赤目無冠のぶろぐ

アニメ要約・批評、仮想通貨(ビットコイン、モナコイン)、将棋・麻雀、音楽(作曲、DTM、ベース)、思想など

帰ってきたニートの一日の作者。詳しくははじめにへ。

『IS 〈インフィニット・ストラトス〉』第12巻のまとめ

弓弦イズルによる『IS 〈インフィニット・ストラトス〉』第12巻
オーバーラップ文庫、2018年4月25日)のまとめ(要約・感想・レビュー・考察)


第零話「醒めやらぬ熱情」

・セシリアが一夏の夢を見る。セシリアのルームメイトは如月キサラ(山岳部、寝袋生活)。


第一話「第七王女(セブンス・プリンセス)、襲来」

・年末、織斑家で一夏が酒飲みの千冬・ラウラと年越しそばを食べる。
 新年、篠ノ之神社で振り袖姿のシャルロット、ラウラ、箒と初詣へ(箒のおみくじは大凶)。
 1月2日、セシリアと鈴の羽根突き。3日、楯無と簪の福笑い。目隠し~グーパンチ。

・3学期、東欧の小国、ルクーゼンブルク公国の第七王女(セブンス・プリンセス)が特別留学生として来日。
 (14歳 / 国家代表候補生、アイリス・トワイライト・ルクーゼンブルク / 鈴より小さいが傲岸不遜)

※千冬・束を含め数名しか知ることのない事実…ルクーゼンブルクの地下には巨大な洞窟がある。
  ISコアのもととなる時結晶(タイム・クリスタル)がとれるのはこの国だけ。(28頁)

・一夏が執事服を着て、第七王女の召使い(世話係)に
 (メイドのフローレンス / 近衛騎士団長(インペリアル・ナイト)、ジブリル・エミュレール)

・アイリスがメイドに拉致されるが、一夏に助けられる
 (着がえ、アリス、自転車、おんぶ、ざるそば / いつもの6人の尾行)

※65頁の「箒の瞳から赤い輝き」や「様子のおかしい箒」は第三話の伏線


第二話「美しき決闘者たち(ビューティフル・デュエリスト)」

・一夏を巡り鈴&箒とアイリス&ジブリルが対立(ジブリルのかつてのライバルは山田先生)

・一週間後の日曜、第三アリーナで鈴&箒がアイリス&ジブリルと戦う。
 最初は第四世代機に苦戦するが、途中で相手の遅さに気づき、勝利。

・鈴の父、劉楽音(りゅう・がくいん)が登場。いわく、離婚したのはガンで余命間近だから。
 その後、事情を知った鈴・鈴の母と大ゲンカし、鈴の母と再婚を約束。

・アイリス&ジブリルがIS学園に転入(山田先生の罰ゲームでジブリルがIS学園の制服を着る)

・アイリスが交際経験のないジブリルに男のオトシカタを尋ねる
 (アイリスは6人兄姉の末っ子で、両親は彼女が生まれてすぐに死亡)


第三話「紅く、煙(けぶ)る、雪月花」

・楯無が模擬戦を提案。強くなった一夏の『王理』vsシャルロットの『リィン=カーネイション』。
 (篝火(かがりび)ヒカルノ / セシリアと鈴のパフェ)

・アイリスのクッキー、勉強、千冬公認の一夏との添い寝(20歳のジブリルと意外に奔放な山田先生)

・一夏のギロチン刑の最中、大量の赤いIS量産機が箒を誘拐

・量産機の正体は量産型紅椿(あかつばき)『緋蜂(あけばち)』(11巻3話参照)で
 その出所は包帯を纏う篝火ヒカルノの倉持技研。
 犯人はその量産機を強奪した束。目的はオリジナルの紅椿と、箒。
 (一夏の瞳が金色(こんじき)に→ラウラやクロエの瞳? / 「紅椿事件」開始)

・箒の精神世界:砂浜でもう1人の箒、赤い双眸の『赤月(あかつき)』が箒を眠らせ、箒の代わりに出撃

・大量の『朱蜂(あけばち)』~ISの出力を制限する《コード・レッド》~アイリスとジブリルの参戦

・一夏が赤の少女(幼い日の箒)と戦い、勝利。
  少女いわく、私は世界で最初のIS『赤月』で、一夏を手に入れる代行者(オルタナティヴ)。
  すべてのISは操縦者の夢を具現化するために働く。

・箒の精神世界:箒がかつて自分の犯した罪を思い出し、自己嫌悪に陥る。
  かつて箒は強くなりたいと願い、IS『赤月』を使って、千冬のIS『暮桜』を損傷させた(※)。
  そしてその記憶は束の手によって封印されていた。
  IS『赤月』の能力は「すべてのISの弱体化」(ISの“王”の能力)。

※これが7巻3話174頁の「力に溺れた自分が引き起こした『事件』」か?

・『赤月』を脇に抱えた傷だらけの一夏が箒を慰める。「紅椿事件」終了。


第四話「日常回帰と、終わる世界」

・事件から二日後。楯無ナースの治療ナノマシン注射~ISなしの箒。
 一夏が異常な速度で回復し、アイリスに「こうやって回復したことは初めてじゃない」と言う。

・束が「IS『群咲(むらさき)』」「コード・ヴァイオレット」と言う

・地下で束が一夏に以下のような真実を明かし、「この、ばけものめ」と言う(傍に千冬)。

  千冬・一夏は究極の人類を創造するという織斑計画(プロジェクト・モザイカ)で誕生した人工物。
  千冬は第一成功例、織斑計画試作体1000番で、一夏はXY染色体を持つ(=男である)第二成功例。
  よって2人に両親などいない。
  計画のデータの一部はドイツへ(これがラウラの誕生に繋がる?)。

  人工物が勝てない自然の天才・束が見つけられたため、計画は途中で中止。
  しかし千冬・一夏と計画外の試作体(マドカ?)ができたため、権力者たちは困った。
  人類“以上”ではなく、人類“以外”を作ってしまったから。
  千冬は『おとうと』の一夏を選んだ。救われなかった『いもうと』(マドカ?)がいるとも知らずに。

・マドカがナイフで一夏を刺し、千冬が怒る。束が『この世の果てで、また会おう』と言う。
 (シャルロットが3巻で一夏に貰った銀のブレスレットのチェーンが切れたのを見て、「胸騒ぎがする」と言う)


あとがき
 次回、IS最終巻「遙か無限の彼方へと」でお会いしましょう!