『IS 〈インフィニット・ストラトス〉』(Infinite Stratos)の原作をまとめる。
執筆の際、wikipediaを参照した。
基本情報
文:弓弦イズル(1982年富山県生まれ)
絵:okiura→CHOCO
出版社 :メディアファクトリー→オーバーラップ
刊行期間:2009年5月~
~5秒でわかる世界観~
女性にしか反応しない兵器「インフィニット・ストラトス(IS)」の操縦者を育成するための学校・IS学園に、
世界で唯一ISを動かせる男・織斑一夏が、強制入学させられてしまう話。
いわば学園ハーレムアクション。
【第1巻】
・織斑一夏(おりむらいちか)…世界で唯一ISを動かせる男子。専用IS【白式(びゃくしき)】。
・篠ノ之箒(しのののほうき)…6年ぶりに再会した幼なじみ。専用ISなし。
・セシリア・オルコット…イギリス代表候補生。専用IS【ブルー・ティアーズ】。
・凰鈴音(ファン・リンイン)…中国代表候補生。専用IS【甲龍(シェンロン)(こうりゅう)】。
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第一話「クラスメイトは全員女」
・一夏、入学式のホームルーム(*1)でふざけた自己紹介をして、千冬に頭を叩かれる
*1…担任は姉の千冬(ちふゆ) / 副担任は山田真耶 / 他の生徒29名は全員女
6年ぶりに再会した幼なじみの篠ノ之箒は我関せず
・高校受験の回想
一夏、中3の2月、学校名が藍越学園(*1)に似ているIS学園(*2)の試験会場に間違えて入ってしまう。
そして男であるのにもかかわらず、偶然そこにあったISを動かしてしまう。
*1…両親不在で姉しかいないため、家計を考えて、学費が安く、安定した就職が見込める藍越学園を選んだ
*2…ISは宇宙空間での活動を想定してつくられたマルチフォーム・スーツ。
「兵器」を経て「スポーツ」に落ち着く。基本、女性にしか動かせない代物。
・女生徒ら、有名な千冬(*1)が担任であることを喜ぶ。
千冬、IS(*2)の基礎知識を半月で習得することを一夏(*3)らに要求。
*1…彼女は第一世代IS操縦者の元日本代表で戦歴は無敗。職業不詳で月1,2回しか帰宅しない(p.21)。
*2…IS学園は某A国の圧力により、日本にある(p.25)
*3…「御坂神社」「五反田食堂」などと言及している(p.24)
・1時間目終了
・世界観の説明
ISが発表されてから今年で10年。軍はISの前ではただの鉄クズ。ISの開発者は日本人。
ISの軍事利用などを禁止する「アラスカ条約」が結ばれている。
女しか使えないものなので女尊男卑社会になっている。(*1)
*1…一夏が旧友の五反田について言及している(p.29)
・一夏、廊下で6年ぶりに箒と話す。去年、剣道の全国大会で優勝したことを祝福。
・2時間目、強制入学だったため、授業についていけず、困る。
千冬の命令で、参考書を1週間で覚えることに。
・中休み、入試主席のイギリスの代表候補生(*1)、セシリア・オルコットに話しかけられる。
2人によると、入試で教官を倒したのはセシリアと一夏のみ。
*1…多国籍化が進んでいるため、日本人はクラスの半分ぐらい
・3時間目。一夏とセシリアが再来週のクラス対抗戦の代表者を巡り対立。
1週間後の月曜の放課後、第三アリーナで勝負することに。
・放課後、入浴中の箒と鉢合わせ。箒と相部屋に(1025号室)。
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第二話「クラス代表決定戦!」
・翌日の朝、1年生寮の食堂にて、不機嫌な箒(*1)と朝食をとる。途中で女子が3人(*2)来る。
*1…一夏は小1から小4まで箒と同じクラスだった
*2…谷本(p.73)など。「お菓子よく食べるし」などと発言。
・ISの授業
ISは宇宙での作業を想定して作られているので、全身を特殊なバリアーで包んでいる。
ISにも意識のようなものがあり、操縦時間に比例して、IS側も操縦者の特性を理解しようとする。
・千冬、専用機を用意すること(*1)を一夏に告げ、箒と束(たばね)(*2)の関係を皆に暴露。
対して箒、「あの人は関係ない!」。
*1…現在、ISは世界に467機しかないのでこれは特別待遇。
因みにISの技術は開示されておらず、コアは篠ノ之束博士しか作れない。また、博士はもうコアを作っていない。
なお、コアの取引はアラスカ条約に触れる。
*2…箒の姉。千冬姉の同級生。世界で唯一ISのコアを作れる天才博士。現在行方不明。
・休み時間、セシリア、専用機持ちであることを自慢
・昼休み、一夏、箒の手を強引に掴んで、彼女を食堂へ連れて行く。
途中で3年生が来るも(*1)、箒が断る。
*1…リボンの色は1年青・2年黄・3年赤(p.90)
・放課後、剣道場で手合わせ。なまっていたため、鍛え直すことに(以降、習慣に)。
・箒のモノローグ(一夏への淡い恋心)
・翌週、月曜、第三アリーナにて一夏(*1)vsセシリア(*2)。
結果はセシリアの勝ち。しかし内容は大差で一夏の勝ち。(*3)
*1…専用機は『白式(びゃくしき)』。武器は近接ブレード《雪片弐型(ゆきひらにがた)》。雪片は千冬のISの名称。
*2…専用機は中距離射撃型の『ブルー・ティアーズ』(アニメでは遠距離射撃型)
*3…ISバトルはシールドエネルギーを0にすれば勝ち。
操縦者の死亡を防ぐ『絶対防御』付きなので安全だが、これはシールドエネルギーを極端に消耗する。
・セシリア、気弱だった父(*1)とは対照的な一夏を想う
*1…両親は、3年前に事故で他界
・翌日、セシリア、クラス代表を一夏に譲り、彼のことを「一夏さん」と呼ぶように。
これにより箒とセシリアが対立(*1)。千冬(*2)、それを見守る。
*1…ISランクはセシリアA、箒はC、一夏B。ただし、千冬によると、あまり意味のない格付け。
*2…千冬は24歳
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第三話「転校生はセカンド幼なじみ」
・4月下旬、一夏、ISの操縦を誤る。
セシリア(*1)、箒と対立。
*1…セシリアの近接用の武器は《インターセプター》
・夜、鈴(リン)、IS学園へ転校
・1組一同、『織斑一夏クラス代表就任パーティー』を開催。
2年生の新聞部副部長、黛薫子(まゆずみかおるこ)が撮影。
・箒、一夏の傍で着替える
・翌朝、皆で転校生の噂をしたり、来月のクラス対抗戦の話をしている際、
専用機(*1)を持つ2組の中国代表候補生、鈴(*2)が登場
*1…専用機を持っているクラス代表は1組と4組だけ
*2…彼女は千冬が苦手
・箒とセシリア(*1)、一夏が気になり、授業に集中できず
*1…セシリアによると、代表候補生は20数名で、1年では4人だけだった。
しかも専用機持ちは一夏を抜かせば2人だけ。
・昼休み、一夏、箒やセシリアに睨まれながら、1年ぶり(*1)に再会した鈴と食堂で昼食をとる。
彼女の実家の中華料理店や彼女の父のことを話し、放課後にまた会うことを約束させられる。
*1…一緒にいたのは小5~中2→だからセカンド幼なじみ
・放課後、一夏、第三アリーナでセシリア・箒と特訓。
箒は純国産ISとして定評のある第二世代の量産型訓練機、『打鉄(うちがね)』に乗って参戦。
・一夏、冷えていないドリンクを鈴から受け取り、彼女と話す。
鈴、シャワーの件を聞き、彼が箒と相部屋であることを知る。
・箒と鈴が相部屋を巡り対立。
鈴、毎日酢豚を作るという約束を一夏が誤解していたため、「犬に噛まれて死ね!」と言い、彼の頬をひっぱたく。
箒も「馬に蹴られて死ね」と言い、怒る。
・翌日、クラス対抗戦の1回戦の相手が2組の鈴に決まる
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第四話「決戦! クラス対抗戦(リーグマッチ)」
・鈴の機嫌が直らないまま5月(*1)になる。
一夏、鈴とケンカになり、「うるさい、貧乳」と言ってしまう。
*1…p.45に「再来週行われるクラス対抗戦」、p.123に「四月九日、箒記念日」と書いてあるので、時系列がおかしい。
これだと現在5月であることと矛盾してしまうので、p.45の文を「来月行われるクラス対抗戦」にした方がよい。
・試合当日、第二アリーナにて、一夏vs鈴。
一夏、鈴のIS『甲龍(シェンロン)(こうりゅう)』の衝撃砲《龍咆》に苦戦。
・回想:千冬、自分のシールドエネルギーを攻撃にする『バリアー無効化攻撃』について説明する。
因みに、この攻撃は千冬のIS《雪片》でもできるもので、
彼女はこれによって、3年に1度行われるISの世界大会『モンド・グロッソ』第1回大会で優勝した。
・一夏が『瞬時加速(イグニッション・ブースト)』を使用する際、何者かがアリーナに侵入
・千冬と真耶、助けられない状況になり、動揺する(コーヒーを入れる際、砂糖と塩を間違える)
・一夏、敵の動きから敵が無人機であることを見抜き、アリーナ内に乱入した箒を守るために、
わざと鈴の攻撃を受け、【零落白夜(れいらくびゃくや)】を展開。セシリアの援護もあり、優位に立つ。
しかし敵のISが再起動してしまい…!
・一夏、保健室で目覚める(どうにかなった模様)。
鈴と夕暮れを見て、小6のときの鈴との約束を思い出す。
同時に、彼女の両親が離婚(*1)していたことを知る。
*1…親権は母。食堂で一夏に父のことを聞かれた際、鈴の表情が変わったのはこのため(p.179)。
・学園の秘密の地下空間での千冬と真耶の会話によると、敵のISは無人機で、登録されていないコア。
千冬が「(心当たりは)ない。今はまだ――な」と意味深なことを言っている。
・箒、復帰した一夏に味なしチャーハンをふるまう。
その後、山田先生が来て、別の部屋に引越すことになる。
夜、「(6月末の学年別個人トーナメントで)私が優勝したら、付き合ってもらう」と一夏に宣言。
【第2巻】
・シャルル・デュノア…フランス代表候補生。専用IS【R‐リヴァイヴ・カスタムⅡ】。
・ラウラ・ボーデヴィッヒ…ドイツ代表候補生。専用IS【シュヴァルツェア・レーゲン】。
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第一話「ボーイ・ミーツ・ボーイ」
・6月頭の日曜日、一夏、五反田弾(中学からの友人)の家でISの格ゲーをして昼食をとる。
蘭(*1)、IS学園受験(*2)を決意。
*1…弾の妹。中3で生徒会長(p.24)。一夏のことが好き。
五反田家は食堂で、祖父は厳、母は蓮、父は不在。
*2…因みに、一夏と戦った試験官は山田先生だったらしい(p.25)
・午後6時、一夏、部屋(*1)で今月の学年別個人トーナメントのこと(*2)を考え、先月の無人機との戦闘を振り返る。
その後、鈴やのほほんさん(*3)と食堂(*4)へ行き夕食をとる。
*1…先週までいた箒も今は別室。以来、箒とは微妙な関係のまま。
*2…全員強制参加。1学年は約120人。
*3…一夏のことを「おりむー」と呼んでいる。誰かを「かなりん」と呼んでいる。
*4…女子が噂話をしている。内容は、学年別個人トーナメントで勝つと一夏と付き合えるというもの。
・月曜朝、担任ら、ISスーツの話をして(指定水着はスクール水着)、転校生を2人紹介(うち1人は男)
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第二話「ルームメイトはブロンド貴公子(ジェントル)」
・フランスのシャルル・デュノア(男)が転校。美形男子だったため、女生徒らが騒ぐ。
ドイツのラウラ・ボーデヴィッヒ(女軍人)(*1)も転校し、いきなり一夏を平手打ち。
*1…千冬のことを教官と呼んでいる。
千冬は1年ほどドイツで軍隊教官として働いていた。その後1年ぐらい空白期間を置いてIS学園の教員に。
・一夏、女の野次馬をかわしながら、デュノアとアリーナの更衣室へ行き、一緒に着替える。
その際、挙動がおかしいシャルルを見る。そして、彼がデュノア社の社長の息子であることを知る。
・第二グラウンドへ行き、2組と合同でIS実習を行う。
一夏に突っ込む山田先生、鈴&セシリアvs山田先生(結果は大差で山田先生の勝ち)(*1)、
シャルルによる山田のIS(*2)の説明、箒のお姫様抱っこ(*3)など。
*1…山田先生は元代表候補生(p.76)
*2…デュノア社製『ラファール・リヴァイヴ』。
第二世代開発最後期の機体だが第三世代に劣らないもの。量産型ISの中では世界第三位のシェア。
*3…相川清香、岸里が登場。余談だが、一夏は気絶した五反田を保健室まで運んだことがある(p.91)。
・昼休み、一夏、屋上で皆の手作り弁当(箒の唐揚げ、セシリアのまずいサンドイッチ、鈴の酢豚)を
「はい、あーん」をしながら、食べる(傍にシャルル)
・夜、一夏、シャルルと相部屋に
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第三話「ブルー・デイズ/レッド・スイッチ」
・転校してから5日後の土曜日、一夏、第三アリーナで訓練。
シャルルから銃を借り、射撃訓練を行う。
・ドイツの第三世代型を有すラウラ、一夏と戦おうとする。
フランスの第二世代型を有すシャルル、それを止める。
・織斑姉弟の過去:
千冬、一夏が誘拐されたことを知り、第二回IS世界大会『モンド・グロッソ』の決勝戦を棄権して、彼を助ける。
これにより千冬は不戦敗となり、二連覇を逃してしまう(そのせいでラウラは一夏を憎んでいる)。
その後、一夏の情報を提供してくれたドイツに借りができたため、ドイツへ行き、ISの教官を務める。
・山田先生、今月下旬から大浴場が使えるようになることを一夏に伝える
・一夏、シャワールームでシャルルの女体を見てしまう。
そして、彼女がデュノア社の社長の愛人の子(*1)で、
社長に白式のデータを盗むことを命じられて(*2)ここに来たと知る。
事情を汲み、特記事項を読み上げたうえで、3年間IS学園にいることを勧める。
*1…母が亡くなった2年前に引き取られた
*2…フランスだけ第三世代型のIS開発が遅れている
・セシリアが来たため、シャルルを布団の中に隠す。
その後、セシリアと箒に腕を組まれながら食堂へ行き、夕食をとる。
・箸を使えないシャルルを気遣い、彼女に夕食を食べさせる
・ラウラ、目を光らせながら、千冬を敬い、一夏を憎む
・月曜の朝、セシリアと鈴、学年別トーナメントで優勝すれば一夏と付き合えるという噂を聞く。
箒、一夏との約束(*1)が間違った形で広まってしまったことを嘆く。
*1…彼女は小4の時にも剣道の全国大会で同じ約束を一夏にしたことがある。
しかし姉の束のせいで引越すことになり、不戦敗となってしまった(以来、束を憎んでいる)。
その後も転居や政府の監視が続いており、両親とは別居している。
・一夏、ドイツへの復帰を千冬に求めるラウラを見かける
・放課後、第三アリーナにて、セシリア&鈴vsラウラ。結果は大差でラウラの勝ち。
途中で千冬が介入し、トーナメントまで一切の私闘を禁ずる。
・トーナメントのペアは一夏の判断で、彼とシャルルになる。
セシリアと鈴は、ISの損傷が酷いため、参加できず。
(シャルルが2人が一夏に惚れていることを冷やかしている)
・一夏、シャルルと一緒に着替える時に接触し、蹴られて気絶してしまう。
シャルル、優しい一夏を愛おしく思い、気絶している彼の額にキス。
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第四話「ファインド・アウト・マイ・マインド」
・6月の最終週、月曜。一回戦の対戦相手はラウラと箒に決まる。
・一夏、ラウラのAIC(*1)に苦戦。
一方、シャルルは『高速切替(ラピッド・スイッチ)』などを駆使して箒を瞬殺。
*1…アクティブ・イナーシャル・キャンセラー(慣性停止能力)。対象を停止させることができる。
・一夏とシャルル、連携してラウラを倒す(ラウラのAICは2つ以上の対象を同時に追えない)
・ラウラの回想:
彼女は戦う道具として人工的に生み出された。
『ヴォーダン・オージュ』とやらの不適合により、一時は凋落するが、
千冬に助けられたことで、再び最強の座に君臨した。
以来、千冬を尊敬している。また、彼女に慕われている一夏を拒絶している。
・突如、ラウラのISが変形し、千冬の雪片に酷似した武器を振るいながら、暴走する。
一夏、その暴力的な強さに怒り、シャルルからエネルギーをもらい、それを倒す。
・ラウラの回想と精神世界:
ラウラ、鬼教官の千冬の心さえ揺さぶる一夏に嫉妬する。
そして精神世界内で、一夏に「お前も守ってやるよ」と言われ、
彼にも千冬のような優しさがあると知り、彼に惚れる。
・ラウラ、病室で目覚め、彼女が千冬になることを強く望んだせいで、
自身のISに搭載されていたVTシステム(*1)が発動したことを千冬から聞く。
その後、千冬に「お前は誰だ?」と言われ、初めて自我の存在意義を考える。
*1…ヴァルキリー・トレース・システム。IS条約で開発が禁止されている。
・一夏、付き合うという約束の意味を誤解し箒に蹴られる
・男子の大浴場使用が解禁になったため、シャルルと一緒に入浴
・翌日、シャルル、自身がシャルロット・デュノアという女であることを皆に明かす。
鈴、それを知り、一夏をISで成敗しようとする。
ラウラ、鈴をISで止め、一夏にキスし、「お前は私の嫁にする!決定事項だ!異論は認めん!」と宣言。
これにより、修羅場になる。
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エピローグ「深なる紅(あか)のまどろみより」
・秘密ラボにいる束、VTシステムを作った研究所を潰した旨を千冬に伝え、
『紅椿(あかつばき)』という専用機を用意した旨を箒に伝える
*1…束と千冬は小学生以来ずっと同じクラス。
千冬のIS操縦技術が圧倒的なのは、束のIS開発に協力していたから。
【第3巻】
第一話「乙女の心は晴れのちくもり(レイン・メーカー)」
・シャルロット、一夏の夢を見る(先月の事件以来、一夏とは別の部屋)
・一夏、全裸のラウラに起こされる。そこに箒(*1)が来てしまい、修羅場になる。
*1…ルームメイトがいる(p.23)。また、男運のない29歳独身の榊原菜月先生と話している(p.24)。
・食堂で箒・ラウラ・シャルロットと一緒に朝食をとる。
・HR(*1)に。千冬によると、来週の7月頭から3日間、臨海学校。
*1…クラスのしっかり者、鷹月静寐(たかつきしずね)が登場
・放課後、一夏、シャルロットをシャルと呼び、「(買い物に)付き合ってくれ」と言う
・週末の日曜、一夏とシャルロット、手を繋ぎながら、水着を買いに行く
・セシリアと鈴とラウラ、一夏達を見つけ、尾行する
・シャルロット、3人の尾行をまくために、一夏と水着売り場の試着室の中へ
・一夏とシャルロット、千冬と山田先生に鉢合わせしてしまい、怒られる
・千冬、一夏に自分の水着を選ばせ、彼の女性関係を冷やかす
・ラウラ、スクール水着にするつもりだったが一夏に可愛いと言われたため、
『黒ウサギ隊(*1)』に連絡し、クラリッサ(*2)に相談する
*1…ドイツのIS部隊の通称名。正式名称は『シュヴァルツェ・ハーゼ』。
*2…クラリッサ・ハルフォーフ大尉。22歳。ラウラに間違った日本文化を吹き込んでいる張本人。
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第二話「海に着いたら十一時!(オーシャンズ・イレブン)」
・臨海学校初日
シャルロット、一夏から貰ったブレスレットを眺め、機嫌を良くする。
・一夏、千冬と同室になる
・束、登場
・海で泳ぐ。鈴との絡み、セシリアのサンオイル、ラウラの水着、ビーチバレー(*1)、千冬の水着など。
*1…のほほんさん、櫛灘(p.121)
・大宴会場で夕食(刺身)
一夏、セシリアに刺身を食べさせてあげようとするが、周りに止められてしまう。
代わりに彼女を部屋に呼ぶ。
・セシリア、一夏に会うために下着を替える。その際、周りに冷やかされる。
・一同、一夏の千冬へのマッサージを誤解
・一夏、セシリアにもマッサージ。
千冬、セシリアの黒い下着を見て、彼女を冷やかす。
・千冬、一夏を外し、5人に一夏のどこがいいのか問う
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第三話「その境界線の上に立ち(シン・レッド・ライン)」
・合宿二日目、ISの装備テストを行う。
束(*1)が登場し、箒に専用機の『紅椿』を渡す。
箒、それを試運転して、手応えをつかむ。
*1…白式を作ったのは束だが、なぜ男の一夏がISを使えるのかは、彼女にも分からない。
そもそもISは自己進化するように作られているため、謎が多い。(p.172~173)
それと、束は近しい人間以外には非常に冷たい(p.174~175)。
・緊急事態が発生し、テスト中止。専用機(*1)を持つ6人を集める。
*1…専用機持ちは「ひとり欠席」(p.180)→簪?
・2時間前にハワイ沖で暴走したアメリカ・イスラエル共同開発の
第三世代型の軍用IS『銀の福音(シルバリオ・ゴスペル)』を止めることになる。
一同、敵のスペックから、攻撃力のある一夏の零落白夜のみしか使えないと判断。
さらに束の提案で、高速移動できる第四世代型(*1)の『紅椿』を使うことになる。
*1…束いわく、実は白式の《雪片弐型》も第四世代型
・一夏の回想~10年前の『白騎士事件』
束(*1)のIS発表から1ヶ月後、日本へ大量のミサイルが発射された。
それを白銀のISを纏った一人の女(*2)が止め、日没と共に姿を消した。
*1…束は3年前、最後のISコアと置き手紙を残して失踪している
*2…おそらく白騎士は千冬
・千冬、一夏と箒に託す
・11時半、作戦開始
千冬、一夏に浮かれている箒のサポートを指示。
一夏と箒、敵を撃墜しようとするも回避され、反撃される。
さらに密漁船のせいで攻撃するチャンスを逃し、2人ともエネルギー切れに。
一夏、動揺して攻撃されそうになっている箒をかばい、負傷する。
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第四話「雪羅(ドレッシィ・ホワイト)」
・小2の頃の回想:一夏、男女とからかわれていた箒をかばう
・一夏、昏睡状態に陥る
・箒、ISに乗る意味を見失っていたが、鈴の叱咤激励により立ち直る
・待機命令を無視して5人で行動
・5人で敵を倒そうとする。しかし第二形態になった敵に苦戦する。
・一夏の夢:少女を見て、女騎士(千冬のイメージ)に「仲間を守るために力を欲する」と言う
・一夏、白式第二形態・雪羅(せつら)を纏って箒のもとへ駆けつけ、
敵を吹き飛ばし、誕生日プレゼントとしてリボンを渡す(*1)
*1…箒の誕生日は7月7日。プレゼントはシャルロットと買い物した時に購入した。
・一夏、箒の『絢爛舞踏(けんらんぶとう)』からエネルギーを受け取り、敵を撃退
・千冬、命令違反を叱責しつつも、全員の無事を喜ぶ
・夕食時、周りが詮索する
・一夏、夜の海で箒とイチャつく。それが4人にバレ、修羅場になる。
・千冬と束の会話
2人によると、白式は、束が作った1番目の機体『白騎士』(*1)のように、操縦者の生体再生までできる。
そして実のところ、白式がどうして動くのかは、束にも分からない。
千冬、妹の箒をデビューさせるために、束が専用機と暴走したISを用意したと推測。
束、「今の世界は楽しい?」と聞き、消える。
*1…因みに2番目の機体は『暮桜』
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エピローグ「君の名は(ユア・ネーム・イズ)」
・翌朝、『銀の福音』の操縦者、ナターシャが現れ、一夏にキスし、千冬と話す
(千冬とは面識がある模様)