(復習)
・人類は太古より異形の存在と戦っている
・その中で常に先頭に立っているのは「ウィッチ」という魔法力を有す10代の少女たち。
・1939年、欧州に強大なものが突如として襲来。人類はそれをネウロイと名づける。ネウロイの出所と目的は不明。
→人類は対ネウロイ用の兵器として、魔法力を増大させ飛行を可能とする新たな魔法の箒「ストライカーユニット」を開発
→世界各地から猛者が集結し、「第501統合戦闘航空団(501st Joint Fighter Wing)」を結成
人は彼女たちを「ストライクウィッチーズ」と呼ぶ
※ユニット開発は1936年から、父・一郎の訃報は1938年
・1944年、ガリア地方のネウロイを消滅させる(TV版第1期、2008年放送)
・1945年、ヴェネツィアとロマーニャ上空の巨大なネウロイの巣を破壊(TV版第2期、2010年放送)
しかし戦いはまだ終わっていない…。
劇場版の始まりは1945年夏(TV版第2期の続き)
~各ウィッチの大まかな状況~
・魔法力を失った宮藤は横須賀で家業を継ぐため医者を目指していた
そこへ扶桑海軍兵学校一号生の服部静夏軍曹が現れ、坂本から託された手紙を渡す
服部の発言から宮藤が少尉になっていると判明
↓↓↓
宮藤、欧州留学を決意
※扶桑海軍兵学校…扶桑の海軍士官養成学校。服部は一時的に教官として指導していた坂本の教育を受けている。
・シャーリー・ルッキーニ・・・ヴェネツィアに留まり赤ズボン隊とレガタ・ストリカでレース
※赤ズボン隊…ロマーニャ公直轄部隊。504JFW。フェルナンディア中尉、ルチアナ少尉、マルチナ曹長
・リーネ・ペリーヌ…ガリア復興にあたる。戦災で両親を失った子供たちの面倒を見る。
「あの子が入った501は以前よりももっと強くなりましたわ」
・エイラーニャ…サーニャの家族を捜すために北方へ
・ミーナ、ゲルト、エーリカ…カールスラント奪還のため戦う
・TV版第1期
舞台はブリタニア。空母赤城が登場。マロニー大将が投入したウォーロックがネウロイと同化してしまうシーンがクライマックス。
・TV版第2期
・504JFW、トラヤヌス作戦失敗。隊長は竹井醇子。
・ジェットストライカーが送られる。開発に携わったのはエーリカの妹、ウルスラ
・烈風丸…坂本の扶桑刀。強力だが魔法力を急激に消耗する。必殺技は烈風斬。
・震電…宮藤博士が娘に託した究極のストライカーユニット。膨大な魔法力を有す宮藤芳佳しか使えない。
・ハンナ・マルセイユ…アフリカの星
・オペレーション・マルス…ヴェネツィア上空のネウロイの巣に全面攻撃を仕掛ける作戦。
具体的にはコアコントロールシステムを搭載した戦艦大和をネウロイ化させ、攻撃する。
●ウィッチ相関図、キャラクターガイドと声優のインタビュー(以下が新キャラ)
・502JFW(エイラーニャと同郷)
・ニッカ・エドワーディン・カタヤイネン…スオムス空軍曹長。通称ニパ。ユニット破損が多くツイてない。
・アレクサンドラ・I・ポクルイーシキン…オラーシャ陸軍大尉。通称サーシャ。
・ハイデマリー・W・シュナウファー…カールスラント空軍大尉(劇場版では少佐だったはず)。有数のナイトウィッチ。
・506JFW
・ハインリーケ・プリンツェシン・ツー・ザイン・ウィトゲンシュタイン…カールスラント空軍少佐。ライバルはハイデマリー大尉。
・ロザリー・ド・エムリコート・ド・グリュンネ…ブリタニア空軍少佐。
・アメリー・プランシャール(ペリーヌと同郷)…ガリア空軍軍曹。
●対談(キャラクター原案の島田フミカネ、脚本の鈴木貴昭、浦畑達彦)
・彼らが劇場版の企画を正式に知ったのはTV版第2期の打ち上げの日。プロデューサーの宣言で始まる。
・宮藤が欧州に行くしかない→対抗馬として新キャラ、服部がいる
理由1.宮藤に立ちはだかる役が必要
理由2.ストライクウィッチーズは「継承の物語」なので、坂本→宮藤のように宮藤→新人という流れをつくりたい
・服部の元ネタは(筆者が調べたところ)羽藤一志(はとうかずし)。坂井三郎(坂本のモデル)の部下。一志→かずし→しずか→静夏。
・高村監督の要望により、宮藤の感情を丁寧に一つずつ積み上げていくストーリーに
・尺の関係で恒例のあのシーン(お風呂?)を入れられず
・高村監督はキャラクター優先で作品を考える人。キャラを心理も含めてきちんと描きたい人。
(本作が平易なストーリーなのに妙に魅力的なのは監督の尋常ではないキャラへの感情移入かもしれない)
・宮藤の物語は第2期で一度終わってしまっているため、難しい(確かにこのあたりは少し無理があったかも)
・ストライクウィッチーズは終わらない
●メカニック…空母天城、戦艦大和、零式水上観測機(もっさんが乗っていたやつ)など
~パンフレットの感想~
この内容で1200円は少し高い。1000円にするべき。個人的には股間督(股監督)のインタビューがないのが残念。
これを買うよりも4月末5月2日発売予定の劇場版のオフィシャルファンブック(1680円)を買った方がお得だと思う。
なんかネガキャンになってしまったが(苦笑)、映画自体は王道を行く展開で納得している。サブカル好きなら1回は見た方がよい。