを脱ぎ捨て、水着の上からコートを羽織る

・第五学区の【学会】でネット漬けの幽霊少女の冥亞(メイア)がスフィアにデマを書き込むことで、
 府蘭を釣る(ドローン『香炉』 / コスプレ少女の織雛(オリビア))

・【博愛】で木原唯一が去鳴をいじめ、昼食をとる

・駅前広場に上里勢力(絵恋、鋭い嗅覚を持つ狼少女の芽李(メリー)、琉華、織雛など)が来る。
 そのせいで上条らがインデックスとオティヌスに会えなくなる。

・上条と府蘭が時間を制御する魔術師・豊山琉華(とやまるか)をエレメントの残骸である白い砂
 の中に連れ込み、説得(月に一度のアレが面倒臭くなったら飛ばせる女)。

・上条が琉華の『類感』の話からA.A.A.が上里を救う鍵であることに気づき、
 3人で常盤台中学を目指す(消毒用アルコールで水着の砂を落とそうとして酔っ払う府蘭・琉華)

・【学会】で冥亞が氷河期になるというデマを流す(【健康】、【監獄】、【報道】)

・暴動が発生し、高架から【芸能】の人達が落ちて来る。『営巣部隊』が高圧放水車で人を倒す。
 美琴が暴徒達を昏倒させ、怒り狂う。上条がそんな美琴を抱き寄せ、なだめる。
 (美琴いわく、一般市民は傷ついていた自分達を無視して、学校を乗っ取った)

・16時。上条らが【芸能】の『王』(男装の麗人)からスフィアの鍵を受け取り、情報を把握。
 上条が美琴に大熱波とエレメントが別件であることを説明。

・上条らが常盤台中学の少女達がいる【病院】へ。カエル顔の医者からスフィアの鍵を受け取る。
 (競泳水着にコート / 婚后 / カレー / パトリシア)

・夜。第一一学区のコンテナで美琴がA.A.A.のオリジナルを起動しようとするが、
 アレイスターのアブラ・クアタブラという呪詛返しを受け、吐血。
 (イシス、オシリス、ホルスの三神 / 科学の皮を被った魔術 / 汝の死に雷光を与えよ)

・ロケットブースターを御す『魔神』の娘々・ネフテュス・上里
 vs ダルヴ=ダオルを使うヌァダ・プロセルピナ・テスカトリポカ


第三章~行間 三

・12月10日。【学会】の冥亞が『営巣部隊』の巨大送風機に吹き飛ばされる。

・ビルの屋上で作業服の男(【裁判】の『王』)が災いを止めようとしないアレイスター
 に楯突き、消される(屍喰部隊(スカベンジャー))

・上条らの所にも『営巣部隊』の巨大送風機『ブレスオブブレッシング』が来る。
 上条らが避難所【能力】の人達を助け、【病院】に戻り、カエル顔の医者に美琴を預ける。
 そして『営巣部隊』の本拠地を叩くことでA.A.A.がある第一一学区の部隊を撤退させる作戦を立てる。

・上条らがカートで本拠地(第二一学区の気象台)に行くが、リミット2時間30分の時限爆弾を落としてしまう。
 さらに『営巣部隊』の警備が厳しくなる。(283頁:犬の散歩中のおじさん→新約16巻参照)

・木原唯一がアレイスターの『原型制御』も届かない『木原』の思考の拡大を望む

・上里勢力が『営巣部隊』を攻撃。結果として上条らが助かり、地下へ。
 絵恋の推理で府蘭が魔術師でイギリス清教のスパイであることが判明する。
 上条に励まされた府蘭がスフィアで大熱波の件を明かし、「この(上里への)恋を終わらせる」と言う。

・府蘭が通信ステーションを気象台に落とす。『香炉』を破壊された冥亞が絶叫する。

・上里がありふれた世界で輝くことを望む。娘々いわく、上里は平凡ではなく特別。
 (キメラ / 娘々「わたし達が形作った右手」)


第四章~行間 四

・上条・府蘭・琉華がカートとリカンベントで上里勢力の巨大化した冥亞、芽李(メリー)、
 トラック野郎の出洞(デボラ)のバス、有村絵恋、雷矛(ライム)の大トカゲなどに対抗。

・第一一学区で府蘭と琉華が六芒星を描くことで上里を助けようとするが、A.A.A.を壊される(ホルス)。
 しかし上条がA.A.A.だけではなくネフテュス(パトリシア)も上里を助ける鍵であることに気づく。

・上条らが『営巣部隊』のヘリに乗り、パトリシアがいる第七学区の病院を目指す。
 ハーブ(H)やミント(M)を専門とする農業ビル(H552M)を壊すことで匂いの配分を乱し、
 巨大化した御霊(ごりょう)冥亞、沢井織雛、偽装A.A.A.を纏う田妻暮亞を退ける。
 (公園の【裁判】の『王』との面識あり、367頁のメモ / 冥亞の野菜スティックは体臭対策)

・上里の帰還が濃厚になったため、木原唯一が上里勢力に襲われる

・上里が元の世界へ


終章

・12月11日。上条、インデックスとオティヌス、吹寄・青髪、秋川未絵・生徒会長、美琴。
 上里と上里勢力(右手は去鳴が持っているクーラーボックスの中)。

・木原唯一「もっと別の方法で彼女達が元々持っていた残虐性を引き出しても構わない」

・アレイスターがイギリス清教(ローラ)のスパイである府蘭を狙うが、土御門元春に銃で撃たれる。
 (妹の舞夏を守らなかったため。土御門は多重スパイなので、『原型制御』が効かない)
 土御門と府蘭が上条の所へ。



【新約18巻】…12月11日 / 『窓のないビル』 / アレイスターの過去とローラの正体
  2017年5月初版発行 / 裏表紙は幻想殺しという矢


序章(←今までの復習あり)~第一章~第二章~行間 一

・12月11日。上条が土御門・府蘭・舞夏のアレイスターからの逃走を手伝うことに。
 (エドワード=アレクサンダー、1947年 / インデックス・オティヌス・スフィンクス / 浜面)

・アレイスターの呪詛返しを受けた美琴が退院し、常盤台中学へ。そこで食蜂に会う。

・上条らがバスで第一一学区に行き、ドリルと王水で壁を乗り越えようとする。
 しかし上条の幻想殺しでも解決できない短剣(アレイスターの呪詛)が舞夏の胸に突き刺さる。

・上条らが手錠や歯車でできた虹色の鎖の怪物と戦い、業(カルマ)を背負ってしまう。
 クレーン車でロケットブースターの穴から第七学区の『窓のないビル』へ(土御門が魔術を使い、吐血)。

ハンバーガーショップで美琴が食蜂にA.A.A.の副作用や呪詛について相談(ポテトを咥える)

・上条が見たアレイスターの過去:幼少期に宗教的な虐待を受ける。
  思考放棄し、神を妄信しても醜悪さしか得られないため、自分が真理を見つけようと考え始める。

・上条が階段から虚空へ落下

・アレイスターはアフリカ旅行中に三羽の鳩の血で魔法陣を描き(禁忌である生体を材料にした実験)、
 Cから始まる八文字で記された悪魔(→コロンゾン、Coronzon)を召喚した


第三章~行間 二

1,2.サミュエル=リデル=マグレガー=メイザースの妻・ミナ=メイザース(黒猫の魔女)が
 上条の前に現れ、彼にアレイスターの過去(回想)を見せていく。

 ミナいわく、アレイスターが破壊した魔術結社『黄金』はメイザース、ウェストコットら
 3人の創設者から始まった(169頁:もう1人は老衰で引退)。

 (ウェイト、リガルディ、ベネット / ヘルメス学、薔薇十字(ローゼンクロイツ
  黒のガーターベルト、いちごパンツ / コロンゾンの失敗、8000m超のK2登山に失敗)
 ↓
4.『黄金』の最たる儀式場であるイシス=ウラニア聖堂の別館へ。
 中年のメイザース、初老のスコットランドの検視官・ウェストコット、新人のアレイスターが登場。
 (魔術研究ばかりで貧乏だったため、画家のミナは友人のアニーに生活費を無心していた)
 ↓
6.暗い地下でアレイスターが鳩の血で魔法陣を描き、工作キット(箱庭)を作る。
 傍に肯定的なメイザースと否定的なウェストコット(GDタロット)。
 ↓
9.『黄金』時代の先へ。下ネタ好きのアレイスターと彼の最初の妻・ローズの新婚生活。
 集大成はエジプト旅行中に妻に宿ったエイワスとの接触(コロンゾンと並ぶ分岐点となる名前)。
 その後、一人目の幼い娘・リリスが不自然なくらい唐突に病死。
 ↓
11.再び『黄金』時代へ。アラン=ベネットがタロットでアレイスターの娘の死を予知し、
  アレイスターにこの世のあらゆる不幸は位相の衝突による火花だと説く。
  いわく、『黄金』はブライスロードの秘宝があるため、その危険性を黙認していた。
 『黄金』(全ての魔術と位相)の破壊を決意したアレイスターがフリントロック銃でアランを殺害。
 ↓
13.1900年4月。ロンドンのハマースミス、ブライスロード三六番地でのブライスロードの戦いへ。
 アレイスターがメイザースの血液で命令書を偽造し、ブライスロードの儀式場を占拠。
 そうすることでメイザース派とウェストコット派の内紛を誘発。
 (ウェストコットもアンナ=シュプレンゲルからの書簡を偽造し、箔を付けていた)

 この混乱に乗じてアレイスターが幻想殺しブライスロードの秘宝)という矢や剣(1、27、5)で
 ウェストコットとメイザースを始末し、『黄金』に失敗の呪いをかける。
 しかし自分も呪われ、1947年にイギリスで死亡。結局、娘の死も覆らなかった。

 ※幻想殺しはとある聖者の右手。元は召喚失敗の際に退却せぬ者を追い返すために用意されていたもの。
  この戦いで幻想殺しは『この時代』から消え、上条へ辿り着くための別の道へ。

5,8,10,12.上条が舞夏のダクトテープを命綱にして、エアコンの室外機へ
 →バルーンで移動していた府蘭のビキニへ
 →星や三日月へ→ブラックホールへ(スフィンクスにはミナが見える)

3,7,15.美琴と食蜂が第一一学区でA.A.A.を精査(美琴の背中に手を入れる食蜂、食蜂の携帯を折る美琴)
 →美琴が鼻血を出し、「神浄の討魔(かみじょうとうま)」と言う。食蜂が驚く。
 →美琴が上条の居場所を特定。食蜂が呉越同舟し、美琴の頭を掌握。

14.上条がアレイスターと対峙し、「アンタの生き方は、哀しいよ」と言う。
 アレイスターに「事象の中心は君にある」と言われるが、あくまで対立。

16,17,18.A.A.A.を纏った美琴が食蜂と協力して液状被覆(リキッドプルーフ超電磁砲を放ち、
 『窓のないビル』を破壊し、上条を鼓舞

・1904年。エイワスと接触。『法の書』の原典(オリジン)が世界に投じられる。
 エジプト神話のイシス、オシリスからホルスの時代(アイオーン)へ。GDタロットからトートタロットへ。


第四章

・上条vsアレイスター。アレイスターがアランも使っていた霊的蹴たぐりを使う。
  内容はフリントロック銃(32、30、10→103頁、214頁、229頁)、レイピア(13、5、32)、
  衝撃の杖(ブラスティングロッド)(28、4、29→211頁)など。
  さらにエイワスを召喚(新約7巻の恋査のように超能力者の美琴や食蜂の能力を引き出す)。

・オティヌスいわく、エイワスは一番下層にある物理法則の世界に佇む科学側の天使で、
 その力でその上の魔術側の位相を全て破壊するのがアレイスターの狙い

・しかしミナ=メイザースがパレットナイフでエイワスを止め、上条を助ける。
  彼女は問答型思考補助式人工知能(リーディングトート78)で、
  トートタロットという魔道書の『原典(オリジン)』でもある。
  トートタロットの大アルカナ二〇番、永劫(アイオーン)はエイワスを示す。

・土御門・府蘭・インデックス・オティヌスが舞夏の魔術剣を除去(美琴・食蜂も活躍)

・上条が「(娘は天国に行ったと)信じてやらなきゃ」と言い、アレイスターを殴り倒す


終章~あとがき

・イギリス清教のローラ=スチュアートがダモクレスの剣でアレイスターを刺し、学園都市を支配。
  彼女はアレイスターが召喚した悪魔・コロンゾンで、肉体はアレイスターの二人目の娘・ローラの体。
  実はもっと前にメイザースからも召喚されており、「(アレイスターを)破滅に導け」と命じられていた。
  (ウェストコットの半不死性→228頁、311頁 / スチュアート王朝の復活を願うメイザース

・しかし10億8309万2867通りに分化したアレイスター(私というifの群れ)がイギリスを支配。
 いわく、生命維持装置から外へ出た時点でこの流れは決まっていた。

・空中に投げ出された上条をホウキに乗った少女・アレイスターが救う。
 上条、一方通行、ミナを民生レベルに落とした浜面のアネリ(新約12巻参照)が物語の鍵?

・あとがき:ブライスロードの戦いは史実とは異なる / 本は『魔術―理論と実践』と『777の書』



以上。新約19巻は未購入なのでまたの機会に。