赤目無冠のぶろぐ

アニメ要約・批評、仮想通貨(ビットコイン、モナコイン)、将棋・麻雀、音楽(作曲、DTM、ベース)、思想など

帰ってきたニートの一日の作者。詳しくははじめにへ。

『とある科学の超電磁砲(レールガン)』18巻の備忘録

冬川基による『とある科学の超電磁砲(レールガン)』18巻(2023年3月発行)の備忘録(まとめ・要約)


表紙:美琴、ルリ先輩、潔斎雪紫(けっさいきよし)、缶ジュース

※カバー彩色はキチロク、カバーデザインはBEE-PEE(いずれも8巻以降)

松竜による沙淡扇(シア=タンシャン)のイラスト

※超能力者はレベル5、超電磁砲はレールガン、
 警備員はアンチスキル、風紀委員はジャッジメントと読む


第137話:口撃

・支倉(はせくら)派閥の安賭蜴vs水鏡(みかがみ)。傍に角坂と助澤。
 安賭蜴が水鏡のデブとガリの合身攻撃(マリアージュ)に苦戦(脂肪、支点)。
 ↓
 能力の演算を狂わせるために、能力目当てで近づかれているだけである点を口撃するが、
 逆に「友達いない人に言われても困る」と口撃され、あっさり敗北。
 (「中学の人間関係なんてあと半年程でリセット」→3年生)

 ※合身(がっしん)→合体&変身(アニメや特撮の造語)
  ←「合体」が模型会社、アオシマによって商標登録されていたため

・研究所で沙(シア)が化石に触れ、研究者達に恐竜を一時的に再現する能力を披露。
 彼女の能力は遺物を対象とした読心能力(サイコメトリー)。
 物理的に出力(プリント)することも可。(鳴き声 | 考古学)
 ↓
 リリー、帆風(ほかぜ)に撃退されて怪我した林麗華と欧陽茜に会う。
 食蜂の能力の支配下にあるおそれを否定し、独断専行を批判。

・カジノのルーレット(換金不可)。コインを見つめる美琴と、ルリ先輩。


第137.5話:僚友(回想)

・美琴が常盤台の2人目の超能力者に(1人目は食蜂)。

・支倉派閥の側近(口もとにほくろがある子→17巻132話)が美琴を監視するために、
 潔斎雪紫(けっさいきよし)を呼び出し、美琴がいる部屋に送り込む。
 前のルームメイトは格上の子と同棲するのはプライドが許さないため、
 学舎(まなびや)の園の内部寮に移動を申請している。(自動販売機コーナー→17巻134話)

・雪紫が部屋へ。ゲコ太の指人形で遊ぶ美琴を見てしまい、電撃で記憶を消されそうになるが、
 「姉が似たような一人遊びよくやってる」と言うことで、難を逃れる。(ケロ吉、オタマジャクシ)

・美琴への誕生日プレゼント、ゲコ太ヘアピンを入手するために、
 全300種のヨーグルトの菓子を食べようとする支倉派閥の人達。
 (くじのナンバーが容器の底にあるため、食べないと景品がわからない)
 ↓
 3個確保していた同志(ゲコラー)の帆風(8巻49話)が布教用をそっと提供。

・雪紫が美琴にそれを渡す。美琴がネットオークションでそれをもう入手していたのに喜ぶ。
 雪紫が美琴の笑顔を喜ぶフリ(演技)と見なし、強かな子と思うが、
 美琴がそれらを髪に2つとも付けたので、驚く。


第138話:対峙

・雪紫いわく、好戦的な人(安賭蜴)もいるし、支倉の停戦指示に納得していない人もいる。
 予備動作なしで発動する能力もあるため、能力者達が対峙すると恐怖で手を出すおそれがある。(銃)
 美琴いわく、自身の電撃は相手の能力発動を確認してからでも後の先(ごのせん)で貫く。

・「流れは水鏡派閥(われわれ)」などと意気込んでいた閏井(うるい)が一人で外部寮へ。
 (助澤? | 19時15分、スクールバスの最終、完全下校時刻)
 ↓
 用心して回り道。河原で超電磁砲を撃っている美琴を見かけるが、
 この間の件(17巻133話と134話)もあるので無視。(コイン、「3発に1発」)
 ↓
 支倉派閥の4人に鉢合わせし、能力を使用。劣勢に。(「先輩を傷物にされた恨み」と思う子)
 美琴が雪紫に叱られると思いながらもマンホールの蓋(フタ)で閏井を助ける。


第139話:破格

・念動使い(テレキネシスト)がいたため、美琴が砂鉄を使用。自身の介入がバレる。(磁力)
 ↓
 超能力者との力の差を知りたかった3年の天乃綾音(あまのあやね)vs美琴。
 (右目を髪で隠した子、黒タイツ→支倉の影響? | 派閥間抗争への介入は宣戦行為)
 天乃綾音が真空波で遠くにいる敵を切り裂ける能力、『気圧操作(エアプレッシャー)』を
 開示したうえで使用。
 ↓
 電撃使い(エレクトロマスター)の美琴がそれを電撃でかき消し、
 ジュール熱の断層で真空波の軌道をそらす。大差で勝つ。(壁にはりつく能力)
 ↓
 磁力操作できない炭素繊維製の風車の羽が折れ、下に落ちそうになったので、
 美琴が超電磁砲でそれを吹っ飛ばし、天乃綾音を助ける。(コイン、一か八かの賭け)
 ↓
 負傷した天乃綾音が単なる力とは別の何かを感じ、美琴に「僥倖」と言う。
 閏井もしがらみや風習にとらわれない超能力者・美琴に礼を言う。

・部屋で雪紫がパリでの支倉のデモンストレーション(17巻133話)を絶賛。
 (閲覧数1億超、「科学の力で迷信の除去」、「能力・知識・教養 三拍子揃った支倉様」)
 そして派閥抗争にまた介入した美琴を叱る。(美琴と支倉派閥の板挟み、小言)

・支倉が帰国。水鏡に返り討ちにあい、負傷した安賭蜴を励ます。
 安賭蜴は水鏡に「友達いない」と言われ、落ち込んでいた。(彼女、「私のいいとこ五つ」)
 ↓
 自動販売機コーナー。側近達いわく、パリのデモで派閥員を増やす目論見だったが、
 校内の話題は500キロ以上ある風車の羽を吹っ飛ばした美琴の超電磁砲
 ↓
 事件4件(17巻134話)のいずれも襲撃者とされる側が無実を主張しているので、
 支倉が違和感を抱く。いわく、炎乗なら喧嘩っ早いとはいえ反省できる。
 花山院なら階級意識が強いので炎乗に殺されかけたという嘘はつけない。
 ↓
 支倉の推理。仕組まれた抗争とすると得するのは沙。だが襲撃を偽装できる能力者はいない(はず)。
 しかも醜聞(スキャンダル)は常盤台の評判(レアリティ)を落とすため、本末転倒。
 リリーと食蜂の接触(17巻135話)から、沙と食蜂の共謀も除外できそう。
 記憶操作もあり得るが食蜂が派閥を対立させる意味がない。
 ↓
 支倉が食蜂の為人(ひととなり)を知らないと思った矢先、外でお茶を飲む食蜂と帆風に遭遇。


第140話:対話

・支倉が食蜂と話そうとするが拒まれたので帆風を説得。(口車力)
 帆風が触れられた感触がないのに支倉の側近(黒髪眼鏡→17巻132話)に投げられたので、
 力を確認するために彼女と中庭へ(支倉と食蜂の許可あり)。

・支倉と食蜂の会話。支倉いわく、自身のことを美琴(17巻132話)は知らなかった(食蜂は知っている)。
 食蜂いわく、支倉の能力の傾向上、自身の心理掌握(メンタルアウト)は防がれる。
 少なくとも初撃は躱される。
 ↓
 支倉が食蜂の察しのよさからリリーの記憶を読んだこと(17巻136話)に気づき、
 美琴の超電磁砲で殺されかけたこと(17巻132話)を話し出す。
 (集中力、真偽力、美琴と食蜂の喧嘩→17巻132.5話、解釈力)

・中庭の支倉の側近(黒髪眼鏡)vs帆風。能力に甘えない練達の士vs噂通りの豪傑(喧嘩馬鹿)。
 僅かに黒髪眼鏡が優勢だが微差。

・支倉が取るに足らない話で食蜂を笑わせ、いずれ派閥を立ち上げることを勧める。
 いわく、食蜂は人間嫌いではなさそう。心を読めるので、慕う人のすべてを受け止め、寄り添える。
 (「人目のある場所では髪も揺らすな」と言う教師、失笑力、忌避力)
 ↓
 理事長に帰国報告していないことに気づく。勘で食蜂は抗争に関わっていないと判断し、
 食蜂に「いいリーダーになる」と言い、去る。(直感力)

・支倉の側近、2年の阿里希茶(あさときさ)(口もとにほくろがある子→17巻132話)が食蜂と話す。
 いわく、支倉は学業においては学年主席、能力も美琴と食蜂を除けばトップクラス。名伯楽でもあり、
 どんな生徒からも美質を見出し、才能を開花させてきた、翳りのない太陽のような人。(躊躇力)
 ↓
 人の欠点ばかり目が行く阿里は悪巧み担当。裏工作、諜報活動、身辺調査など。
 少し調べるだけで皆のドロドロした暗黒面を知ってしまうので、人の心を読める食蜂に同情する。
 (間諜(スパイ)、阿里の好物・パンケーキ、「わかる」と思う食蜂)
 ↓
 第二次性徴さえ怪しい食蜂が派閥を立ち上げたら阿里を入れると言う。(本気力)
 阿里(後の食蜂派閥の側近→9巻53話)が自身より食蜂の背が高くなったら入ると言う。

・食蜂が支倉の側近(黒髪眼鏡)と帆風の武闘をリモコンで止め、操る。
 阿里がなぜ支倉が食蜂に派閥設立を勧めたのか考え、永代姫君(マジェスティ)を諦めたのかと思う。
 (永代姫君の条件→卒業まで1年以上の最大派閥維持→17巻131話)

・朝。自動販売機コーナー。支倉が雪紫を呼び出す。
 雪紫が派閥抗争に美琴が介入した件で怒られると誤解し、謝罪。
 ↓
 外の自販機へ。支倉が美琴とルリ先輩に捜査協力を願う。
 吹っ飛ばした借りもあるので、美琴が承諾。
 超能力者とつるんでいると勘ぐられるので、ルリ先輩も同行(公平性という意味では唯一無二)。
 ↓
 皆で花山院が襲撃された公園へ(正規の通学ルートではない近道)。
 支倉が公園付近の監視カメラのチェックを美琴に依頼。
 該当する時間帯に炎乗が映っていないこと(アリバイ)を確認。
 監視カメラを避ける者が特定容易な能力を使うのは矛盾すると判断。
 ↓
 支倉が「水鏡に一時休戦を持ちかけてみる」「対立を仕組んだ奴を特定してとっちめてやる」
 「卒業前に最後の大暴れができそう」と言う。(遠慮しているつもりだった美琴も乗り気に)


第141話:修好

・調理室(17巻134話)。水鏡が支倉の一時休戦の申し入れを受け入れ、
 脂肪を操る能力の使用を約束することで現金な皆をなだめる。いわく、第三者の関与があり得る。
 (閏井、花山院?、助澤と角坂 | 安賭蜴(やすとば))

・水鏡派閥と休戦協定が結ばれて4日。ビルの屋上で支倉が黒幕の襲撃を待つが、何も起こらないので、
 ゲスト・美琴だけでは不十分と判断し、スペシャルゲスト・食蜂の投入を決意。
 ↓
 ①協力したところでメリットがなく、②思考を読めない相手など信用できないため、
 予想通り食蜂に拒まれるが、「名前だけ貸してくれない?」と言う。(帆風、面倒力)
 ↓
 美琴のみならず食蜂も捜査に協力するという噂が広まる。(ネットとリアル両面)
 食蜂は美琴以上の一匹狼だったため、リリー・林麗華・欧陽茜が驚く。
 ↓
 支倉派閥の阿里希茶と未吹華散(みぶきかざん)
 (140話で帆風と戦った黒髪眼鏡、後の食蜂派閥の側近→8巻48話)が食蜂のボディガードに。傍に帆風。
 (プロテイン、ホエー、カレー、カッテージチーズ | 護衛力、親密力)

・3日後。支倉が沙に会う。傍に雪紫(阿里の指示)。
 沙が「こちらで奉仕活動で配る焼き物の小皿を作っている」と言い、
 自身に声をかけずに食蜂と手を組んだ支倉を咎める(先生に仲裁を求められていた)。
 いわく、護身用にBレックス(暴龍王)とオメガロドン(終末鮫)の化石を携帯しているので大丈夫。
 ↓
 何者かが支倉と沙を襲う。弾が無いので、風力使い(エアロシューター)の攻撃?
 支倉がオーバーキルの能力を有す沙を止めながら、雪紫に煙幕を要求し、筒で能力を使用。
 助澤(すけざわ)のCa(カルシウム)の矢が落ちる。


第142話:突貫

・支倉が次の攻撃で逆に位置を特定しようとする(水球を見て何かに気づく?)。
 だがビルの屋上で戦隊モノのマスクとスーツを身につけた2人(以下、敵と略)が
 何者かに「追撃は不要」「離れよ」と命令され、退く。

・支倉が沙に例の矢の調査を依頼(食蜂がいるので、嘘はつかないと判断)。
 ↓
 沙が敵の思考を読む。ターゲットは支倉、試作品、精度は良好、
 Attachment DarkMatter(ダークマター)。(超能力者→垣根?)
 残留思念が少なすぎるため、具現化は不可能。能力が生成した物質は
 残留思念がまとわりつきやすいため、この矢は能力によって作られたものではないかもしれない。

・阿里希茶いわく、怪しいのはモンゴルフィエ社(以下、M社と略)。
 会社の目的は量子暗号の開発、機械的な手法による能力の再現。
 脳波を感知して動くドローンのような擬似念動力ではなく、
 本当に『自分だけの現実(パーソナルリアリティ)』を組み込んだ機械を創ろうとしている。

 実績はないが出所不明の大金が流入している。第一〇学区(旧約15巻)に
 日用品の耐久テストには不釣り合いな巨大実験場がある。人材は元警備員や実戦経験者。

 未吹華散いわく、能力再現商品の開発を隠れ蓑に未登録の軍需産業に手を出している。
 (その試作品で常盤台生を騙し争わせ、研究用のデータを収集していた)
 ↓
 支倉派閥の人達が怒り、「(会社に)乗り込み問い質しましょう」と言う。安賭蜴も独断で動きそうに。
 支倉も同意。「謎の資金源にも関連する話」と言い、ある作戦を伝える。

 ※モンゴルフィエ兄弟…熱気球を発明し、世界初の有人飛行を行ったフランスの兄弟

・支倉派閥の人達が常盤台の機密掠取(りゃくしゅ)及び派閥抗争使嗾(しそう→そそのかすこと)
 の疑いでM(Montgolfier)社へ。支倉の影武者、ルリ先輩も同行(支倉の指示)。
 ↓
 社長(眼鏡、縞々スーツ、小太り)が否定するが、阿里が凶器の矢は偽物であるという嘘をつき、
 嘘を見抜ける者(カチューシャ→17巻133話で炎乗と話していた子?)が
 社長から動揺時の典型的な反応、ダウジング級の異常な震えを検知。
 (蒐集(しゅうしゅう)→研究のために集めること、骨細胞)
 ↓
 証拠不十分と言い張る社長にルリ先輩が捜査令状と腕章を見せ、自身が風紀委員であることを明かすが、
 (社長と)1年生と2年生に「嘘だ」「不適格」と言われる(3年の天乃綾音は知っている)。
 ↓
 ルリ先輩いわく、派閥抗争は風紀委員も不介入なので出番がない。
 普通は風紀委員に捜査令状を出す権限はないが、
 『学舎の園』は秘匿情報の花園なので、園内のトラブルにまともな警備員は関わりたがらない。
 故にこちらでやっておくと言えば、あっさり捜査令状を出してくれる。
 ↓
 敵が紐状のもので社長を吊り上げ、保護。支倉派閥vs複数の敵に。天乃や炎乗が活躍。
 (炎乗「私の能力」→花山院はこれにやられた?)

・屋上。服で顔を隠した支倉が自身の周りに複数の水球を浮かべ、待機。

・カメラ付きドローン、独特の高層ビル。
 アンティキティラ社(以下、A社と略)の社長(金髪)がM社を切り捨てることを考え始め、
 情報を特殊な超音波に変換し、送受信できる能力者、
 御手洗彩音(みたらいあやね)(金髪、音符の髪留め、足湯)にデータ蒐集を依頼。

 ※御手洗の服→枝垂桜(しだれざくら)学園の制服?→新約7巻、12巻の弓箭猟虎(ゆみやらっこ)

 社長いわく、目的は学園都市第二位『未元物質(ダークマター)』の科学的再現。
 奇跡的に入手できた垣根帝督の生体試料で研究を進めてきたが、
 その精度は入手当時の彼と比べても遠く及ばない。何か根本的な躓きがある。
 現在の垣根本人の身柄は入手困難なので、多種多様な能力とすりあわせて多角的に解析するしかない。

 A社とM社は、表向きは無関係の別会社だが、その実、上部組織と下部組織の関係にある。
 A社は資金と型落ちのデータ(製造データ)をM社に与え、
 M社はそれを基に製造した試作品の試験結果(検証データ)を上納する。

 M社にA社の詳細を知る者はいない。
 こちらの指示は御手洗の能力により超音波で送信。専用の機器を通さなければ解読は不可能。
 能力観測記録も超音波として発信され、御手洗によってデータ化される。
 美琴や食蜂でさえA社には辿り着けない。

 M社を失うのは痛いが、『未元物質(ダークマター)』の再現兵器を完成させればよい。

 ※アンティキティラ島の機械…古代ギリシア時代の遺物、天体運行を計算するために作られた歯車式機械

・安賭蜴が苦戦。敵は能力をコピーできる。大した出力ではないが複数使い分けてくる。
 ↓
 沙の申し入れに乗った水鏡、角坂と助澤、花山院、閏井と朝倉が参戦。
 (助澤「他人(ひと)の能力 勝手に使わないで」)
 沙派閥の林麗華・欧陽茜・リリーも参戦。

・A社の社長が敗勢を悟るが、あくまでデータ蒐集を優先し、
 御手洗に「欺瞞情報を流せ 降伏させるな」と言う。
 御手洗が超音波の能力でM社の社長に「増援を送った」と伝える。


第143話:怜悧←支倉冷理

・支倉が(御手洗の)超音波の発信元を検知し、電動キックボードで移動。
 情報はアンティキティラ社、創業13年、従業員数2723人、
 代表取締役W.G.ウェイトリー、フェムトリアクター(←実在する技術)開発製造。

・「リスクを負った」と言うA社の社長(W.G.ウェイトリー?)の目に星が浮かぶ。
 食蜂の能力で洗脳された?

・水鏡の紹介。強能力者(レベル3)。実際は大能力者(レベル4)以上である可能性大。
 実家はハイジュエリーブランドを擁する宝石商を営む。5人姉妹の末妹。

・回想。沙と支倉が水鏡に三派閥共闘を提案。争いを好まない水鏡がしぶしぶ承諾。

・相変わらず険悪な花山院と炎乗が些細なことで口論に。
 敵がその隙を狙うが、支倉に変装していた未吹華散がそれを止める。

・支倉が能力で壁に三角形の穴を開け、A社へ。
 いわく、昨日の襲撃時に不自然な波動を検知した。
 前もって待機していれば、複数の水球が検知した波動から方角と距離は測定可能。
 水鏡・沙派閥の参戦で劣勢になれば、慌てて指示を出すと思っていた。
 ↓
 御手洗が超音波の能力を口から出す。
 支倉が水の膜でそれを弾き、御手洗を水で覆う。御手洗が溺れそうに。
 一方、複数の敵は頭を水で覆われても動き続ける(酸素を作れる装置がある)。
 ↓
 支倉が複数の能力を使える多重能力(デュアルスキル)兵器を高く評価するが、
 『素材』がレアなだけで、制御技術が未熟である点を指摘。
 ↓
 A社の社長が機動力を重視してコンパクトにしていると反論し、
 高精度大火力のヘビースーツを着た人達を投入。
 (支倉「質量保存則を無視できるのにライトもヘビーもあるの?」)
 ↓
 支倉が社長に超能力者第二位、垣根の残滓と豪語されるが、構わず彼らを水で濡らし、
 全般量子固体変化(フリーズチェックメイト-273)で凍らせる。
 (水を自在に操る能力→4つのサイクルから磁気冷凍・ペルチェ効果までやりたい放題)
 ↓
 支倉いわく、精密機器の耐用限界はマイナス20℃。軍用でもマイナス100℃。
 機械だけを凍らせたが脊髄まで凍らせることもできる。(-273は絶対零度の-273℃?)
 ↓
 社長が力の差を痛感。いわく、アタッチメントダークマターの各能力は強能力(レベル3)だが、
 複合すれば大能力(レベル4)に近い。だが本物の大能力者(レベル4)・支倉には勝てない。
 ↓
 敵が常盤台生を発見。社長が彼女を人質に。
 支倉が動揺するが、ルリ先輩の命令で来た美琴だったので、あきれながらも、敵2人の始末を許可。
 美琴が電撃で敵2人を瞬殺。黒幕の面が割れたので、支倉があとは警備員に任せればよいと判断。

・阿里希茶が支倉に「制圧完了」と伝える。安賭蜴や助澤。
 拘束されたM社の社長、複数の敵(顔に傷がある人ばかり?)。

・支倉が水鏡とリリーに感謝。リリーいわく、沙は保健室で休養中。
 ↓
 リリーの胸中。打算ありきの手助け。単独で事件を解決されると支倉派閥の人気が急伸するため、
 三派閥共闘で事態を収拾したという体裁が大事。
 ↓
 捜査に食蜂を介入させると吹聴した途端に、とってつけたような黒幕企業が現れて、
 滞りなく事が運んだので、いまいち納得できない支倉。
 ルリ先輩がM社をスケープゴートにしたA社をさらにスケープゴートにしている存在がいると推理。
 だが支倉が「リリーの言う通り考えすぎ」と言う。

・A社の社長が御手洗を見捨て、軍用車で逃亡。データ回収を優先し、第二研究棟へ。
 ↓
 そもそもリスクとリターンが見合わない常盤台になぜ手を出したのかと思う。
 いわく、非効率でもこれまで通り■■■(沙淡扇?)からデータを入手していればよかった。
 ↓
 派閥抗争が起こるよう偽装工作を行った日、通信を遮断したバカンス中だったことに気づき、
 冷や汗をかく。敵にどうやって自身の指示を仰いだか聞くが、
 「常盤台に直接手出ししたのは支倉冷理襲撃が最初」と言われたので、
 「おかしい」「記憶が混乱」「混濁」と言う。
 ↓
 リモコンに触れることで食蜂を具現化する沙を社長が見る。
 沙が現れ、香港語で社長に「思い出しちゃいましたか」と言う。(パンダ腹話術なし)
 ↓
 沙いわく、食蜂の記憶改竄はもっと強固なはず。
 リモコンの残留思念が足りなかった? それとも自身の能力がまだ未熟だから?
 自身から目を逸らさせるためだけに貴重な心理掌握(メンタルアウト)を使うのは惜しかったが、
 乾坤一擲の戦いで使う危険を冒さずにすんだ。
 ↓
 敵が沙を攻撃しようとするが、沙が141話のオメガロドン(終末鮫)?を出し、
 社長に「お前はもう用済みよ」と言う。

 ※食蜂はリモコンを鷹(タカ)に鞄ごと奪われた(17巻135話と136話)が、140話で使った


※香港語セリフ担当のぷよちゃ


カバー下の4コマ漫画

 2年前①。平穏に過ごすために派閥を立ち上げた水鏡。支倉(ツインテール)が余裕のある水鏡を見て、
 永代姫君より上を目指していると誤解し、「怖」と思う(永世姫君は誤字)。
 ↓
 ②閏井達が派閥員ゼロでも晴れ晴れとした表情である水鏡を見て、大物と誤解。
 ↓
 ③閏井が勧誘ポスターやPVを作ってアピール。さらに支倉や上級生の派閥に宣戦布告。
 (理想のスタイル、水鏡「なにしてくれてんの?」「いやおまえホント」、17巻135話の回想)
 ↓
 1年前。沙が水鏡に鬼気迫る顔で「(うち)より多くの派閥員を確保して」と言われ、「怖」と思う。


★考察
 沙派閥は黒髪、水鏡派閥は金髪、支倉派閥は茶髪
 →支倉派閥の潔斎雪紫だけ黒髪→彼女は沙派閥と何らかの関係がある?