赤目無冠のぶろぐ

アニメ要約・批評、仮想通貨(ビットコイン、モナコイン)、将棋・麻雀、音楽(作曲、DTM、ベース)、思想など

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桜場コハルによる『みなみけ』第21巻のまとめ

桜場コハルによる『みなみけ』第21巻(講談社、2020年12月)のまとめ(要約・考察・感想・レビュー)


・表紙:ひざを折り曲げて、こちらを見る制服姿の千秋と、ふじおか

・帯の文:
  目が合ったあなた、平凡な日常を覗いてきませんか?
  累計500万部突破!
  大人気日常コメディの最新刊、
  読んでくれたらきっと損はさせません!

※『兄ちゃんの弟』1巻同時発売

・裏表紙:ライオンのドアノッカー(第389話参照)

・最初のカラーページ:春香、2匹の猫(第374話参照)、ふじおか

・登場人物の紹介の違い:リコ。(第20巻)→リンちゃん。(第21巻)


・第374話「どっちにする?」
  どっちにするか悩む話。
  保坂と学校に迷い込んだネコがどちらがかわいいか争うのがオチ。
  春香・マキ・アツコ・速水・保坂が登場。扉絵は春香。場所は高校。

  芦名(あしな)君と橋谷(はしたに)先輩(どちらも彼女がいる)、アビシニアンとペルシャ(猫)、
  アクティブな甘えん坊と落ち着いた賢いタイプ、
  (猫耳、保坂「このオレに何が起こったか…見てみるといい」)

  ※速水の「いやさ」は感動詞の「否(いや)」と終助詞の「さ」。「いや」の強調。
   自分が今言ったことを取り消したり、訂正したりする時に使う。

・第375話「ハンデをくれ」
  千秋がかけっこの際、冬馬にハンデをもらい、卑怯な策で勝つ話。
  彼女が「お前とは勝負への執念が違う」と言い、ノラ猫並みの逃げ足で逃げるのがオチ。
  千秋・冬馬・内田・吉野が登場。扉絵は冬馬。場所は公園?

  ノラ猫、徒競走、千秋「カッコ悪い」「断るフリ」、×圧勝→○接戦、吉野「泥沼の勝負」

・第376話「アレコレ」
  早朝、夏奈が多忙な春香に「アレをアレしといて」と言われる話。
  千秋による春香への感謝の作文から「カナ食器洗っといて」と判明するのがオチ。
  春香・夏奈・千秋・内田・吉野・マコトが登場。扉絵は千秋。場所は南家と小学校。

  春香「忙しい」、ソース、マコトの足の間にあるアレ→赤面するマコト→千秋が内田に貸した消しゴム、
  千秋「コレのココをアレする」→「消しゴムの角を使う」、掃除、洗濯、食器洗い、
  (春香への感謝の作文を読む千秋、「手伝いなさいよ」と言う夏奈)

・第377話「外に出る」
  夏奈が手の届く範囲に物を積み上げた結果、コタツから出られなくなる話。
  皆で潜っていたら逆に暑くなり、外に出たくなるのがオチ。
  春香・夏奈・千秋・内田が登場。扉絵は内田。場所は南家。

  コタツの起源→室町時代の囲炉裏(いろり)、マンガの城壁、台所のお菓子、
  内田弾正(だんじょう)、「相成り申した」「あいすまぬ」などのサムライ風の改まった言い方、
  ベランダの戸の開け放し→「寒い」→冬、援軍の春香、コンビニ、汗、カゼ

  ※弾正(だんじょう)は律令制の弾正台の官員。監察する人。

・第378話「帰らない」
  冬馬が様々な転ぶミステリースポットのせいで、南家から帰れなくなる話。
  結局、泊まることになり、夏奈に「昼までいる気か?」と言われるのがオチ。
  春香・夏奈・千秋・冬馬・ふじおか・(ナツキ)が登場。扉絵は冬馬。場所は南家。

  ミステリースポット、「転ぶ」、廊下のワックスやふじおか、
  雨→暗くなって凍る→冬、「送る」(春香と夏奈の扱いの差)、
  ゲーム、朝食のパン、カラスミ、昼食のパスタ、(千秋「勉強するか」、冬馬「帰ろう」)

・第379話「年末感」
  皆で年末感について語り、大掃除をする話。
  夏奈がヒトミの助言で内田が読んでいたおもちゃ屋の広告をひもで縛って捨てようとするのがオチ。
  春香・夏奈・千秋・内田・ヒトミが登場。扉絵はヒトミ。場所は南家。

  おもちゃ、内田「アクアかベリー」、12月(冬)、年賀状、おせち、
  イルミネーション→恋人たちの甘い言葉→甘いケーキ、正月、
  掃除のプロ・ヒットミン、ヒトミ「キレイにならなくなくもない」、
  千秋「ミゾ カド スキマ」「重箱の隅」、アピール、夏奈「汚れ」、ヒトミ「捨てる」

・第380話「聞いてみよう」
  千秋がマコトへの年賀状にどんな返事を書くべきかマコちゃんに聞いてみる話。
  彼女が「昨年はちょっとだけお世話になりました」と書くのがオチ。
  春香・夏奈・千秋・内田・マコちゃん・マコトが登場。扉絵はマコちゃん。場所は南家と小学校。

  駅伝(冬)、みかん、お雑煮、甘酒、おもち→クラムチャウダー→ココア、内田ユカ→住所→ネズミ年、
  年賀状、ちょっとした日頃の感謝→未来のない文、(千秋「今年こそよろしく」)

・第381話「届け」
  工作が得意で背が高いナツキが台を作ったり、高い所の物を取ったりする話。
  彼が木の高い所に冬馬が作った鳥の巣箱を置くのがオチ。
  春香・夏奈・千秋・冬馬・ナツキ・内田・(吉野?)・(マコト?)が登場。
  扉絵はナツキ。場所は南家と小学校。

  工作、千秋「届く」「いい所」「不器用なカナ」「踏み台」、
  ナツキ「発想の柔軟さ」「おチビさんのやわらか頭」「ヒーロー」、鳥の巣箱

・第382話「ふたつ」
  マコトが千秋の代わりに箱(段ボール)を音楽室まで運ぶ話。
  千秋が大声でマコトに段ボールの底が抜けて中の物がすべて落ちたことを伝え、
  マコトが聞こえないフリをするのがオチ。
  千秋・冬馬・内田・吉野・マコトが登場。扉絵はマコト。場所は小学校。

  プリントと箱(段ボール)(楽な道と苦しい道)、千秋「お年寄り」、吉野「落とし物」、
  内田「発声練習」、「ふたつ」のトレーニングであるリップロールとロングトーン、音階練習、
  音楽室、楽器(オルガン、メロディオンカスタネット、タンバリン、トライアングル)、
  いいニュースと悪いニュース、先生、(カスタネットをカンカンと鳴らす千秋、耳を塞ぐマコト)

  ※「悪いニューズ」は誤植?

・第383話「気持ち入り」
  夏奈がバレンタインのチョコに込めた気持ちを藤岡に伝える話。
  彼女がチョコを「安心する身近な存在」と評し、彼がそれを気持ちと誤解するのがオチ。
  春香・夏奈・千秋・藤岡・タケルおじさんが登場。扉絵は夏奈。場所は中学校と南家。

  バレンタイン、夏奈「返して」、差出人不明のチョコ、義理と本命、
  グラデーション、パンドラ、シュレディンガー、タケルが会社でもらった6個3000円のチョコ、
  夏奈「開けて(食べて)みなきゃわかんない」

・第384話「やります」
  速水がバレー部の次の部長を決める話。
  千秋が「愛に落ちたのだ」と言う保坂からボールをあっさり奪い、部長になるのがオチ。
  夏奈・千秋・速水・マキ・アツコ・内田・保坂が登場。扉絵は千秋。場所は南家と公園。

  内田「やります」、乗り気ではないマキとアツコ、落ち着きのあるアツコ、偉そうな千秋、
  保坂「そぞろに揺蕩(たゆた)う」、(千秋部長)

・第385話「ドーン」
  千秋がリンちゃんの背中をドーンと押すことで、彼女を気乗りしない飲み会に行かせる話。
  酔ったリンちゃんが「受け入れてくれる」と言いながら、千秋にからむのがオチ。
  春香・夏奈・千秋・リンちゃんが登場。扉絵はリンちゃん。場所は南家。

  夏奈による保護、カバンとコート、春香のお茶→千秋のバツジェスチャー、カシオレかビール、
  劇場版『ヨシコイ』(第18巻第335話参照)、映画、リンちゃん「一人は寂しい」、空気

・第386話「余計なこと言う」
  夏奈が春香の助けなしで千秋と一緒にカレーを作り、
  見かねた春香が余計なことをする(シャリシャリと米をとぎ、ごはんを炊く)話。
  千秋が春香のごはんのみを褒め、夏奈が「余計なこと言うんじゃないよ」と言うのがオチ。
  春香・夏奈・千秋が登場。扉絵は春香。場所は南家。

  千秋のピラティス、家事の手伝い、春香「え」、料理、肉じゃが、リンゴ、
  ゴロゴロ、ウロウロ、コソコソ、シャリシャリ、チョロチョロ、
  (ソースを持つ千秋、「よけいな物をかけるんじゃないよ」と言う夏奈)

・第387話「強く推す」
  千秋が水族館行きを強く推すが、内田の希望で牧場に行くことになる話。
  アルパカに触れ、手の匂いを嗅ぐ千秋を内田が観察するのがオチ。
  春香・夏奈・千秋・内田・吉野・冬馬が登場。扉絵は千秋。場所は南家と小学校と牧場。

  夏奈「チキンカレー」or千秋「ビーフカレー」→内田「グリーンカレー」(タイのスープ)、
  吉野「動物園」or冬馬「水族館」→内田「牧場」、バーベキューやソフトクリーム、アルパカ

・第388話「趣味の話」
  趣味の話。千秋が消しゴムのカスをソバのように長くし(最近の日課)、
  それを見た冬馬が「アニキなら3メートルはいけるな」と言うのがオチ。
  千秋・内田・吉野・マコト・冬馬・(ナツキ)が登場。扉絵は千秋。場所は小学校。

  内田「サボテン」、吉野「盆栽」、マコト「ギター」、親戚の兄ちゃん(いとこ)、「モテる」、
  千秋「(趣味とは)ひっそりと完結する自分の中の世界」「無駄」、吉野「変わった趣味」、
  冬馬「バンド」「料理」「ソバ打ち」、千秋「日課」「消しゴム」、(千秋、ソバ、冬馬とナツキ)

・第389話「完成!」
  ねんどで「いきもの」を作る話。内田のヘビとマコトのライオンでできたドアノッカーに
  冬馬の魚がくっつくことで、マーライオン的な何かが完成するのがオチ。
  千秋・吉野・内田・マコト・冬馬が登場。扉絵はマコト。場所は小学校。

  ねんど、ソバの三たて(挽きたて、打ちたて、茹でたて)(前話参照)、吉野の沖縄のシーサー、
  「いきもの」、内田のヘビ→顔?、マコトのライオン→犬?、ドアノッカー、
  冬馬の魚、マーライオン、(「チアキは何作ったの?」と千秋に聞く吉野)

  ※マーライオンシンガポールにある像。上半身はライオン、下半身は魚。

・第390話「フツーに最高」
  料理の味見の際、夏奈が「フツー」ではないリアクションを春香に求められる話。
  彼女が「普通 最高」と評すのがオチ。
  春香・夏奈・千秋・リコ・ミユキ・藤岡が登場。扉絵は夏奈。場所は南家と中学校。

  夏奈「ビックリ」、ミユキからのサプライズのプレゼント→ラッピングされた折り畳み傘の返却、
  わざとらしいオーバーリアクション→「キャー」「ホント」「ウソ」、「フツー」、自習


~備考・考察・感想・レビュー~

・よく出てくる場所は南家と小学校。
 高校は第374話のみ。中学校は第383話と第390話のみ。

・上記の影響で、小学生が活躍する話が多い。
 特に千秋が活躍する話が多い。彼女が登場しないのは第374話のみ。
 同様に内田が活躍する話も多い。彼女の登場回数は冬馬よりも多い。

・ナツキは登場するが、アキラとハルオは登場しない

・中学生のケイコが登場しない

・第380話でマコちゃんが久しぶりに登場(第19巻第353話以来)

・社会人のリンちゃんが第385話で活躍。一方で中学生のリコは第390話で少し話すだけ。

・芦名(あしな)君と橋谷(はしたに)先輩→第374話

・マコトの親戚の兄ちゃん(いとこ)→第388話