赤目無冠のぶろぐ

アニメ要約・批評、仮想通貨(ビットコイン、モナコイン)、将棋・麻雀、音楽(作曲、DTM、ベース)、思想など

帰ってきたニートの一日の作者。詳しくははじめにへ。

G・ウザクによる『ウザク式 麻雀学習 牌効率』の備忘録

G・ウザクによる『ウザク式 麻雀学習 牌効率』(三才ブックス、2019年4月)
の備忘録・要約・まとめ・考察

※要約の対象は個人的に参考になった問題のみ(全要約ではない)


1章 ブロック

テーマ05~08 6ブロック

 23677m2399p23456s、ドラ4p

 5ブロック打法は打3m
  長所は余剰牌なしの完全1シャンテンを目指せる点
  短所は直接の受け入れが少し狭い点、三色の否定

 6ブロック打法(ターツ選択先延ばし打法)は打7m
  長所は受け入れ最大、三色あり
  短所はいずれ余剰牌ありの狭い1シャンテンになる点

 第3の選択は打9p
  長所はタンヤオと三色あり
  短所は直接の受け入れの狭さ(5mや8mを引いても手が進まない)

 シミュレータの答えは6ブロックの打7m←三色などの打点が大きい

 234677m388p23468s
  受け入れ最大は打3pだが愚形の安手になる可能性あり→ピンフ(両面変化)を追う打7mも有力

テーマ09 1シャンテンピーク理論

 ①余剰牌なしの(完全)1シャンテンを想定
 ②5ブロックに絞るターツ選択は2シャンテン時に行う
 ③シャンテンを進めることにこだわりすぎない

 788m11379p1389s中中
  まだバラバラ→③より、チャンタ三色を目指して打8m

 788m99p1378s白白、中をポン
  2シャンテン→②より、5ブロックに絞る→鳴き手なのでポン重視→打3s


2章 ヘッド

テーマ10~12 2ヘッド理論(2ヘッドの最高の形は完全1シャンテン)

 12367m24789p2288s
  両面変化が多い打2p(受け入れ枚数は打2sや8sでも不変)

 ◎カンチャンと2ヘッド→2ヘッドを残すのが基本

テーマ13と14 3ヘッド最弱理論→通常はトイツほぐし(2枚得)

 466m35578p799s、中をポン
  受け入れ最大はトイツほぐしの打6mなどだが、1シャンテンで余剰牌が出る
  →鳴き手なのでポン重視→赤ドラを使いたい→打7s

 ◎3ヘッド最弱理論が成立するために最低限、必要な条件はメンゼンであること
  鳴き手はポンがあるため成立しない
  ↑1シャンテンピーク理論や2ヘッド理論が優先されるため

テーマ16 1ヘッド~端寄りのトイツ固定

 3467m135p2334889s
  受け入れ最大の打9s(7sが来てもシャンテン数は不変)

 ※同様に、779sは打9s、899sは打8s
  だが799sや788sはツモ6sなどの変化があるため、打1pや3sも有力

テーマ17と18 ヘッドなし(ヘッドレス)

 2567m24589p23789s
  ヘッドなし→ノベタン変化を見る→打2m

 69m34678p12378s北中
  ピンフ系ヘッドなし→役牌よりオタ風→打中

 23467m3479p67889s
  ヘッドなしのペンカンチャン67889はツモ5869で1メンツと1ヘッド→受け入れ最大の打9p

 456m77899p112367s
  受け入れ最大は打1sだが、両面を重視すると打7p(イーペーコーとピンフを両立できない形)

テーマ19~23 メンツ固定かヘッド固定か

 789m122356p23678s

 ヘッド固定の打3p(こちらが基本)…受け入れ最大ではないが必ず両面
 メンツ固定の打2p…受け入れ最大だが愚形テンパイあり

 ★考察
  上記の場合、実は打6pもある→7p(4枚)は裏目だがツモ2p, 5p(5枚)でも両面テンパイ
  ↑22+35という見方もあるため、4pが裏目にならない

 ヘッド固定
  ヘッドがドラ、タンヤオ確定(1223など)、
  ターツにドラがある(ドラが出ていくのを防ぐため)、ターツにドラ受けがある

 メンツ固定
  ヘッドのそば(1223の1や3)がドラ、アンコあり(1枚切ればヘッドを作れる)、
  スライド(1223でドラが4など、ノベタンにもなる)、
  愚形になりにくい連続形あり(45678や56778)

 ◎巡目も大事→前半はヘッド固定、後半はメンツ固定(←形テンが大事)

 ※複合形だが連続形ではない高めイーペーコーの形はヘッド固定(特に端寄りの12233など)
  ↑愚形なし、高確率で高めイーペーコー

 ※ヘッド固定は内側から(7889なら7から)切る
  ツモ6のみのために7を残すのは割に合わない
  そもそもツモ6に期待するのであればメンツ固定の打8

 ◎まとめると巡目、役やドラ、形(アンコや連続形の有無)を見て判断


3章 ターツ

テーマ25と26 カンチャンの比較

 456m3368p22379s中中
  68pと79sの比較→両面変化の数は同じ→役牌があるためタンヤオなし
  →外側の牌が出やすいため打8p

 2488m2477p567789s
  打2mでスジ牌(4pと7p)を持つとツモ6pで狭い(完全1シャンテンへの変化もない)→打2p

 ※2455から2を切ればツモ3が裏目にならないのも2と5がスジだから

テーマ28~32 複合ターツと弱ターツ3枚(奇数枚)構成理論

 ◎強い部分(677など)は固定し、弱い部分(577など)はフォロー牌を残す
  (6ブロックの場合は普通に弱いターツを落とす)

 4468m23p24688s中中中
  打4mはツモ7sが裏目(ヘッドが消える)、打2sは8sポンで余剰牌が出る→打8m
  ↑これも1シャンテンピーク理論や2ヘッド理論を優先


4章 複合形

テーマ35~39 リャンカン

 246m23467p456888s
  受け入れ最大の打2m(アンコはヘッドになる→テーマ20のメンツ固定)

 12377m4468p34789s
  受け入れ最大は打4pか8p
  →両面変化が多いのはツモ6m, 8m, 3pで完全1シャンテンにできる打8p
  (2ヘッドとカンチャン→2ヘッドを残す→テーマ10~12の2ヘッド理論)

 4569m59p556s北北、中をポン
  鳴き手はポンできないリャンカンができても嬉しくない
  →7mをツモればマンズが両面化しやすい→打9p


テーマ40と41 4連形(3456など)

 344678m3456p3456s、5sは赤ドラ
  3メンツ1ヘッドと捉え、くっつきを狙う
  →受け入れ最大は4連形を残すヘッド固定の打3mだが、約半分は愚形テンパイ
  →両面テンパイ率が高く、345三色と赤受けを否定しない打6s

 ※端寄りの4連形(1234など)も両面化しにくいため、使いにくい

 ※だがマンズが233の場合はヘッド固定の打2mも有力
  ↑ツモ1mでタンヤオが崩れる、345三色とマンズの赤受けがない

 ◎受け入れ最大は4連形を残すヘッド固定だが、両面テンパイ率は約50%→4連形を崩す形もある


テーマ42~44 中ぶくれ(3445など)

 5667m344678p4556s
  中ぶくれを残せば高確率で両面テンパイ(例外は真ん中の牌を引いたときのみ)
  →受け入れ最大であるヘッド固定の打3p

 5667m344678p4456s
  これも受け入れ最大であるヘッド固定の打3p(この場合は打6mや4sも悪くない)

 ◎中ぶくれ→両面化しやすい→基本は受け入れ最大であるヘッド固定

 6777m234788p2334s
  受け入れ最大はヘッド固定の打7pだが、ヘッド流動型である6777mがある
  →ヘッドが不安定(ヘッドは6mか7m)→中ぶくれを崩す打3s
  (この場合、打7pや6mはピンフが崩れる点でも不利)

 5777m234455p5667s、ドラ5m
  ドラあり、ピンズが連続形→中ぶくれを崩す打6s(受け入れ枚数は打5m, 4pでも不変)

 ★考察
  ドラなし→打5mも有力か(ツモ1p以外は悪くない)
  ドラなし、ピンズの連続形なし(234788p)→ヘッド固定(打7p)も有力か

 ◎ヘッドが不安定→中ぶくれを崩すのが基本

 234m233468p45678s
  受け入れ最大はソーズの縦引きが多い打3pだが、高確率で愚形テンパイ
  →ヘッドレスで、中ぶくれから1つ離れた牌(23346)あり
  →リャンカンとヘッド(33と246)と捉える打8p(変化でも優秀)

 ※さすがに終盤は打3pが有利
  なお、打2pは7pを受け入れるが、3pと6pが裏目

 ◎ヘッドレスで、中ぶくれから1つ離れた牌(23346など)あり
  →リャンカンとヘッド(33と246)と捉える


テーマ45と46 亜両面(3345など)

 3456m6778p4456s北北
  4連形と中ぶくれは両面ができるツモが4種あるが、亜両面は2種→亜両面を払う打4s

 ◎迷ったら弱い形である亜両面切り
  ①両面化しにくい、②待ちが僅か6枚、③他にヘッドがある場合は不要

 6678m34p22344568s
  ソーズは2234+456+8か22+345+468(両面カンチャン)と捉える
  →打8sはカン7sと縦引きの8sが裏目→受け入れ最大の打6m
  (打8sだと、ツモ9mでタンヤオが崩れるという問題もある)

 34568m6678p34888s
  これも受け入れ最大の打6p←カン7mと縦引きの8m

 ◎ヘッドが不安定で亜両面あり→浮き牌の縦引きがないか確認


テーマ40~46のまとめ

 4連形(3456)
  受け入れ(1~8)◎、両面テンパイ率(2457)○、ヘッド不安定形◎
  三面張があるため優秀(※1234のような端寄りの4連形はダメ)

 中ぶくれ(3445)
  受け入れ(2~6)△、両面テンパイ率(2356)◎、ヘッド不安定形△
  カンチャン待ちなし、ヘッド固定しやすい(←特に中ぶくれ2つ)

 亜両面(3345)
  受け入れ(1~6)○、両面テンパイ率(24)△、ヘッド不安定形○
  迷ったら切る

 ◎両面テンパイ率が高いものほどヘッド固定しやすい
  ヘッド不安定形は中ぶくれを崩す

 ★考察

 4連形2つ(344678m3456p5678sなど)
 →役(タンヤオ、三色、赤受け)ありや端寄りの4連形(1234など)なら4連形切り、
  それ以外は受け入れ最大のヘッド固定

 中ぶくれ2つ(344678m3445p5667sなど)→ヘッド固定

 亜両面2つ(344678m3345p5567sなど)
 →ヘッド固定の半分以上は愚形テンパイ→亜両面切り

 4連形vs亜両面(344678m3456p5567sなど)
 →ヘッド固定の多くは愚形テンパイ→亜両面切り(テーマ77に類題あり)

 4連形vs中ぶくれ(344678m3456p5667sなど)と中ぶくれvs亜両面(344678m3445p5567sなど)
 →基本はヘッド固定だが、4連形切り以外はどれも悪くない

 3567という形
  受け入れ(1~5と8)○、両面テンパイ率(24)△
  →両面テンパイ率が低いため、ヘッド固定しにくい


テーマ49 並びトイツ(3344など)→通常は2度受けなので、1枚切る

 33678m3344p23468s
  受け入れ最大は打3pか4pだが、ピンフと高めイーペーコーがあるため、打8s
  ↑ツモ7sが裏目だが、ツモ3pか4pがあるため、2枚損ですむ

 3368m3344p456667s
  これもピンフと高めイーペーコーの完全1シャンテンを目指す打8m
  ↑トイツ系の手役にも対応

 ◎並びトイツとカンチャンは並びトイツを残す場合もある
  ↑受け入れ枚数が少し減っても、高打点(ピンフ・イーペーコー)の両面待ちになる

テーマ50 飛びトイツ(7799など)→通常は1枚切る

 237799m123567p68s
  打7mや9mでツモ7sならピンフだが、他は愚形→打8sで両面変化を優先(受け入れ枚数は不変)

テーマ51 飛びトイツ(224466など)→通常は真ん中を1枚切る

 678m224466p12399s
  4ヘッド→受け入れ枚数は不変→イーペーコーを狙える打9s

 678m224466p23477s
  これもイーペーコーを狙える打7sが有力(受け入れ枚数は不変)
  →だがこの場合はソーズの両面変化が魅力的で、鳴けるタンヤオがある
  →鳴くとイーペーコーが消えるため、打4pも有力

 224466はツモ5、打2でリャンカン含みの244566になる

 ◎飛びトイツを安易に切らない


テーマ52~54 両面カンチャン(455679など)

 67m11456p2356778s
  23+567+78と捉えると打7sだが、357+678と捉えることも可
  →打7sの裏目は6sと9sだが、打2sの裏目は1sのみ→打2s

 678m455679p22388s
  これはタンヤオがあるため、打9p
  (8pが裏目だが、2sと8sがあるため、受け入れ枚数は不変)

 ◎ピンフよりタンヤオ←プラス10符、鳴ける

 3556778m45p12388s
  必ずピンフがつくのは打5mだが、イーペーコーが消える
  →期待値ではイーペーコー含みの最高打点を見る打3mが有利
  (ツモ5mと8sがあるため、受け入れ枚数は不変)

 ◎マンガンまでは1ハンアップで点数が倍
  →受け入れ枚数が同じ場合、期待値では最高打点を見たほうが有利

 348m34458p357788s
  打8mと打8pの比較→ツモ6p(両面カンチャン)を考えると、打8m

 348m44568p357788s
  同様にツモ3p(両面カンチャン)を考えると、打8m(ツモ7pの3面受けもある)

 ◎一手先の両面カンチャンへの変化を意識せよ


テーマ55と56 7枚形、多面待ち

 このブログの以下を参照
 https://akamemukan.hatenablog.com/entry/2023/06/22/142540


テーマ57 エントツ形(22234など)

 3488m22234p12378s
  受け入れ枚数は打8mでも2pでも同じ16枚だが、
  他のターツの縦引き(3m, 4m, 7s, 8s)で完全1シャンテンに変化した際、打8mのほうが手広い
  ↑22234は222+34と捉えることもできるから

 上記の形から打8m、ツモ8s、打8m、ツモ3pで
 34m222334p123788s
  打7sとすれば、手広いし、イーペーコーもある

 ※222334→2+22334, 222+34+3, 222+33+4→14+25+3待ち→12345待ち

 3488m44456p22278s
  受け入れ最大は打8mや4pだが、ピンフなし
  →タンヤオ三暗刻、イーペーコーが見える→打7sか8s
  (ツモ6s, 9sは裏目だが、ツモ8m, 4p, 7pがあるため、受け入れ枚数は僅か1枚差)

 ◎エントツ形はできるだけ残す


テーマ58~60 イーペーコー含み

 78m5667889p11345s
  受け入れ枚数を減らすことなくイーペーコーを狙える打9p(端寄りは裏目が少ない)

 67m34599p2234445s
  イーペーコー含みは打4sや5sだが、受け入れ枚数が減る→1436sを受け入れる打2s

 67m34599p1123334s
  受け入れ最大でイーペーコー含みの打3s
  ↑打1sの裏目は1s(2枚)だが、打3sの裏目は3s(1枚)のみ

 ◎受け入れ最大や両面テンパイを優先したうえでイーペーコーを狙う

 677m111223p11567s
  テーマ57のエントツ形の発展形あり→受け入れ最大の打7m

 677m111223p23567s
  ソーズが両面→受け入れ最大の打2p←2ヘッド理論

 789m11223445p557s
  受け入れ最大は打4pだが、ほとんど愚形テンパイ→打2pも悪くないがイーペーコーなし
  →ツモ1pや5sでも両面36p待ちになる打7s

 789m11223455p557s、5pは赤ドラ
  受け入れ最大の打5p(ツモ8sで両面化、3pでイーペーコー)

 ※赤5pを持っていない場合は打7sもある←6sが裏目だが、赤5p引きが大きい


テーマ61と62 ウイング

 233456778p33488s
  中ぶくれ+孤立牌+中ぶくれという左右対称形→9枚のウイング
  →受け入れ最大は打3s(ピンズは1469p待ち)

 122345667p33488s
  端寄り→受け入れ最大は打2pだが、ツモ3s, 8sはピンフなし
  →これも打3s(全てピンフ、ツモ3pの見落としに注意)

 1122345667p3488s
  受け入れ最大は打2pだが、ツモ1p, 8sはピンフなし
  →打1p(全てピンフ、ツモ3pの見落としに注意)

 ※9枚のウイングの正体
  端のメンツを抜くと、234+356778=1メンツ+両面カンチャン
  両端のメンツを抜くと、234+357+678=2メンツ+リャンカン

 778m23345667p123s
  中ぶくれ+中ぶくれという左右対称→8枚のウイング
  →受け入れ最大は打3pか6pだが、マンズ引きの多くは愚形テンパイ

  →打7mか8m→打7mは3pか6pがヘッドになるヘッド流動型(テーマ43)、必ずピンフ
  →だが打8mは高確率でピンフ、ツモ2547pで高めイーペーコー、(ツモ1458pで三面張)
  →期待値では打8m

 ★考察
  端寄りの8枚のウイング12234556p
  →打8mでツモ1p, 5pは愚形に(三面張はツモ3pのみに)→安定しているのは打7mか

  ドラ8m(テーマ79に類題あり)→1ハン差が大きい→打7m

 778m23345668p123s
  受け入れ最大の打7mか8p(打7mは7m, 6pが裏目、打8pは7pが裏目
  →打8pはツモ7m, 6pでピンフが崩れる→必ずピンフがつく打7m

 ※打8mは受け入れが狭い、愚形テンパイやピンフなしがある

 ◎安定しているのは必ずピンフがつく打7m、
  イーペーコーなどの打点(期待値)を考えると打8m


5章 待ち

テーマ63~66 有効牌の種類と枚数

 4568はツモ3でもテンパイ←見逃しやすいので注意

 444556789m5678p
  ツモ4, 5, 6, 7mでテーマ55と56の7枚の多面待ち(ツモ5mは9mも待ちなので注意)
  (ツモ3mは普通の両面、8mはペンチャン、9mはシャボ)

 44677889m34457p2s
  3メンツ1ヘッド→打4pか7pか2s→4pと7pは有効牌がかぶるスジ→受け入れ最大は打4p
  →だが多くは愚形テンパイ→両面テンパイ率を重視すると、打2s

 ◎完全1シャンテンは6種20枚、両面2つは4種16枚

 335678m5678p5678s
  打5mの裏目は4~9m(3mは有効牌なので注意)、打5p(5s)の裏目は3~9p(s)
  →ヘッド干渉は4枚損(テンパイ時の待ちの枚数も損)

 ◎浮き牌は端に寄るほど4枚損、
  スジ8枚損理論(58を持っていてもツモ67がかぶる)、
  ヘッド干渉は4枚損(テンパイ時の待ちの枚数も損)、
  2度受け(3467m67pなど)は4枚損、3ヘッドは2枚損(テーマ13と14)

テーマ67と68 メンツ抜き

 34788m222334p678s
  223p+234pと788mの比較→打7m(複合形を残すのが基本)

 34788m222344p678s
  224p+234pと788mの比較→打4p

 ※222334pはテーマ57のエントツ形の発展形で、1~5p待ち

 34688m222344567p
  224+234+567pか222+344567pと688mの比較→打6mか4p
  →受け入れ最大で、イーペーコーがあり得る打6m

 788m33444556p234s
  33445+456p→打7mでテンパイ

 ◎イーペーコーがズレた形を抜き出す

テーマ69~72 メンチン

 1234566777888
  123456+6777888か123+4566777+888(キー牌は6)→36, 58, 7待ち

 1234567778999
  123456+7778999か123+4567778+999(キー牌は8)→369, 7, 8待ち

 2223334567889
  右端に注目→33+345678+89か333+456789+8→7, 8待ち

 2245666778899
  2245666+778899か2245699+667788→2, 369待ち

 4445566778899
  4445566+778899か4448899+556677→456789待ち

 1112345677889
  111+2345678+789か11+12345678+789→258, 369待ち

 2333444556888
  234+3344556+888か234+334455+68+88→36, 7待ち

 2344445667899
  444+23456678+99か44+234456678+99→17, 9待ち

 2233344566789
  22334+345+66789か22333+44566+789→14, 5待ち

 ◎端の2メンツを抜く→テーマ55と56の7枚形へ
  キー牌(主にヘッド候補)を見つける
  使い方が限定されそうな牌に注目
  イーペーコー4連形(44556677など)に注意
  スジの確認


6章 テクニック

テーマ73 浮かせ打ち

 77m22456789p1134s
  3ヘッド→端の打1sでピンフや一通へ

テーマ74と75 受け入れと変化

 34m34566p2355678s
  打6pや5sが自然→だがこの場合は打2sも有力
  (1sが裏目だが、6pと5sがあるため、受け入れ枚数は不変)
  ↑タンヤオ確定、345三色あり、ピンズの変化が多い

 67m56788p4456677s
  受け入れ最大はアンコ化も追う打4sや7s
  →567と678の三色あり→期待値では打8p

 ◎トイツから1つ離れた両面(2355など)→トイツのフォロー牌にもなる
  第3の選択あり→三色に注目

テーマ76 迷ったら両面固定

 334m678p35567778s
  3ヘッド→両面固定の打3mで2ヘッドに

 ★考察
  受け入れ最大の打3s、4mも有力

テーマ77 迷ったら亜両面切り→テーマ45と46

 334456m5678p4456s
  受け入れ最大はヘッド固定の打4mだが愚形テンパイが多い→迷ったら亜両面の打4s

テーマ78 迷ったら内寄せ

 579m34678p233444s
  受け入れ最大は打3sだが、打9mも有力
  →4枚損だが、タンヤオ、ツモ5m, 7m, 1~4sで変化

 ※233444はテーマ57のエントツ形の発展形

 ◎迷ったら内寄せ、タンヤオ


7章 鳴き

テーマ80 チー2倍、ポン4倍

 45688m222344p788s、アガリトップ
  受け入れ最大は打8s(ツモ3p, 4pにも対応)→だがタンヤオが未確定(ツモ9s)
  →打4pで鳴ける(ポンできる)ようにしておく

 ◎アガリトップは鳴き(ポン)重視

テーマ81 複合形の価値

 344588m5677p3s、中をポン、ドラ8m
  受け入れ最大は打4mだが、両面待ちにしたい
  →弱い形である亜両面も6pチーで両面化、ドラ8mポンで亜両面待ち→打3s

 5679→8チーで両面待ち、3344→ポンできる、
 67889(ペンカンチャン)→7チー(5と8も)、7788899→8を残す場合あり

 ◎鳴き手では複合形の価値が上がる(弱い形である亜両面でさえ少し強くなる)

テーマ82と83 愚形の3ヘッド

 688m22456p355s、678pチー
  3ヘッド最弱理論(テーマ13と14)では受け入れ最大の打8mや5s(2枚得)
  →だが愚形の鳴き手では3人から鳴けるポン材(トイツ)を重視
  →タンヤオと赤5mを否定しない打3s

テーマ84 鳴いてマンガン

 5678m224567p3555s、ドラ3s、5mと5sは赤ドラ
  受け入れ最大は打3sだが、ドラを使いたい→打8mか4pか7p→カン3pチーがある打8m

 ◎鳴いてマンガン→受け入れ枚数が少し減ってもよい

テーマ85 喰い替え

 赤5をチーして2を切りたい→5+34の形では鳴けない→5+46か5+67の形で鳴く