『とある科学の超電磁砲(レールガン)』15巻のまとめ・要約
『とある科学の超電磁砲(レールガン)』15巻(冬川基、2019年10月)のまとめ・要約(・考察・感想・レビュー)
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表紙:春暖嬉美(きみ)・釣鐘・雷斧(らいふ)・さらわれた初春 vs 美琴・黒子・佐天
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第107話:怪生→化生(けしょう)
・竜が自身に宿った春暖嬉美(きみ)、忍者の釣鐘、萌え袖の少女・雷斧(らいふ)、
竜や忍者を思春期特有の妄想と見なしていた鈴姉(すずねえ)・青星が初春と美琴の情報を得る。
彼らの第一目的は嬉美の脱獄で、第二目的は突出したハッキング能力を持つトライアル参加者の選別。
(14巻102話で扶桑の背中に蜂を刺したのは雷斧? / 茶寮の知り合い / 釣鐘「超絶っス」
青星「成功するんだ」 / 嬉美「吾(オレ)」 / 大富豪(大貧民)で雷斧「イレブンあがりは禁止」)
・美琴と佐天に褒められて有頂天になっていた初春が黒子にアチコチ連れ回される
(ファミレスのjoseph's / 遠距離ジャマー→14巻100話 / プロ棋士の糖分摂取)
・夜、初春が嬉美らに誘拐される。初春と連絡がとれないため、佐天が美琴と黒子を呼ぶ。
(なお、脱獄トライアルの賞金はすでに寄付されている)
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第108話:思惑
・佐天・美琴・黒子による初春の捜索。美琴がカメラから嬉美らの車両を特定。
・車両の上で黒子vs釣鐘に(第一八学区 / 嬉美を「姐(あね)さん」と慕うヤンキー三人が運転)
・美琴が車を止め、美琴vs嬉美に。美琴が嬉美の竜(ドラゴン)を見て驚く。
・黒子が気絶した美琴を救出。
敵は二台の車で玄関街道、第一一学区(学園都市最大の陸の玄関口)に繋がる幹線から逃走。
黒子が「そのことで気になる点が」と言う(伏線→114話で解決)。
・佐天が建物を壊した能力者のふりをすることで、あえて警備員(アンチスキル)に捕まる(→114話)
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第109話:風狂
・美琴と黒子が二手に分かれる。第一一学区で美琴が雷斧を人質にとるモヒカンと対峙。
初春がいなかったため、帰ろうとするが、雷斧が人質作戦を逆にしたため、モヒカンを助けることに。
・モヒカンが銃で雷斧を撃つが、雷斧が銃弾をはね返す。
美琴がベクトル操作を疑い、躊躇うが、一方通行にしか使えない能力であると考え直す。
・雷斧が美琴を立体駐車場に誘導し、車のガソリンを引火させる
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第110話:性悪
・力のあるヒーローと戦いたい雷斧が火を起こすことで六枚羽ヘリを呼び寄せ、美琴vs雷斧に
(山城昭府(やましろしょうぶ) / 念動能力(サイコキネシス)ではない / 勝率~%)
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第111話:虚実
・美琴vs雷斧。雷斧が美琴の超電磁砲をはね返す。
だが直前で違和感を抱いた美琴が咄嗟に超電磁砲の威力を絞ることで直撃を免れ、
雷斧の能力が重力操作であることに気づく。
・雷斧が萌え袖から爪を出し、美琴を襲う。互いに電撃を浴びる我慢比べに。
(真芯を捉えた直撃軌道の攻撃は返せない→重力レンズ――光を曲げてずらした座標で狙いを逸らす)
・美琴が塵で作った自身のおとり(デコイ)で雷斧に勝ち、真のヒーローは自分ではなく上条であると話す
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第112話:洞察
・黒子vs釣鐘(樹木に激突した車 / 毒(痺れ薬)入りの刃が脚に刺さって倒れるヤンキー)。
釣鐘がAIM観測能力で黒子の空間移動(テレポート)を先読みし、筋力強化なしの素の運動神経で対抗。
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第113話:狂愛
・黒子がAIM拡散力場をフェイントに使い、木の枝で釣鐘を殴打するが、腹を撫で斬られる。
幸い、コンクリ板を服に忍ばせておいたため、服以外は無傷ですむ。
(風紀委員(ジャッジメント)支給の薬剤ジェル→塗るだけで消毒・止血・再生促進)
・釣鐘の目的(理想の最期)は近江を裏切ることで、近江にかつての野犬のように首を切られること
(回想:野犬に襲われていた釣鐘を鮮やかに救う近江 / ギロチン)
黒子の理想の最期は死に際に美琴と生まれたままの姿で褥(しとね)を共にすること
(褥(しとね)→布団 / 黒子「変態サイコパス」)
・釣鐘が黒子のAIMのフェイントに苦戦するが、あえて空間移動範囲に入り、
不意討ちで演算を狂わせ、ワイヤー付きの短刀で黒子の右手を切る
(ムカデを見て女の子のような声を出す釣鐘 / ヤンキーはATM荒らし?)
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第114話:苦肉
・釣鐘が黒子を追い詰めるが、顎と鳩尾(みぞおち)を狙われる。
黒子は止血用薬剤を腕の中に空間移動させ、血管を詰まらせたため、痺れ薬が浸透しにくい。
・黒子がカメラのフラッシュで釣鐘の目をくらませ、短刀の痺れ薬で釣鐘を気絶させる。
そして初春がいないことを美琴に伝え、あとを佐天に託し、自身も力尽きる。
・戦いを見ていた近江が学園都市の技術を危険視し、二度と近づかぬよう上忍の名において布告。
いわく、釣鐘の変貌には『暗闇の五月計画』が関与していた。釣鐘の処断は学園都市の法に委ねる。
・回想:黒子いわく、ヤンキー三人は二ヶ月前に捕まったATM荒らしグループ。
脱獄の報告がないので、第二少年院自体がグル。二台の車は囮(おとり)。
・少年院で佐天が警備員の事情聴取をはぐらかす(動機は初春がいるかもしれない少年院への潜入)
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第115話:跳躍
・佐天が拘置所の宿直室へ(戦争が近いという噂、酔っぱらいでいっぱいの保護室)
・佐天が拘置所の宿直室の窓から脱出し、女子棟にいるかもしれない初春を助けるために、
意を決して、警備員棟の屋上から看守棟へ跳び移る。
届かず、落ちそうになるが、ロボットに預けたニンジャ吸盤グローブ(→14巻105話)で壁に引っ付く。
(柵川中学 / 橋国院長の顔のロボットにびっくり / 佐天「許せない」
『インディアンポーカー』で走り幅跳びのユースオリンピック級のジャンプは習得済み(→14巻99話))
・更衣室で佐天が看守らの目をかいくぐり、看守服を入手
(話しかけても上の空の人が多かったと話す看守(伏線?) / 3629)
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裏表紙:雷斧(らいふ) (愛上陸(あいうえおか)の応援イラスト)