川村晃裕『裏プロが教える フリー麻雀で勝つ超デジタル打法』
川村晃裕(あきひろ)による『裏プロが教える フリー麻雀で勝つ超デジタル打法』
(鉄人社、2022年9月)の備忘録・要約・まとめ・考察・感想・レビュー
1章 超基本
・愚形35・57のカンチャン待ち、のみ手
ドラがタンヤオ牌で見えていない→リーチしない←クイタンドラ3で簡単にマンガンにされる
ドラが19で見えていない→リーチ←クイタンで使われない
・3トイツの理論
466m24467p224789s
受け入れ最多は打6m(3トイツをほぐす手筋)で、受け入れは
5m3458p23s(7種24枚)
だが34p23sを引くと余剰牌が出る
一方、打2pの受け入れは
56m458p23s(7種22枚)
だが何を引いても余剰牌が出ない
これが1シャンテンピーク理論
2シャンテンの受け入れを狭くしてでも、1シャンテンの受け入れを最も広くしようとすること
トイツ固定
1.123556m23367p344s→打6m
←完全1シャンテン固定、裏目の4mでもタンヤオに
2.111556m455778p23s→打4pや8p←2度受けを嫌う
3.4枚以上切れている両面を嫌う
4.トイツにドラあり
5.123788m233p22367s→打7m←123三色という手役でカバーできる
2466m4467p224789s
→今度は4pが単独トイツなので余剰牌が出ない
→打6m(受け入れ最多、自然な3トイツをほぐす手筋)
2466m4467p224s、白ポン
鳴きの場合はポンできる打2m
2466m4467p222789s→打2m←7m,3pを引くと完全1シャンテン
・練習
1345mと孤立2p→打2p←36mを引けば連続形
※タンヤオ変化があるときは打1m
112368m247p24888s→打1m←頭は1シャンテンあたりから考えれば十分
112368m3678p2344s→打3p←今度は1シャンテンなのでテンパイチャンスのみを重視
2章 赤あり
・ドラありならクイタン(123三色やチャンタは無視)
・ドラが役牌
246m3489p688s西北中、ドラ中→7pチー、打6s
←ドラの後々付け、仕掛けながらも安牌残し
クソ仕掛けだが相手を降ろせる(中を引けなかったら形テンへ)
・ドラなし
12489m34p799s南西北白、ドラ7p(安手、タンヤオ牌がドラ)
→打7s(消極的に打つ、マンズの一通のみを追う)
・赤受け
3367m34789p45s、白ポン
→ドラ3mは打5s(←赤を引いたら67mか34pを切る)、
それ以外は打4s(←赤を引いたら3mトイツ落とし)
・赤受け2
78m112344p246789s→打4p←赤を引いても打2pで対応可
67m112344p246678s→打1p←4pを引けば打1pでタンヤオ
・安手に見せたい→赤をさらさない
・自分はドラなしの安手、相手はクイタンドラ確定→放銃回避を優先
・トップ目、45赤5→あえて赤切りリーチ←出やすい
3章 鳴き
・悪い手牌(メンゼンテンパイしにくい安手)
1357799m68p138s西北→チンイツへ
・役牌含みのトイツ4組→トイトイ狙い
45m445p5668s南南北北、北家→4pや6sも積極的にポン←字牌があるので守れる
・オタ風トイツ2組はポン
34m1279p229s西西北北→トイトイ、ピンズホンイツ、チャンタ狙い→西か北を鳴いて打4m
・牌効率か手役か
3457vs4→7のほうが優秀だが、345鳴き三色狙いなら、4を残す
9vs14→普通は1を切るが、123鳴き三色狙いなら、9を切る
8vs14→さすがに打1
・19vs役牌
17m678p2379s北白、東ポン→打白
1.序盤の鳴きは守備を意識しすぎない
2.後に2mを引けばペンチャン→チーできる→112mや122mになればポンもできる
鳴き手のペンチャンはメンゼンの両面と等価値
・アガリトップ→出来メンツでも鳴く、守備は度外視
345567p38m27s、678mチー→24568pはチーして複合形を作る
456m1268p246s、678sチー→456mも鳴いて打1p
・ベタオリ時、安牌あり、流局間近→上家から鳴ける牌は全て鳴き、ツモ牌を下家にパス
←下家がオリても放銃しても得、下家ハネツモでも失点は3000点
(打点が1.5倍で連荘できる親にはパスしないので注意)
4章
・ベタオリしたいが安牌がない→実は序盤に切られた牌の内側も割と安全
河に7→アンコの6は両面でしか当たらないし、3巡しのげる
←667から7切りは少ない(そもそも6アンコの時点でシャボなし)、
577から7切りも少ない、単騎も少ない
一方、無スジ19はシャボと単騎を否定できない(もちろん両面もある)
・上家リーチ、安牌なし、3900点以上→チーしやすいので全ツ
・上家が序盤に捨てた28牌の外側19牌
→ツモ切りでしか切られない牌なので実は鳴きにくい
一方、他の牌はツモ切りでも手出しでも切られる可能性があるので鳴きやすい
5章
・中盤以降、安牌の字牌切りの後の手出し→関連牌
鳴いた人の上家が切った牌(一度鳴いた人がスルーした牌)→割と安全
2人目のリーチ、宣言牌は1人目のリーチの安牌、前巡に危険牌切り
→その宣言牌は関連牌←無関係なら前巡に安牌から切るはず
3を45でチーして安牌切り、河に4→4のポン拒否→守備重視→安手
・下家が仕掛けた→鳴いて(チーして)下家に鳴かれない牌を切る
←しないと無駄ヅモ、アシストがあり得る
~要点~
・鳴きを多用するがトイトイ、ホンイツなどの手役も追う→高打点
・字牌などの安牌を抱えている→守りながら攻めているので放銃しにくい
・(赤)ドラ→あるなら積極的に、ないなら消極的に