『IS 〈インフィニット・ストラトス〉』の原作第4~6巻のまとめの続き
【第7巻】
第一話「シスターズ」
・ラウラ、一夏を助け、マドカとやらに対峙。
一夏、ラウラの目を褒める。
・月曜日、一夏、皆に昨日のことを話し、心配される
・楯無、一夏に、今度の全学年合同のタッグマッチの際、
妹の更識簪(さらしきかんざし)(*1)とタッグを組むように頼む。
妹と不仲なので、彼女に自分の名前を出さないことも希望する。
*1…1年4組。日本の代表候補生。姉とは対照的な性格で暗い。
専用機持ちだが、開発元の倉持技研が一夏の白式を優先しているため、専用機は未完成。
そのため、一夏のことを恨んでいる。
・『亡国機業(ファントム・タスク)』のスコール、エムに無断接触を自重するよう要求。
エム、それを聞き入れ、千冬との決着を楽しみに待つ。
・2年生の黛薫子(まゆずみかおるこ)が、一夏と箒に、
出版社で働いている姉が雑誌の独占インタビューを望んでいることを告げる。
彼女によると、専用機持ちはモデルになることもある。鈴が自分の写真を見せている。
・放課後、一夏、『織斑一夏部活動貸し出しの日』なので、箒がいる剣道部へ。
箒、ペアのディナー招待券が報酬だったので、断るつもりだった明後日の日曜日の取材を受けることにする。
・一夏、皆の誘い(*1)をかわしながら4組へ行き、簪(かんざし)とタッグを組もうとするが、断られる
*1…シャルロット、鈴のチンジャオロース、
千冬に「お前のような不躾な義妹はいらん」と言われて落ち込むラウラ、
一夏に勝った箒、セシリア
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第二話「ガールズ・ビート」
・簪、独力でISを組み上げた姉と対等な関係になるために、
本来は2年生以上に任せる『打鉄弐式(うちがねにしき)』の整備を一人で行う。
一夏、そんな簪をしつこく誘い、「簪さんの専用機を見てみたいから」と言ってしまう。
簪、激怒して一夏を平手打ちする。
・楯無との会話:自力でISを組み上げた話(*1)や簪に叩かれた話
*1…ただし、楯無でさえ整備科の虚(3年主席)や薫子(2年のエース)の意見をもらっていた
・簪、部屋でヒーローもののアニメを見ながら、一夏を殴ったことを後悔
・日曜日、雑誌『インフィニット・ストライプス』の副編集長の黛渚子が一夏と箒にインタビューし、2人を撮影
・箒、帰りに、ルームメイトの静寐(しずね)から借りた雑誌に載っていた店に一夏を誘おうとするが、
店が混んでいたので、彼の判断に任せる。結局、五反田食堂へ行く。
・蘭、仲の良さそうな一夏と箒を見て、付き合っていると誤解。泣き出してしまう。
一夏、それをフォローし、聖マリアンヌ女学園の学園祭(*1)招待券を受け取る。
*1…学園祭は箒と行く予定のディナーと同じ日
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第三話「オープン・ユア・ハート」
・簪と出会ってから一週間。
一夏、簪ばかり誘っているせいで、周りに敵視(*1)される。
*1…ラウラが一夏の写真をナイフで刺してしまっている
・楯無、箒とタッグを組み、胸の大きさを冷やかしながら、彼女のデータをとる。
そして、箒のIS適性がCからS(*1)になっていることに気づき、束の関与を疑う。
*1…IS適性がSのものは『ブリュンヒルデ』や『ヴァルキリー』ぐらい
・一夏、簪(*1)と食事に誘い、「あーん」をする
*1…メガネをかけているが、携帯用ディスプレイで、むしろ視力はよい
・簪、現実の一夏をヒーローアニメに出てきそうな幻想の一夏と勘違いして、彼とタッグを組んでしまう
・一夏、簪と第二整備室(*1)へ行き、4人に敵視される中、彼女の整備に協力する。
途中で簪の専属メイド、のほほんさん(*2)と話す。
*1…『コールド・ブラッド』を有す2年のフォルテ・サファイアや
『ヘル・ハウンド・ver2.5』を有す3年のダリル・ケイシーがいる
*2…更識家の使用人家系
・簪、第六アリーナで飛行テスト中、制御不能になってしまい、一夏に助けられる(*1)
*1…助ける際、エドワース・フランシィとやらが登場
・一夏、整備科の人に手伝ってもらうことを提案。
簪、あっさりそれに同意し、ありがとうと言う。
そして(呼称は)「簪でいい」と言い、立ち去る(恋に落ちる)。
・姉の束との関係で悩む箒とそれを気にかける楯無
箒は、幼少期は束のことを慕っていたが、自分が引き起こしたある『事件』を境に束を避けるようになっている。
一方、楯無は、妹の簪との関係で悩んでいるため、箒に共感している。
・翌日、第二整備室で、整備科の黛薫子やのほほんさんらが、簪の『打鉄弐式』の完成を急ぐ
・タッグマッチ大会前日、なんとか完成。
簪、一夏に感謝し、彼に淡い恋心を抱く。
・楯無、一夏にマッサージをしてもらいながら、彼の姉弟仲のよさを指摘
・簪、手作りのカップケーキを一夏に渡そうとする際、
楯無がISの整備に関与していたことを知ってしまい、ショックを受ける
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第四話「ヒーローの条件」
・タッグマッチ大会当日。簪、昨日のショックを引きずりながらも目覚める。
・初戦は一夏&簪vs箒&楯無に決まる(教頭先生や食券賭博)
・黛薫子との会話によると、専用機持ちは現在10人(1年7人、2年2人、3年1人)
・以前現れた無人機の発展機が5機、襲来。
千冬が「早すぎる。まだ『あいつ』は出せない。」と意味深な発言をしている。
・4人はゴーレム3とやらに苦戦
・『コールド・ブラッド』を有す2年のフォルテ・サファイアや
『ヘル・ハウンド・ver2.5』を有す3年のダリル・ケイシーも迎撃(やる気はない)
・簪、ゴーレム3に襲われそうになるも、駆けつけた一夏に助けられる
・箒&楯無もゴーレム3に苦戦
・簪、負傷している楯無を見つけ、激昂。しかし一夏がやられてしまい、絶体絶命に。
・楯無が簪をかばう
・簪、楯無や一夏の精神的な支えにより、立ち直る
・一夏・箒の『穿千(うがち)』・楯無の『アクア・クリスタル』・簪で勝利
・戦いを通じて更識姉妹の確執がなくなる。楯無も一夏に惚れる。
・5人で大貧民(5人は一夏がペアを組んでくれなかったため、怒っている)
・千冬と山田先生による敵機の解析
・翌日、一夏、蘭の学園祭に行き、箒とディナーに行くつもりだったが、取り調べを受けることになってしまう
・簪(*1)、一夏にアニメを渡し、「好き」と言う。
しかし「アニメが、好き」と言っただけだと後で気づく。
*1…簪によると、楯無は将棋やけん玉が好きだが、編み物は苦手。
・一夏、取り調べのせいで4時間ほど遅れて蘭の学園祭へ。
蘭、一夏と腕を組みながら、ご立腹。
・一夏、スコール・ミューゼルにタキシードと花束を買ってもらい、正装してディナーへ。
箒、彼に告白しようとするが、誤って出された酒を飲んで酔ってしまう。
結局、一夏が酔った箒をおんぶして帰ることになる。
・一夏、千冬に家族のことを聞くが、「私の家族はお前だけだ」と言われる
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エピローグ「月のきれいな夜に」
・登録されていないコアを有す無人機ゴーレムを作っていたのは束と判明。
彼女は箒のデータを得るためにゴーレム3を投入した。
・束、初代『ブリュンヒルデ』の座に導いた第一世代型IS『暮桜』は「あそこにある」と推測。
くーちゃん(*1)という少女に、ある物をIS学園地下特別区画に届けるよう頼む。
*1…束によると、拾った子。妹は一人だけなので、自分の娘として扱っている。
【第8巻】
第一話「けれど奇妙な日々は、また(ストレンジ・デイズ・アゲイン)」
・放課後の学食で、5人が簪に一夏との関係を尋ねる→深い関係ではないと分かり、和解。
・一夏、楯無のせいで、身体測定係に(千冬の目隠し、相川清香)
・数日後、千冬、先日の襲撃事件による損傷でISがしばらく使えないことを皆に告げ、
代わりに国連が開発中のEOS(*1)で模擬戦をさせる(*2)。
結果はドイツ軍で似たような訓練をしていたラウラの圧勝。
*1…Extended Operation Seekerの略。本来は救助活動の際に使うもの。
性能は低く、EOS1000機でもIS1機に及ばない。それゆえ、重くて動かしにくい。
*2…千冬によると、学園上層部に実稼動データの提出の要請があった。
しかし千冬でさえ、それを受け入れた学園長の思惑が分からない。
「『その瞬間』まで、千冬は考えない」という意味深な文がある。
・シャワー室での会話によると、
楯無のISは日本の技術とイタリアの『テンペスタ』(*1)の技術が関わっている
*1…千冬が欠場した第二回モンド・グロッソの決勝戦の相手。世界ナンバー2。
・一夏、倉持技研へ行き、所長の篝火(かがりび)ヒカルノ(*1)に白式のメンテナンスを依頼
*1…変わった人。千冬の同級生。
・ヒカルノと釣りをしながらISソフトウェアや
コア・ネットワーク(すべてのISが繋がる電脳世界)について語る
・ISの損傷で手薄になっているIS学園に何者かが侵入
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第二話「世界最強を冠する名(ブリュンヒルデ)」
・一同、IS学園地下特別区画へ。
山田先生、ハッキングと断定し、5人にISコア・ネットワーク経由での電脳ダイブ(*1)を命じる。
千冬、残った楯無に護衛を任せ、自らも武装。
*1…アラスカ条約で規制されているものだが、この場合は特例のケース4に該当する
・楯無、侵入者に対峙
・米軍特殊部隊『名も無き兵たち(アンネイムド)』の隊長が
ステルス仕様の『ファング・クエイク』を纏って、IS学園地下特別区画に侵入。
目標は先日の件で回収された無人機の未登録コア。
(アメリカが欲しているもので、手に入ればある計画が完成し、世界が変わるらしい)
千冬、それに身一つで対峙。
・いつもの5人が簪にバックアップされながら電脳世界へ。
『不思議の国のアリス』のアリスの格好(*1)で白ウサギを追いかけ、各自ドアの中へ。
*1…これは束のいつもの格好。束が関与している模様。
・ヒカルノ、一夏の白式のデータを取る
・千冬、隊長を『ラファール・リヴァイヴ』を纏う山田先生の傍までおびき出す。
山田先生、『クアッド・ファランクス』(超大型ガトリングガン)で隊長のISを撃破し、彼女を拘束。
・楯無、油断して撃たれ、拘束される
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第三話「分離解体の世界たち(ワールド・パージ)」
・一夏、自分の名前を呼ぶ誰かの声を聞き、急いで白式でIS学園へ。
ヒカルノ、一夏の白式のデータで次世代型量産機計画を始められることを喜ぶ。
・一夏、楯無を助け、電脳世界へ。
そこで『ワールド・パージ』による偽物の一夏に洗脳されている5人を本物の一夏として助ける。
・鈴の願望:中学の教室~雨~家で下着を脱がす→着せる
・セシリアの願望:令嬢と執事~バスルームで目隠しをしている一夏に体を洗わせる
・シャルロットの願望:一夏のメイド~ウェディング・ドレスに着替える→遊園地デートの約束
・ラウラの願望:新婚2ヶ月目の嫁を愛する新郎~裸エプロン
・箒の願望:神社と剣術道場を一夏と切り盛り~5人の中で最も強い一夏
・一夏に話しかけていた少女、箒への『ワールド・パージ』だけ効力が弱いことを不思議に思う。
そして電脳世界の中心にある千冬の専用機『暮桜』のコアを見つける。
・一夏、クロエ・クロニクルという少女と黒髪の女性(*1)に会う
*1…「俺の――」という文あり。姉の千冬?
・一同、誰が一夏をキスで起こすかでもめる(簪が抜け駆けしようとしている)
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第四話「お茶会は秘密の花園で」
・楯無、医療室で一夏に「刀奈(かたな)」という本当の名前を明かす
・クロエ・クロニクル(*1)、千冬に「束に言っておけ、余計なことはするな」と言われる
*1…束の命令でハッキング『ワールド・パージ』を行った者(7巻ラストのくーちゃん)。
ラウラの姉。本人はラウラのことを「なれなかった私」「完成形」と評している。
専用ISは『黒鍵』。
・スコール(*1)、クロエを人質にとり、束を地下レストランに呼び出し、新しいISを要求。
しかし束、睡眠薬入りのスープを見抜き、並外れた身体能力でオータムを倒してしまう。
その後、やって来たエムを織斑マドカと見抜き、「この子の専用機なら作ってもいい」と言う。
*1…彼女のISは『ゴールデン・ドーン』
・一夏、ハッキング事件以降、恥ずかしくて5人に顔を合わせられなくなる
・箒以外の4人が、寝ている山田先生を一夏と間違え、彼女に説教される
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エピローグ「桜の森の眠れる騎士」
・千冬、IS学園地下特別区画で石像になっている『暮桜』(*1)を見つめ、例の米軍の隊長を解放する。
隊長、心を動かされ、千冬に秘匿回線を教えて学園を去る。
*1…束がよこしたプログラムは『暮桜』の強制解凍プログラム